暑い季節になると、コーヒーゼリーやフルーツゼリーが食べたくなりますね。
私も大好きでよく作ります。
ひんやりとしてつるんとした食感が何とも言えず、ついたくさん食べてしまいます。
かんてんゼリーも美味しいですが、何と言ってもあのゼラチンの滑らかさにはかないません。
ただ、ゼラチンはときどき無残にもダマになって、「アーア!」というときがありますね。
そこで、粉ゼラチンの失敗しない溶かし方とダマになってしまったときの対処法をご紹介しましょう。
ゼラチンがダマになった!原因はどこに?
ゼラチンは、溶かしてからジュースなどのゼリー液に混ぜるのはご存知ですよね。
私は「面倒だから」と、温めたコーヒーにゼラチンを直接入れてしまったことがありました。
もちろんゼラチンは塊になって大失敗!
どんなにかき混ぜてもゼラチンは溶けませんでした。
ゼラチンはあらかじめ、ゼラチンの量の5倍ぐらいの水でふやかす必要があったのですね。
熱いお湯に入れるのもNGでした。
ゼラチンは60度くらいの時が一番良く溶けるのです。
沸騰したお湯に溶かすとゼラチンが変質して、固まりにくくなるのですね。
初心者でも簡単!ゼラチンがダマにならない方法とは?
ゼラチンをダマにならないようにするには、15㏄~20㏄の水にゼラチン5gぐらいを振り入れるようにして溶かすのがコツです。
私は小型の泡だて器を使ってかき混ぜています。
こうするとダマになりにくいですよ。
ゼラチンをふやかすとき、ゼラチンを先にボウル等に入れておいて、後から水を注ぎこむのは失敗のもとです。
私の経験上、かなり注意してもダマができてしまいます。
必ずボウルなどのいれものには先に水を入れておき、後からゼラチンを入れるようにします。
ゼラチンをさらに良い状態で溶かすには、ふやかしてから、湯せんかレンジで軽く温めるのがいいですよ。
ちなみに、最初からぬるま湯でゼラチンを溶かすのも危険です。
お湯のほうが溶けやすいような気がしますが、ゼラチンの周りだけが水分を吸って、ダマができることがあります。
ふやかすときは普通の水が良いですよ。
ゼラチンがダマになったら再加熱で溶かせばいいの?
もしゼラチンをふやかしているときにダマができてしまったら、湯せんで溶かすことはできます。
ただし、よほどひどく固まってしまった場合は、全部のダマを溶かすのは無理です。
こんな場合は、新しいゼラチンを水でふやかして作り直したほうが良いです。
ジュースを使ったゼリーを作る際、温めたジュースにゼラチンを加えてからダマができた場合は、残念ですが再加熱してもゼラチンを溶かすことは難しいです。
茶こしなどでこしてダマを取り除き、もう一度温めて、適温にしてから新たにふやかしたゼラチンを加えましょう。
私はミカンのゼリーを作ろうとして、生のミカンを使ったことがありました。
これは大失敗!
全然固まらなくて困りましたね。
ミカン、パイナップル、マンゴー、メロンなど、たんぱく質分解酵素を含むものを使うと、ゼラチンは固まらないのです。
それなら果物を使ったゼリーは素人には無理か?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
缶詰のフルーツを使うか、生のフルーツに火を通してからゼリーに入れれば大丈夫ですよ。
夏の暑い時期には冷蔵庫に入れても、なかなかゼリーが固まらないことがありますね。
子どもたちは早く食べたくて仕方がない!
それにちゃんと固まるかどうかも心配。。
そんな時は、短時間だけ冷凍庫に入れてみましょう。
冷凍庫に入れるのは裏技ですが、かなり早く固まりますよ。
ただし、冷凍庫に放置し過ぎるとゼリーではなくシャーベットになりますので、くれぐれもご注意くださいね。
まとめ
粉ゼラチンを溶かすときは、少量の水にゼラチンを振り入れ、よくかき混ぜるのが上手に溶かすコツです。
ゼリーの場合なら、ジュースを60度ぐらいに温めて、溶かしたゼラチンを少しずつ加えてよく混ぜましょう。
ゼラチンをふやかすときにできたダマは、煮溶かすことができることもあります。
ただし、ジュースにゼラチンを混ぜた時にダマができたら、ダマを取り除いて、新たにゼラチンを加えた方が成功する確率は高いです。
ミカンやパイナップル、キウイフルーツなどのたんぱく質分解酵素を含む果物を使うときは、果物を加熱するか、缶詰を使わないとゼラチンでは固まりません。
上手にゼラチンを溶かして、美味しいゼリー作りを成功させてくださいね。