ゼリーを作ろうと思ったら、家にあると思っていたゼラチンがない!
一番肝心なものがないなんてショック!
今家にある寒天、片栗粉、アガー、マシュマロ・・・どれかで代用はできないでしょうか?
もちろん代用できるもの、ありますよ!
ゼラチンの代用品になるものを比較して、どれがベストなのかを紹介します。
ゼラチンの代用に片栗粉は使える?出来上がりの違いは?
料理でとろみをつける時に大活躍の片栗粉は、ゼラチンの代わりになるのでしょうか?
片栗粉は、熱を加えることで固まる性質を持っています。
つまり、冷やすと固まるゼラチンとは逆の性質なんですね。
ですから、片栗粉を使って固める場合は、材料と片栗粉を合わせて加熱し、固まってから冷やすという工程になります。
ただ、この作り方だと、ゼリーのように型に流して冷やし固めることは難しいです。
また、出来上がりは、とろみ程度の固さになり、しっかり形が定まりません。
ですので、ゼラチンの代用として片栗粉は、適してるとは言えません。
残念ですが、片栗粉をゼラチンの代わりに使って、イメージ通りのゼリーは作れません。
片栗粉はあきらめましょう。
ゼラチンの代用なら寒天?アガー?マシュマロ?どれがベスト?
片栗粉がダメなら、他の代用品を探さなくちゃですね!
もしも家に、寒天、アガー、マシュマロがあったとしたら?
それぞれ検証してみましょう。
寒天
結論としては、寒天はゼラチンの代用として使うことは可能です。
寒天はフルーツの酵素に強いので、特にフルーツゼリーを作るときには一番適した代用品です。
ただ寒天は、使う前に水に浸して戻したり、溶かすために時間がかかります。
食感は、羊羹のようなしっかり固めに仕上がります。
ぷるぷるフルフルな食感のゼリーを期待すると、何やら違ったものができあがります(笑)
アガー
アガーは、寒天よりは仕上がりがゼラチンに近いと言えます。
アガーも寒天同様、フルーツの酵素に強く、透明感があり無味無臭なので、素材の味を邪魔しません。
ただし、アガーは温度が高いうちに早く固まる性質があるので、手早く作る必要があります。
食感は、寒天と同様、固めに仕上がります。
マシュマロ
意外かもしれませんが、マシュマロの原料はゼラチンです。
マシュマロをゼラチンの代用として使う場合は、マシュマロと材料をまとめて水で煮溶かして、ゼリーを作ることができます。
ただ、マシュマロはすでにかなり甘いので、ゼラチンの代わりに使う場合は、砂糖の量を減らしましょう。
じゃないと、尋常じゃないほどの甘いゼリーができてしまいます。。
マシュマロは着色されているので、マシュマロをゼラチン代わりに使って作ったゼリーは、透明感は出ません。
そのため、ムースやプリン、色の濃いゼリーに適しています。
ゼラチンのベストな代用品は・・・意外にもマシュマロ!
ゼリーを作るときゼラチンがなくて代用するなら、これらの中のどれがベストかといえば、個人的にはゼラチンが原料のマシュマロです。
まぁ、なにせ同じゼラチンなので(笑)
ただ、ゼリーの透明感を出すにはアガー、フルーツとの相性としては寒天も捨て難いところです。
まとめ
ゼラチンがなかった場合、家にあるもので代用できるかを紹介しました。
残念ですが、片栗粉はゼラチンの代わりとしては使わないほうがよく、もしあれば、寒天、アガー、マシュマロから選んでください。
寒天、アガー、マシュマロには、それぞれゼラチンに似ているところと違うところがあります。
ゼリーの透明感を出したければ寒天かアガー、一番ゼラチンの食感に近くなるのはマシュマロです。
好みの仕上がりと食感でチョイスしてみてくださいね。
寒天、アガー、マシュマロがない場合は、ゼラチンを買いに行くことをおすすめします(笑)