天ぷらをするとき「かき揚げ」もよく作るのですが、ついつい多く作り過ぎて、食べきれずに余ってしまうことがあります。
かき揚げって冷蔵庫に入れておくと、次の日しなっとして柔らかくなりますよね。
実は、かき揚げは冷凍保存できます。
ちょっとしたポイントを押さえれば、冷蔵庫に入れるよりも冷凍するほうが、長くおいしく保存できるんです。
作りすぎたかき揚げを美味しく保存する冷凍の仕方と、多く作り過ぎても安心!余ったかき揚げのアレンジメニューをご紹介します!
かき揚げの上手な冷凍方法は?どれぐらい保存できる?
作ってしばらく放っておくと、ベタベタになったり油が回ってしまうかき揚げ。
天ぷら系を冷凍するなんて!?と思うかもしれませんが、実はかき揚げの保存は、冷凍するのが最善の保存方法なんです。
なぜなら、密封してできるだけ早く冷凍することで、かき揚げが酸素に触れる時間が減り、油の酸化を防ぐことができるからです。
かき揚げの味の劣化は、この油の酸化が原因なんですね。
かき揚げの上手な冷凍の仕方を紹介します。
まず、揚げ上がったかき揚げは油をよく切り、網の上に上げて、粗熱を取ります。
粗熱が取れたら1つずつラップに包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて、口をしっかり密閉して、冷凍庫に入れます。
冷凍方法は超簡単ですよね!
かき揚げは、揚げた後、なるべく早く冷凍するのがおいしくキープするコツです。
なので、さらに超スピードで冷凍するには、冷凍庫の中にアルミや金属製のトレイを置きます。
その上に、かき揚げが入った保存袋を置けば、冷凍されるまでのスピードが速くなりますよ!
この方法でかき揚げを冷凍保存できる期間は、2週間から1ヶ月が目安です。
かき揚げを冷凍した後おいしく解凍する方法は?
冷凍したかき揚げを解凍する方法は、自然解凍です。
自然解凍は、冷凍のまま常温に置いておくと水分が出やすく、ふにゃっとしがちです。
そのため、冷蔵庫に移してゆっくり溶かす方が、おいしく食べられます。
冷蔵庫に移して解凍するのは数時間かかるので、急いで解凍したい場合は、レンジの解凍モードを使います。
このとき、解凍しすぎないことと、イカが入ったかき揚げはレンジで解凍すると爆発することがあるので、くれぐれも気をつけてくださいね。
なるべくサクサクのかき揚げに戻したい時は、自然解凍の後、一度丸めて広げたアルミホイルにかき揚げを敷いて、オーブントースターで5分ほど焼きます。
余分な水分と油が落ちて、サクッとします。
オーブントースターではなく、魚焼きグリルでもできますよ!
冷凍したかき揚げのアレンジアイデア
とはいえ、先ほどご紹介した方法で衣をサクサクに戻したとしても、一度冷凍したかき揚げは、どうしても味が落ちてしまいます。
冷凍して解凍することで、具材の水分や旨味が外に出てしまうからなんですね。
そこで、冷凍かきあげをアレンジして食べるアイデアを紹介します!
かき揚げの卵とじ丼
冷凍したかき揚げを解凍したら、卵とじにします。
めんつゆをお湯で薄めただし汁に、かき揚げを入れて温めて、卵でとじます。
それを丼によそったホカホカご飯にのっけて、卵とじかき揚げ丼に!
だし汁とふわふわの卵で、冷凍かき揚げとは思えない料理になります^^
お味噌汁の具にかき揚げをイン!
お味噌汁に凍ったままのかき揚げを入れると、少し浮く油が味噌に馴染んで、おいしい具に早変わりします。
たまには、ちょっと変わったお味噌汁もいいですよ~
かきたまスープやミネストローネなどにかき揚げをイン!
かきたまスープやミネストローネなどのスープに、かき揚げを凍ったまま入れます。
かき揚げの衣が溶けてスープに馴染み、ひと味違ったスープに変身します。
かき揚げが加わることで、腹持ち良いスープになります。
まとめ
かき揚げの冷凍の仕方と解凍方法、冷凍かきあげのアレンジアイデアを紹介しました。
ついつい作りすぎてしまったかき揚げは、常温や冷蔵保存ではなく、なるべく早く冷凍してしまったほうが、保存もきき、後からでもおいしく食べられます。
かき揚げを冷凍した場合の賞味期限の目安は、長くて1ヶ月です。
水分が多い具材を入れたかき揚げは、味が落ちやすいので、2週間ぐらいを目安にしたほうが良いですよ。
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