とろろ昆布のパッケージには「開封後はお早めにお召し上がりください」と書かれていますよね。
でも、「お早めに」ってどれぐらいなのか、気になったことありませんか?
時々、とろろ昆布が赤く変色することもありますが、腐ることもあるのでしょうか?
とろろ昆布は開封後どれくらい日持ちするのか、カビたり腐ったりするのか、開封後のとろろ昆布の上手な保存方法をご紹介します。
とろろ昆布が赤い?腐ったりするの?
とても薄いとろろ昆布はとても湿気を嫌がります。
開封後、外気に触れると赤っぽく染まっていきます。
赤くなったのはカロテンの色素のせいで、色が変わるので心配になりますが、身体への影響はありません。
とろろ昆布は、乾燥昆布を加工したものです。
そのため、日を置いたからといって、自然に腐るものではありません。
保存状態が良ければ、未開封のとろろ昆布は半年〜1年保存できます。
しかし、外気によって変化しやすいため、開封後は保存方法に気をつける必要があります。
開封後は1週間程度で食べきると良いですよ。
とろろ昆布にカビが生えた⁉︎見分け方は?
とろろ昆布は、ぱっと見てカビを見分けることは非常に難しいです。
しっかり乾燥した加工前の昆布には、よく表面に白いものが浮いているのが見えたりしますよね。
これはグルタミン酸マンニットという旨味成分です。
この成分は水分に溶け出す性質がありますが、コンブが乾燥すると浮き出てきます。
ですから、昆布が白ければそれだけ旨味が含まれているというわけです。
ところが、薄く削ったとろろ昆布では、この白いシミがグルタミン酸マンニットなのか、あとから生えたカビなのか、見分けがつきにくいのです。
とろろ昆布のパッケージに「開封後はお早めにお召し上がりください」と書かれているのは、そのせいなんですね。
カビかどうか見分けがつかないまま食べてしまう可能性があるので、カビが生えないうちに食べて欲しいということです。
開封後は2〜3日中に食べきるようにというメーカーもあります。
カビが生えているかどうか見分けるのは見た目では難しいので、まず匂いをチェックします。
とろろの磯の香りとは反して、カビると独特な苦味や埃っぽい不快な臭いを発します。
そして、とろろ昆布全体を触ってみて、湿っていればそれは確実にカビています。
こうなると食べるのは危険なので、処分してください。
とろろ昆布を開封後日持ちさせるためにおすすめの保存容器は?
しっかり乾燥させた昆布を、鋭い刃で薄く削って作るのがとろろ昆布です。
一枚一枚が薄いため、湿気を吸いやすいので要注意です。
開封後、うっかり封があいたまま放置しておくと、あっという間に湿気てしまいます。
とてもデリケートなとろろ昆布は、外気の影響を受けやすいため、とろろ昆布の保存は冷蔵や冷凍よりも、常温保存が向いています。
冷蔵庫や冷凍庫では、冷たく乾燥した状態で保存できるものの、使うたびに出し入れすると、冷気が溶けて結露となり、とろろ昆布に付着するからです。
冷たい場所から常温への出し入れによって、味が落ちたり、臭いが移ったり、カビの原因となります。
ですので、開封後のとろろ昆布の保存は、常温でも湿気や高温を避け、臭いが移らない密封容器での保存が必要です。
そこで、とろろ昆布の保存にぴったりな保存容器を紹介します。
野田ホーロー スクウェア シール蓋付
ホーロー製なので、容器からの臭い移りがなく衛生的に保存できます。
開け閉めが楽なシール蓋も便利ですよ。
乾物だけでなく作り置きおかずの保存にもピッタリなので、ホーロー容器はいくつか持っておくと重宝します。
KEEPOT ラストロウェア キーポット850
丈夫なパッキンで、とろろ昆布を外気からしっかり守ってくれます。
中身が見えて、広口で使いやすい角型容器です。
大きさのバリエーションも豊富なので、ぴったりなサイズがきっと見つかりますよ。
チャーミークリア セラーメイト
ガラスなので、全体がクリアで容量がわかりやすいです。
アクリル樹脂の軽い蓋ですが、パッキンがついているので密閉性が高いです。
まとめ
とろろ昆布は未開封の場合は半年~1年程度が賞味期限ですが、開封後は1週間ぐらいで食べきると良いです。
思いのほか開封後の賞味期限が短いのは、とろろ昆布は外気に触れると湿気やすいからです。
開封後のとろろ昆布は外気に触れないよう、密封した状態にするのがおいしさをキープする秘訣です。
冷蔵庫や冷凍庫は、出し入れしたときに霜がつきやすいのでとろろ昆布は常温で保存するのがおすすめですよ。