パプリカをたくさんいただいたのですが、すぐに食べ切れない程の量です。
パプリカの賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
パプリカをできるだけ長く保存するには、どうすればいいのでしょう?
パプリカは、生のままでも1週間日持ちします。
もっと長く保存したいなら、冷凍したり、ピクルスにするという方法もありますよ。
パプリカの賞味期限、日持ちさせる保存方法、賞味期限が過ぎたパプリカを食べても良いか見分ける方法についてご紹介します。
生のパプリカの賞味期限は冷蔵庫でどれくらい?日持ちさせる保存方法は?
生のパプリカは、常温でも保存することができます。
パプリカは水気を嫌うので、新聞紙にくるんで風通しの良い涼しい場所に置きます。
こうすると1週間程度は日持ちします。
でも、冷蔵庫に入れないとなんとなく不安ですよね。
特に夏場の室内は30℃以上になることもあるので、私はパプリカはほぼ冷蔵庫で保存しています。
冷蔵庫で保存する場合は、キッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れます。
この時、ポリ袋の口をゆるく開けておくことがポイントです。
袋の中が結露したり、パプリカ自身の水分がたまると、菌が繁殖する原因になってしまうのです。
ですので、袋の口を開けておけば水分がこもらず、10日から2週間くらいは保存することができますよ。
パプリカを冷凍すると賞味期限はどれくらい?上手な冷凍方法は?
パプリカをもっと長く保存したいなら、冷凍することもできますよ。
冷凍する場合は、凍ったまま使えるように、調理する時の大きさに切っておきます。
これを小分けにしてラップに包み、冷凍保存袋に入れて冷凍します。
冷凍したパプリカの賞味期限はおよそ1ヶ月です。
食べる時は凍ったまま加熱調理します。
パプリカは賞味期限切れるとどうなる?食べられるかどうか見分け方は?
パプリカは乾燥に強いので、ただ水分が抜けただけなら食べることができます。
実際、パプリカのタネを取って細切りにしたものを天日に干して、乾燥させて保存することもできますよ。
乾燥させたパプリカの保存期間は、冷蔵庫で1ヶ月です。
ちなみに、香辛料のパプリカパウダーは、パプリカをパリパリに乾燥させて粉末にしたものです。
香辛料といっても辛くはないのですが…。
パプリカパウダーの賞味期限は1~2年とかなり長持ちします。
では、パプリカが傷んだ場合、どのように見分ければよいでしょうか?
まず、見た目が問題なさそうでも、表面がぬるぬるしていたらNGです。
何かの菌が繁殖しています。
ぬるぬるしていなくても、部分的に変色していたりプヨプヨとやわらかい場合は、食べるのをやめたほうがいいでしょう。
においがおかしいと感じたら、絶対に食べないでください。
もし口に入れて味が変だと気付いたら、すぐに吐き出して口をゆすぎましょう。
体内に菌を入れないことが大切です。
パプリカはピクルスにすると賞味期限はどれくらい?
このほかにパプリカを長期保存するには、ピクルスにするという方法があります。
ですがどんな漬け方をしたかによって、賞味期限は大きく変わります。
例えば、浅漬け感覚で、洗って水気を切ったパプリカを甘酢に漬けただけなら、賞味期限は1週間ほどです。
でも本来のピクルスは、煮沸消毒をした瓶に、煮沸消毒した野菜と漬け汁を入れて、さらに瓶ごと煮沸消毒して作るものです。
瓶の中を限りなく真空に近い状態にするために、脱気という作業もします。
こうして菌の数を減らして、長期保存を可能にしたものが、本来のピクルスです。
菌の数を減らすのに成功したピクルスは、未開封なら1年保存することができますよ。
ピクルス独特の色や味は、煮沸消毒されているからなんですね。
まとめ
生のパプリカの賞味期限は、常温で1週間ほどです。
キッチンペーパーに包んでポリ袋に入れ冷蔵すれば約2週間、冷凍すれば1ヶ月も持ちます。
本格的なピクルスに挑戦すれば、1年間でも保存することができます。
生のパプリカは、ビタミンCの含まれる量がズバ抜けて多い野菜です。
その上、加熱調理してもビタミンCが壊れにくいという性質があります。
赤いパプリカ1つには、レモン3個分のビタミンCが含まれているんですよ!
サラダに少し加えるだけで、ビタミンCの量がグンと増えますし、炒め物にしてもビタミンCがたっぷり摂れます。
優秀なパプリカを無駄なく摂って、健康を維持しましょう。