クッキーを作ろうと思ったけど、レシピを見ていたら、普通の型押しクッキーの他にアイスボックスクッキーというものを見つけました。
アイスボックスクッキーと普通のクッキーの違いって何なのでしょう?
手作りクッキー初心者が作るなら、簡単なのはどちらのクッキーなんでしょうか?
アイスボックスクッキーとは何かとアイスボックスクッキーと型抜きクッキーの違いを紹介します!
アイスボックスクッキーとは何?
アイスボックスとは冷凍庫のこと。
ざっくり言うと、アイスボックスクッキーとは生地を冷凍してから焼くクッキーのことです。
アイスボックスクッキーは、生地を棒状に成形して冷やし固め、それをスライスして焼くのがスタンダードな作り方です。
モザイク柄やうずまきの模様のクッキーは、このアイスボックスクッキーの製法で作られます。
アイスボックスクッキーは、生地を凍らせてしまうことで、特性の違う生地同士を合わせても、混ざり合わないのが特徴です。
この特徴を利用して、チョコレートや抹茶、食紅などで色づけた生地を組み合わせた、色とりどりの多色クッキーや模様が入ったクッキーが作れるというわけです。
アイスボックスクッキーは生地を棒状にすることで、好きな厚さにスライスでき、それを伸ばせば大きさも調整できます。
また、アイスボックスクッキーの生地にはあらかじめ模様を組み合わせておくので、生地を切っていけば金太郎飴のように同じ模様がいくつも作れます。
クッキーを大量に作りたいときに向いています。
アイスボックスクッキーは、バターを多く配合した柔らかめの生地で作るので、見た目だけでなく風味もよいクッキーです。
生地を形成している間は手をかけるため、グルテンが増して硬いクッキーになりそうと思われるかもしれません。
でも、クッキー生地を冷やすことでグルテンの働きは抑えられるので、硬くならずサクサクなクッキーになりますよ。
アイスボックスクッキーと普通のクッキーの違いは?簡単に作れるのはどっち?
普通のクッキーは、生地を冷蔵庫で寝かせた後に伸ばして、型抜きをして作りますよね。
普通の型抜きして作るクッキーは、アイシングをしたり、クリームをサンドするのに適しています。
ただ、型抜きクッキーは、アイスボックスクッキーのような模様を入れたり、多色組み合わせはできません。
生地の色を分けて作ったり、模様を組み合わせたりするアイスボックスクッキーより、混ぜて、寝かせて、型抜きして焼く普通のクッキーの方が簡単です。
ただ、アイスボックスクッキーは、模様が組み合わせてあると手が込んで見えるので、上級者っぽく見せられますよ(笑)
また、大勢の人に配るなど大量にクッキーを作る場合は、冷やした棒状のクッキー生地をカットするだけなので、その場合はアイスボックスクッキーのほうが楽です!
バレンタインのお返しに大量に配ったりする場面では、アイスボックスクッキーのほうが見栄えがするし、大量に作りやすいので、個人的にはおすすめです。
アイスボックスクッキーの生地で型抜きクッキーは作れる?
アイスボックスクッキーは、プレーン生地にチョコレートや食紅を使用するため、やや硬めの食感になることがあります。
そのため、粉を少なめにしてバターを多めにして、サクサク食感になるよう工夫しているレシピが多いです。
粉が少ない分、比率として水分が多くなり生地が少しゆるくなるので、卵は全卵ではなく卵黄のみを使用するレシピもあります。
しかし、いろいろなレシピを見たのですが、アイスボックスクッキーと型抜きクッキーの材料比は、それほど大きく違いません。
ですので、アイスボックスクッキーの生地でも型抜きクッキーは作れます。
アイスボックスクッキーを作るつもりが、途中で気が変わっても大丈夫です(笑)
ただし、型抜きクッキーを作る工程で生地を冷凍しないので、もし生地がゆるすぎると、型抜きが難しくなります。
その時は、少々薄力粉を加えて、ある程度扱いやすい生地に仕上げれば問題ありません。
むしろ、アイスボックスクッキーの生地で型抜きクッキーを作った場合は、バターの風味がたっぷりのサクサクで美味しいクッキーになりますよ。
まとめ
アイスボックスクッキーとは、クッキー生地を棒状にして一度冷凍してから、それをカットして作るクッキーです。
複数の種類のクッキー生地を組み合わせることができるので、市松模様やうずまき柄などの模様のクッキーができます。
模様を作るタイプのアイスボックスクッキーはちょっと手間がかかりますが、プレーンな生地のみであれば、初心者でも失敗なく作れますよ!