グルメな友人に、今度本場のチーズフォンデュが食べられるお店に一緒に行こうよ!と誘われました。
めっちゃノリノリなんですが、ふと、チーズフォンデュをレストランで食べたことがないことを思い出しました。
そもそもチーズフォンデュって食べ方のマナーはあるのでしょうか?
串から直接食べるものだと思っていたけど、実はナイフとフォークを使ったりするのでしょうか?
そこで、この記事では、チーズフォンデュの食べ方と本場スイスのチーズフォンデュのマナーをご紹介します!
チーズフォンデュの食べ方 フォークは使わない?
日本でチーズフォンデュが食べられるレストランは、日本人好みの具材を揃えてくれ、食べやすくサーブしてくれます。
チーズフォンデュを食べるときは、鍋底まで届く枝の長い先が割れた金属製の串を使います。
レストランでは、ほかの料理用にお皿と普通のナイフとフォークが添えられるのが一般的です。
フォークを使って食べるもの?とも思いますが、チーズフォンデュの時はそのフォークは使わず、専用の串から直接食べるのが一般的です。
でも、もし串から直接食べたくなかったり、猫舌で熱々の串からはとてもじゃないけど食べられない!というなら、チーズをつけたパンなどの具材をお皿に移して、ナイフとフォークで食べてもOKですよ。
チーズ料理専門店や有名レストランでは、お店のコンセプトや流儀に沿ったチーズフォンデュが出てきます。
よくわからない器具の扱い方や美味しい食べ方は、お店のスタッフが一番知っています。
初めてチーズフォンデュを食べるお客さんには、食べる前に説明をしてくれるお店もあります。
わからないことはどんどんスタッフさんに聞くのが、緊張せずに楽しめるコツですよ。
チーズフォンデュの食べ方のマナーは?スイスではどうやって食べてる?
チーズフォンデュはスイスの名物のイメージが強いですが、実はイタリアやフランスでもよく食べられています。
チーズフォンデュの食べ方のマナーは、国ごとに違います。
それぞれの国や地域で使う具材やチーズの種類、作り方までもさまざまなんですね~
ここでは、チーズフォンデュといえばスイス!ということで、スイスのマナーをご紹介しますね。
具材はパンとじゃがいものみ
チーズをつける具材は、日本では野菜やソーセージを見かけることもありますが、それはスイスではあり得ません!
意外にも、切ったパンのバスケットと茹でたじゃがいもだけが出てきます。
パンはフォンデュ用、じゃがいもは消化を促すつけあわせのようなものです。
ジャガイモをチーズと絡める人もいますが、崩れやすく、鍋に落ちやすいので注意しましょう。
鍋底までしっかり串を潜らせてチーズをすくう
パンを串に刺して、鍋の上部のチーズをさっとつけて食べる人がいますが、これはマナー違反なんです。
串は鍋底までしっかり潜らせて、底のチーズをすくうようにつけます。
なぜ底からチーズをすくうようにするのかといえば、食べている間ずっと鍋の底を温めているので、チーズが固まるのを防ぐために食べるときに混ぜるのです。
かと言って、串だけを入れてグルグルかき回すのはダメです!
チーズが固まったら台無しなので、底のチーズまでしっかり混ざるようにチーズをつけて食べましょう。
水は飲んじゃダメ
チーズフォンデュは、かなりたくさんのチーズを食べます。
そのため、チーズフォンデュをしている間に冷たい飲み物や水を飲むと、胃の中でチーズが固まり、消化不良を起こします。
白ワインや紅茶のような温かい飲み物と一緒に食べるのがよしとされています。
鍋の中にパンを落とすと罰ゲーム!
スイス人と一緒にチーズフォンデュを食べると、鍋の中にパンを落とすとかなり嫌われます(笑)
しっかり串にパンを刺さないと、チーズをつけたときに重みでパンが鍋に落ちることがあります。
これはスイスではペナルティものなんですね。
もしもパンを落としてしまったら、みんなが囃し立てて罰ゲームを要求します。
例えば、みんなの前で歌を歌うとか、詩を朗読させられたり!
これは、チーズフォンデュはみんなで一つの鍋をつつくので、マナー良く食べるための知恵なんですよ~
ホームパーティーでチーズフォンデュをやるときに罰ゲーム企画をすると、むしろ楽しいかも(笑)
まとめ
チーズフォンデュは、専用の串から直接食べるのがマナーです。
ナイフとフォークが用意されているときは、ナイフとフォークを使ってもOKです。
チーズをつけるときは、鍋底からすくいあげるようにします。
こうすることで、チーズを固まりにくくできるんですね。
スイスでは、串に刺したパンを鍋に落とすのは御法度です!