見た目はきゅうりにそっくり。
でもカボチャの仲間で、味や食感がナスに似ている野菜、ズッキーニ。
淡泊で美味しいので、ついついたくさん食べたくなってしまいますが、食べ過ぎると太るのではないかと心配です。
そこで、ズッキーニは食べ過ぎると太るのか?カロリーや糖質、栄養成分とともに、1日どれくらい食べるのが適量なのか、ご紹介します。
ズッキーニの食べ過ぎは太る?カロリーや糖質をチェック
ズッキーニのカロリーは、100gあたり14kcalです。
糖質は、100gあたり1.5gです。
ズッキーニそのものは、低カロリーで低糖質の野菜だといえます。
でもズッキーニは、加熱調理して食べるのが普通ですね。
例えば、ラタトゥイユの具材として煮込んだり、オリーブオイルでソテーしたり、フライや天ぷらなど…
調理したものを食べるときには、他の具材や油でカロリーが増えます。
フライや天ぷらにすると、衣に含まれる糖質も加わります。
これをたくさん食べると、カロリーや糖質も多く摂ることになります。
食べ過ぎれば、当然体重が増えてしまうことも…!
ズッキーニそのもののカロリーよりも、料理全体のカロリーを気にかけてみてください。
そうすれば、食べ過ぎを防ぐことができると思いますよ。
ズッキーニの食べ過ぎの目安は?1日どれくらいまでならOK?
ズッキーニを食べ過ぎると、カロリー以外にも困ったことが起こります。
それは、ククルビタシンという物質。
ククルビタシンは、ウリ科の植物に含まれる苦味成分です。
通常はほとんど含まれていませんが、稀にこれをたくさん含む個体ができることがあります。
これを食べてしまうと、下痢や嘔吐など食中毒の症状が現れます。
たくさん食べるということは、この苦い個体に当たる率が高くなるということです。
そんなズッキーニに当たってしまったら、どうすればいいでしょう?
ククルビタシンを多く含むものは、食べられないほど苦いので、普通は食べても吐き出してしまいます。
吐き出して食べないこと。
これが、ククルビタシンをたくさん含んだズッキーニの対処法です。
でもたまに、もったいないからとか、目の前で作ってくれた人が見ていたから、といった事情で、頑張って食べてしまう人がいるらしいのです。(泣)
どうか、無理はしないでくださいね。
通常のズッキーニなら、1日当たり1本(およそ150g)が適量だと思います。
それ以上だと、他の必要な栄養が取れなくなってしまいますからね。
何事もバランスが大事です。
ズッキーニの栄養と効能は?効果的な食べ方は?
ズッキーニには、カリウム、βカロテン、ビタミンK、葉酸、ビタミンCといった栄養素が含まれています。
カリウムには、細胞内の水分を調節する役割があり、血圧を下げて、余分な塩分を排出してくれます。
βカロテンは、皮膚や粘膜を守って健康を維持する働きがあります。
ビタミンKは、出血した時に血を固める成分や、骨を形成するのに必要なビタミンです。
葉酸は、新しい細胞を造るのに必要なビタミンで、細胞の新陳代謝に重要な役割を果たしています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、コラーゲンを造るのに必要です。
ズッキーニの栄養を体にしっかり取り込むには、やはり定番のラタトゥイユがいいと思います。
ズッキーニを使った定番料理のラタトゥイユは、夏野菜をオリーブオイルで炒めてから煮込んだものです。
煮汁ごといただくので、水に溶けやすいカリウムや水溶性のビタミンを摂ることができます。
そして、油で炒めていますから、油と一緒に摂ると吸収されやすい脂溶性ビタミンをも逃さず摂ることができるのです。
ズッキーニの栄養をしっかり摂って、健康を維持に役立ててください。
まとめ
ズッキーニは、低カロリーで低糖質の野菜です。
でも調理の仕方によっては、カロリーが高くなってしまうこともありますから、食べ過ぎには注意してくださいね。
ククルビタシンを多く含んだ苦い物に当たったら、食べるのはやめてください。
ミネラルやビタミンが豊富なので、定番のラタトゥイユにすると、脂溶性、水溶性、どちらのビタミンも逃さず摂ることができます。
どうぞ試してみてくださいね。