私は卵サンドが大好きなので、ゆで卵を頻繁に作ります。
ゆで卵は作り慣れているので失敗することは少ないと思いきや、たま~に作ったゆで卵が苦いことがあるんですよね。
「まあ、いいか」と食べてしまうことが多いのですが、そういえば苦くなる原因って何かあるのでしょうか。
今更ですが、もしかして食べると危険な場合もあったりして…ちょっと不安になってきました。
そこでこのページでは、ゆで卵が苦い原因、苦いゆで卵を食べても大丈夫なのか、苦くならないように茹でるにはどうすればいいのかをご紹介します。
ゆで卵が苦い原因は複数あり!食べて良いか見分け方は?
ゆで卵が苦い原因は次のようなことが考えられます。
ゆで卵が苦い原因 その1:ゆで卵が腐っている
卵を茹でてすぐに食べる分には問題ありませんが、冷蔵庫に入れて数日そのままにしてしまうことがありますよね。
ゆで卵が腐ると苦味が出ます。
腐ったゆで卵は、白身が糸を引き、濁った色になり、硫黄のような悪臭がします。
黄身は水っぽくねっとりした感じになります。
食べるまでもなく、見た目で明らかに普通ではないとわかると思いますが、こんな状態になった卵は
食中毒の危険があるので処分してくださいね。
ゆで卵が苦い原因 その2:腐った卵でゆで卵を作った
ゆで卵を作る前に卵が腐っていた場合も、茹でた卵が苦いことがあります。
卵はかなり賞味期限が長いので、つい大丈夫だろうと考えがちです。
それにゆで卵の場合は、卵を割らずに鍋に入れるので、腐っていることに気付かないこともありますよね。
出来上がったゆで卵が以下のような場合は、卵が腐っていたと考えられますので、潔く諦めましょう。
・白身の色が濁っている
・白身と黄身が混じったようになっている
・殻をむくとぬめりがある
ゆで卵が苦い原因 その3:卵を茹で過ぎた
これは私も時々やってしまう失敗ですが、茹ですぎてしまうことですね。
ゆで卵を鍋に入れたことをうっかり忘れてしまい、お湯がなくなる寸前に気付いて火からおろしたことがあります。
殻をむくと、卵が少し黒っぽくなっていたことがありました。
茹ですぎた卵を食べてみると、少し苦味を感じます。
卵が傷んでいるのでなければ食べられますが、いつもの美味しいゆで卵は期待できません。
ゆで卵が苦い原因 その4:味覚障害
ゆで卵そのものが苦くなったわけではなく、自分自身の味覚がおかしくなって、ゆで卵が苦く感じることがあります。
味覚障害は、加齢や鼻詰まり、心因性のストレスなどが原因で起こります。
以前はゆで卵を喜んで食べていたお年寄りが、急に「美味しくない」と食べたがらなくなったら、もしかしたら味覚障害のせいかもしれません。
ゆで卵が苦い原因 その5:添加物や調味料
スーパーやコンビニでもゆで卵を買うことができますが、市販のゆで卵が苦く感じる場合は、添加物や調味料の影響が考えられます。
自分でゆで卵を作る場合は添加物や調味料を使うことはまずないので、心配はいりません。
ゆで卵の白身や黄身だけが苦いことはある?
ゆで卵の白身だけが苦かったり、黄身だけが苦いということは、ほぼありません。
もともと白身だけが好きとか、黄身が好きという人はいますよね。
家族みんなでゆで卵を食べたら、私だけ「今日の黄身は苦い」と感じたことがありました。
この場合、好みや体調で一時的に黄身か白身が苦く感じたということですね。
卵が傷んでいる場合、例えば白身だけが腐って黄身だけは無事、ということはまず考えられません。
ゆで卵が茹ですぎで苦い!何分以上茹でると苦くなる?苦くならない上手な茹で方とは?
ゆで卵が苦い理由の一つは茹で過ぎでした。
では、何分ぐらい茹でると苦味が出るのでしょうか?
沸騰したお湯に卵を入れた場合は、6分ぐらいでやや柔らかめのゆで卵が作れます。
13分ぐらいなら、しっかりと固めに茹で上がります。
ゆで卵を茹でた時間別に食べ比べをすると、大部分の人が7~8分茹でたものが美味しいと感じるそうですよ。
黄身が流れない程度のほんの少し半熟状態のゆで卵ですね。
私もこの状態が一番好きです。
ですので、ゆで卵の理想的な茹で時間は沸騰してから7~8分と覚えておくと良いでしょう。
13分ぐらい茹でると、卵は硬くなってぼそぼそな感じになります。
さらに15分以上茹でると、黄身が黒っぽくなり苦みが出てきます。
卵を茹でた後はすぐに冷水に浸けて冷やしますよね。
しかし、ゆで卵を作った鍋でお湯に浸けたまま放置しておくと、1時間後には白身や黄身は変色して、硫黄のような臭いがして苦みも強くなります。
ゆで卵はすぐに冷やすようにした方がいいですよ。
また、ゆで卵を作る時は、他の料理をしながらということが多いですよね。
私は何回もの失敗に懲りて、最近はキッチンタイマーをかけることにしました。
キッチンタイマーをきっちり7分半にセットすれば、失敗なし!
これで苦いゆで卵にもさようならです。
ゆで卵が苦い原因と対処法 まとめ
ゆで卵が苦い理由は、
・もともと卵が傷んでいた
・ゆで卵が腐った
・卵を茹で過ぎた
・味覚障害
・市販のゆで卵の場合は添加物や調味料の影響
が考えられます。
ゆで卵から悪臭がしたり、黄身と白身が混ざっていたり、ゆで卵に粘り気がある場合は、そのゆで卵は腐っているので食べないでください。
お湯が沸騰してから7~8分茹でるのが、苦みを感じない美味しいゆで卵を作るコツです。
13分以上茹でると苦味が出るので、茹ですぎには気をつけてくださいね。