春菊はにおいや苦味が嫌い!食べられない!という人も多いですよね。
私も30代になる頃まで春菊が苦手で、鍋やすき焼きにも入れた試しがありませんでした。
でも、あるときから春菊が食べられるようになり、今はむしろ積極的に食べています(笑)
この記事では、春菊の臭いや苦味が苦手な方向けに、春菊をおいしく食べるコツやおすすめの食べ方をご紹介します!
春菊の臭い消しのポイントは?
春菊の独特な香りは「大好き!」と「大嫌い!」と面白いほど真っ二つに意見が分かれますよね。
好きな人は「香り」と表現しますけど、嫌いな人は「におい」って表現するかも(笑)
春菊のクセの強い香りは、においの成分に理由があります。
春菊には、α(アルファ)ピネンとペリルアルデヒドという2つの成分が含まれています。
αピネンはヒノキにも含まれる成分で、その香りには高いリラックス効果があります。
一方、ペリルアルデヒドは、シソにも含まれる防腐作用の高い成分です。
ヒノキもシソも香りが強い植物ですよね。
春菊もヒノキやシソと同じく、香りが際立つ野菜で「ツンとするにおいがなんとなく嫌」という人もいるわけです。
春菊のにおいが気になるときの解決方法は、葉の部分をさっと茹でることです。
まずは、茎と葉を丁寧に分けます。
茎は炒めたり、茹でたりしてしっかり加熱をすると、クセを感じずにたくさん食べられますよ。
逆に葉の部分は、沸騰したお湯の中に10秒「湯がく」感じですぐに取り出します。
ポイントは10秒程度、それ以上加熱するとクセが強くなり、ますます食べにくく感じるので注意しましょう。
この状態で冷まして和え物やおひたし、サラダに使います。
また、春菊の独特の臭みを取るには、香りが立つスパイス調味料や食材とともに調理するのがコツです。
たとえば、ごま油、カレー、にんにく、ハーブ、味噌などの香りが強い調味料は、春菊の臭いを
取り込んで、気になりにくくなりますよ。
春菊と一緒に料理する食材としては、脂質の高い豚バラ肉、アンチョビー、チーズ、くるみ、ごま、アーモンドなどのナッツ類がおすすめです。
これらの食材に含まれる脂質は、火を通すことで、より香りが甘くマイルドになり、春菊の臭いをカバーしてくれるんですね。
生のままだと際立つ春菊の香り成分が、熱や油を通すことで和らぎます。
ですから、豚肉をたっぷり加えた味噌ベースの鍋などもおすすめです。
他にも天ぷらや油炒め、胡麻味噌和えなど、比較的春菊の臭いが気になりにくい料理です。
春菊の苦味取りはこの方法で!
春菊の臭いはもちろんですが、春菊の苦味が苦手な人も多いですよね。
でも、春菊のどこの部分が苦いかご存知ですか?
答えは、「葉の部分」なんです。
春菊の葉には植物のアクや苦味成分、ポリフェノールが多く含まれています。
そして、春菊を加熱すると葉の細胞が壊れ、ポリフェノールが流れ出し、アクのえぐみや苦味が際立ちます。
なので、春菊の苦味を感じずに食べるなら、茎の部分を率先して食べるか、「生」の葉を食べるのがベストなんですよ。
例えば、しゃぶしゃぶやよせ鍋に入れる場合、春菊の葉だけ別にしておき、食べる時にお出汁にさっと通します。
この方法で、春菊の苦味をあまり気にせずに食べられます。
また、春菊といえば、すき焼きや鍋料理に入れるのが定番ですが、生で春菊サラダにすると、意外にもおいしいんです!
私はずっと春菊が苦手でしたが、生で食べると臭みやアクを感じにくいと聞いて、試しに生で食べてみたら、なんと美味しくてビックリ!
ごま油と鶏がらスープの素、ニンニクでナムルの味付けにしたら、春菊のクセが和らいで、モリモリ食べられました。
春菊が苦手な人はぜひ一度試してみてほしいです!
まとめ
春菊の独特のにおいが苦手な人は、春菊のにおいに負けない香りの強いスパイスや他の食材と調理するのがコツです。
油を使って調理すると、春菊のにおいは感じにくくなります。
また、春菊の苦味は葉っぱから強く感じますが、葉を加熱すると、ますます苦味やアクが出やすくなるので、思い切って生で食べてみるのがおすすめ!
私は生で食べた春菊がキッカケで、春菊が好きになりましたよ!