高級中華料理と聞いて思い浮かべるのは北京ダック!
北京ダックとは、丸焼きにしたあひるのパリッとこんがり焼けた皮を、餃子の皮のような薄っぺらい小麦粉の薄い皮(カオヤーピン)に載せて、キュウリやネギなどの薬味とタレをつけて食べる料理です。
人生の中でそれほど北京ダックにお目にかかった経験は多くないけど(笑)、北京ダックを注文すると皮しか出てこないので、皮以外の肉はどこへ~!?といつも思っていました。
北京ダックの皮以外の肉は、捨てられてしまうのでしょうか?
お肉も食べたいと言えば、実は出してもらえるものだったのでしょうか??
いつも思ってたわりには、無知と思われそうで聞くに聞けなかったんですよね。
ということで、長年の北京ダックの皮以外の謎に迫るべく、この記事では、
・北京ダックの残った肉の使い道は?
・なぜ北京ダックはそもそも皮だけ食べるのか?
について紹介します!
北京ダックは皮だけ食べるのはなぜ?
まずは、そもそもなぜ北京ダックは皮だけ食べるのか?ですが、実は、皮だけ食べるのは「広東式」で、「北京式」のお店では皮に肉もつけて出されます。
中華料理と言っても、広東料理、北京料理、上海料理、四川料理など、地域によってスタイルが違いますよね。
なので端的に言うと、お店によって皮だけ出すところと、皮に肉もつけて出すところがあるということなんですね。
どうやら、私が食べてきた北京ダックは広東式だったので、皮だけだったみたいです。
広東式の北京ダックは皮だけ食べる理由は、皮のパリパリ感と香ばしさを楽しむのが目的の料理だからです。
北京式は、パリパリの皮とうすく削がれたお肉のジューシーさを一緒に楽しむものなんですね。
北京ダックの肉は捨てるの?
北京ダックを皮だけ食べるのは広東式ですが、残ったお肉はどうなるのか気になりますよね。
まさか捨てちゃう!?・・・わけではなく、別の料理に使われます。
お店によりますが、例えばコース料理に北京ダックが入っていた場合は、コースの別の料理、棒々鶏、スープ、炒め物、チャーハンなどに再利用!
あ~よかった、捨てたらもったいないしね!
でも、お店や調理法によっては、あひるを丸焼きにしている間に旨味が出て行き、北京ダックになる頃には肉はまずくなっているので、肉は料理に出されない場合もあるんだとか。
北京式の北京ダックであれば、そもそも皮に肉がついた状態で北京ダックが出されるので、お肉も食べることになりますね。
皮だけ食べる方式のお店では、オーダーしたときに聞いてみるのがいいですね!
北京ダックは皮以外の分も料金に含まれる?
では、北京ダックの料金に皮以外の分も含まれているか?
気になりますよね(笑)
肉も食べる北京式北京ダックの場合は、1羽単位(店によっては1/2羽)の料金設定が多いです。
基本的に皮しか食べない広東式は、1羽単位の料金設定のお店と、枚数単位のお店があります。
例えば、横浜中華街で有名な広東料理のお店「招福門」では、北京ダックは、2枚/4枚/半羽(8枚)/1羽(16枚)という料金設定になっています。
「招福門」の場合、半羽と1羽をオーダーした場合はプラス料金で肉を調理してくれます。
ということは、皮とカオヤーピンと薬味などの値段なので、皮以外の料金は含んでいないと考えられますね。
北京ダック発祥の店はどこ?
北京ダック発祥の店と言われているのが、北京市内に本店がある「全聚徳(ぜんしゅとく)」というお店です。
なんと、創業は1864年でこの頃の中国は「清」の時代です!
「清」の時代っていっても遙か昔に勉強したっきりだから、全然ピンとこないですけど・・・日本は幕末の時代ですね。
「全聚徳」は、今は世界中に支店があって、日本にも銀座、新宿、六本木にお店があります。
各国政治家の会談場所にもなったぐらいの由緒正しいお店なので、お値段ははっきり言ってすごく高級です(゚▽゚*)
いつか行ってみたいけど~~~
北京ダックをリーズナブルに食べるなら?
北京ダックをアラカルトで注文すると、やはりかなりお値段高いですよね。。
リーズナブルに北京ダックを食べるなら、北京ダックが含まれているコースを注文するか、北京ダックが入っている食べ放題がおすすめです。
私は以前、横浜中華街で
この食べ放題メニューの中に北京ダックも入っていて、おいしかったですよ~
リーズナブルなお値段ですが料理はどれも本格的で、オーダー式なので熱々で食べられるし、お店も上品で高級感があって大満足でした。
北京ダックは取り寄せもできる!
実は、北京ダックまるごとお取り寄せもできちゃいます(笑)
丸ごと1羽どーんと届くので、皮からお肉まで全部食べられます。
大人4人でもかなり食べ応えがあるボリューム感で、クリスマスやお正月のパーティーの時に盛り上がって良かった!という口コミが多数です!
まとめ
北京ダックの皮以外の使い道がわかって、すっきり!
北京式では皮以外の肉も一緒に出され、肉は別の料理でも使われます。
今までは北京ダックは皮のみを食べる広東式のお店でしか食べたことがなかったので、今度は北京ダックを食べるときには、北京式のお店を選んでみようと思います。