そうめんやひやむぎを食べるのによく使っためんつゆ。
涼しくなって、冷たい麺を食べる機会が少なくなってしばらく放置していたら、なんとなく前よりもドロッとしているような気がします。。
もしかして、めんつゆが腐ってしまったのでしょうか!?
ということで、めんつゆが腐るとどうなるか簡単な見分け方と、もしも腐っためんつゆを食べてしまったらどうすればよいのか、ご紹介します。
めんつゆは腐るとどうなるかの見分け方 見た目やにおいの変化に注意
めんつゆの原料である醤油や砂糖は、もともと長期保存に耐える材料です。
でも、ストレートタイプのような、すでに水で薄めてあるタイプは、その水が早く腐らせる原因になります。
めんつゆが腐った時のシグナルは、
・ビンの下の方に白い沈殿物が溜まる
・ガスが発生する
・強いアルコール臭や酸っぱい臭いがする
・フタや注ぎ口がカビる
です。
発酵調味料の醤油は、発酵が進むと同時にガスを発生させます。
しかしそれが強くなると、食べるには刺激が強い状態になります。
フタを開けると炭酸飲料のようにプシュっと音がして、味も少し舌を指すような刺激があります。
また、タイプ別に腐り方に差があります。
ストレートタイプは水分が多く、保存料の役割をする醤油などの割合が少ないので、早い段階で腐ります。
開封後は冷蔵庫に入れ、すごく早いのですが2〜3日で使い切るのが理想です。
反対に、濃縮タイプのめんつゆは濃ければ濃いほど腐りにくく、日持ちします。
開封後、冷蔵庫で保存することを条件に、2倍濃縮なら開封後2週間、3倍以上濃縮なら1ヶ月は持ちます。
あまり日常的にめんつゆを使わないのであれば、濃縮度合いが高いタイプを買うといいですよ。
腐っためんつゆを食べるとどうなる?
めんつゆが腐りかけてくると、雑菌などの侵入によってどろっとした塊ができたり、表面に膜がはります。
しかし、ボトルを軽く振ってしまうことで、それらが液体の中で混ざり合い、パッと見はサラサラなめんつゆに戻ることがあります。
見た目には腐っていることに気がつかずに、腐っているめんつゆを食べてしまうことがあります。
うっかり腐っためんつゆを食べてしまうと、運が悪ければ、ひどい時は数時間後に腹痛、下痢や嘔吐をもよおします。
いわゆる水あたりの症状が出ます。
身体の中から原因の菌を出してしまえば、症状は1〜2日で収まります。
腐っためんつゆを食べたと気づいた段階で、なるべく多く水を飲んでおき、様子を見ましょう。
もしも水あたりの症状が出たら、悪いものはなるべく体内から早く排出したほうが良いです。
ですから、辛い思いをしますが、下痢止めや吐き気どめの薬は飲まずに我慢したほうが、早く快方に繋がります。
嘔吐や下痢をすると脱水症状が起こり、体も弱りやすいので、症状が収まるまでは、水分をこまめに摂って安静にしていましょう。
ただ、もしも高熱や体の痛みが出た場合は、病院に相談したほうが良いと思います。
私は、腐っためんつゆを使ったわけではなかったのですが、ひどい食中毒にかかったことがありまして。。
丸2日間寝込むことになり、38度以上の熱が出たので、病院に行って、点滴をしてもらった経験があります。。
病院では、体内の毒素を排出すれば治ると言われましたが、あまりにフラフラなので点滴を勧められて、かなり楽になった記憶があります。
めんつゆはカビることもある!原因は?
腐っためんつゆがどろっとしたり、白い沈殿物はカビができた証拠です。
そして、めんつゆがカビる原因は、その水分です。
めんつゆを開封後、外気から雑菌が入り込むと、水がそれらを取り込みやすいからです。
水分と結びついた雑菌が根を張って、カビを作ります。
もともとめんつゆの原材料の醤油や砂糖などは、保存料の役割を果たすので、長期保存を可能にします。
しかし水分が加わると、醤油や砂糖のもつ保存料の効果が薄まってしまい、カビを作りやすくするんですね。
ですから、ストレートタイプのめんつゆは、水分が多くカビやすく、濃縮タイプは水分が少ないので、カビの発生が比較的遅いです。
ストレートタイプは、そうめんなどのつけ汁としてそのまま使えて便利ですが、できるだけ長く保存したければ、濃縮タイプのほうがおすすめですよ。
まとめ
めんつゆが腐ったときは、見た目にはどろっとした固まりができたり、アルコール臭や酸っぱいようなにおいがしてきます。
ストレートタイプは水分が多く含まれているので、水分が雑菌と結びつき、腐ったりカビが生えやすくなります。
なるべく長く日持ちをさせたければ、ストレートタイプよりも濃縮タイプのほうが適していますよ!