巻き寿司の具や、昆布巻き・きんちゃくなどを結ぶ紐のかわりとして重宝する、かんぴょう。
普段のお料理ではあまり使わないから、賞味期限が切れてしまうことも…。
かんぴょうは、未開封なら1年以上持ちます。
でも、封を切った場合は?
かんぴょうの賞味期限と保存方法についてご紹介します。
かんぴょうの賞味期限はどれくらい?常温・冷蔵・冷凍それぞれ解説!
かんぴょうは、ユウガオの実を細長くむいて干したものです。
乾物なので、未開封なら常温保存で1年くらいは持ちます。
封を切った場合は、わずかな隙間から湿気が入ります。
乾燥していて気温の低い冬は、そのまま常温で保存してもいいですよ。
でも、湿度が高くて高温になる夏は、冷蔵庫で保存することをおすすめします。
かんぴょうは、封を切って冷蔵庫に保存していると、中の水分が少しずつ外へ逃げていきます。
あまり長期間冷蔵庫に入れたままだと、乾きすぎてパリパリになってしまいます。
夏場は、冷蔵庫のドアの開け閉めの温度差で結露が発生し、かんぴょうが黒ずんでくることもあります。
そのため、かんぴょうは封を切ったら、1~2ヶ月のうちに食べきった方がいいです。
かんぴょうは冷凍もできます。
冷凍保存する場合は、かんぴょうを水で戻して下ごしらえをしてから、冷凍用の保存袋に入れます。
冷凍保存期間は、1ヶ月くらいです。
かんぴょうの保存方法は?乾燥と戻したかんぴょうそれぞれ解説!
未開封の乾燥したかんぴょうは、常温保存がベストです。
ですが、長い間保存しているうちに、袋に小さな穴が開いてしまうこともあります。
たとえ未開封でも、中のかんぴょうが変質していないか、チェックしてから使いましょう。
では、戻したかんぴょうが余ってしまったら、どうすればいいでしょうか?
そんな時は、下ごしらえをして冷凍保存をしましょう。
戻したかんぴょうをたっぷりのお湯で10分~20分ぐらい茹でて、冷まし、水気をよく絞ります。
使う目的に合わせてカットしたら、冷凍保存袋に入れて冷凍します。
下ごしらえの詳しい方法は、こちらを参考にしてください。
冷凍したかんぴょうは、下茹でだけで味付けしていないものは、小さく切れば味噌汁の具になります。
煮含めたものは自然解凍で、巻き寿司やちらし寿司の具に使えます。
普段は脇役のかんぴょうですが、食物繊維やミネラルが豊富な健康食です。
無駄なく使い切りたいですね。
かんぴょうは賞味期限切れても食べても大丈夫?
棚の奥から未開封のかんぴょうが出てきました。
でも、賞味期限が切れています。
見た目は問題なさそうですが、食べても大丈夫でしょうか?
実は賞味期限は、袋に書かれている日付から1.5倍を過ぎても食べられるように設定されています。
かんぴょうの賞味期限は約1年ですから、記載の賞味期限から半年過ぎていても食べられます。
見た目や臭いが大丈夫なら、どうぞ食べてください。
でも、先ほども言ったように、袋に穴が開いていた場合は、傷んでいることもあります。
かんぴょうが黒ずんでいたりカビ臭かったりしたら、食べるのはやめましょう。
かんぴょうにカビが生えているかも…洗えば食べられる?
もしもかんぴょうにカビが生えてしまったら、洗えば食べられるのでしょうか?
かんぴょうは、日持ちするように作られた乾物です。
でも、その乾物にカビが生えてしまったら、もう限界です。
もともと干して水分が抜けたものにカビが生えたということは、カビ菌が内部の深いところまで浸食しているということです。
洗って落とせば食べられるんじゃないかって!?
洗って見た目がきれいになったとしても、中に入り込んだ菌まで落とすことはできません。
かんぴょうも変質している可能性大です。
それに、カビ毒が蓄積されているかもしれません。
ですから、食べるのはやめましょう。
かんぴょうは腐ることがあるの?
かんぴょうも、戻した状態で放置すれば腐ります。
調理するために戻して下ごしらえをしたら、生ものと同じように扱いましょう。
一度戻したら、その日のうちに調理して食べるようにしてください。
食べきれずに余ったら、冷凍しましょう。
まとめ
かんぴょうの賞味期限は、未開封でおよそ1年です。
賞味期限を過ぎても、1年半くらいまでは食べることができます。
封を切ったら冷蔵庫で保存し、1~2ヶ月以内に食べましょう。
下ごしらえをして冷凍保存すれば、すぐに調理することができます。
冷凍の保存期間は、1ヶ月くらいです。
かんぴょうは、食物繊維とミネラルが豊富な食べ物です。
上手に保存して、無駄なく美味しく食べましょう。