インスタントラーメンは買い置きしておくと便利ですよね。
非常時の保存食としても使えるので、我が家の非常持ち出し袋にも、いつもインスタントラーメンが入っています。
インスタントラーメンは保存期間が長いので、ついつい非常持ち出し袋に入れっぱなしにして、気づくと賞味期限が切れていることがよくあります。
賞味期限が切れていても、あまり気にせずに食べていましたが、さすがに1年過ぎているのは危険な気がしますよね。
そこで、インスタントラーメンの賞味期限切れを食べるのは危険なのか、賞味期限が過ぎても食べられるとしたらいつまでなら大丈夫なのか、袋麺、カップ麺、付属のスープについてもご紹介しましょう。
インスタントラーメンが賞味期限が切れると危険な理由とは?
賞味期限が切れたインスタントラーメンを食べると、お腹を壊したり、気分が悪くなることがあります。
これは、インスタントラーメンに使われている油が酸化したことが理由です。
インスタントラーメンの麺には、油揚げ麺とノンフライ麺の2種類あります。
油揚げ麺は名前の通り、麺を油で揚げた後、乾燥させて作ります。
ノンフライ麺は、油では揚げずに麺に熱風を当てて、乾燥させて作ります。
ノンフライ麺は油で揚げていないので、酸化はしないのでは?と思うかもしれませんね。
しかし、ノンフライ麺は原材料に油脂が使われることが多いのです。
つまり、油揚げ麺もノンフライ麺にも油脂が使われているため、インスタントラーメンを長期保存すると、油が酸化して美味しくなくなるのですね。
賞味期限が過ぎたインスタントラーメンからは、脂っこい臭いがしたり、いつもより色が濃くなることもあります。
いつもと臭いや見た目が違っていたら、油が酸化している証拠ですので、食べないようにしたほうが安全です。
インスタントラーメンの袋麺、カップ麺は賞味期限が過ぎたらいつまで食べられる?
インスタントラーメンの賞味期限は、袋麺で約8ヶ月、カップ麺で約6ヶ月です。
商品によって違いはあるものの、思ったよりも短いですよね。
賞味期限とは「その食品を未開封で良い状態で保存したときに美味しく食べられる期間」のことです。
ですから、賞味期限は、実際に食べられる期間よりも短く設定されています。
ということは、インスタントラーメンを実際に食べられる期間を計算すると、袋麺では9ヶ月~12ヶ月、カップ麺では7ヶ月~9ヶ月位となります。
つまり、上手に保存しておけば、賞味期限を過ぎても3~4か月は食べられるということですね。
ただし、あくまでも保存状態が良い場合です。
賞味期限が過ぎたインスタントラーメンは、どうしても味は落ちますし、もし保存状態が悪い場合は安全とは言えませんので!
我が家でも、こんなことがありました。
非常持ち出し袋に入れてあったインスタントラーメンが期限切れになったので、私は新品と取り換え、古い物は捨てようと思っていました。
ところが、私の留守中に夫が古いラーメンを見つけて、食べてしまったのです。
賞味期限切れのラーメンだったと知った夫は「そういえば、さっきからムカムカする…」と言い出し、大騒ぎになりました。
とりあえず、しばらく様子をみるしかなかったのですが、幸い大事には至らずホッとしました。
やっぱりインスタントラーメンは、賞味期限内に食べるのが正解だと思います。
インスタントラーメンの液体スープ・粉末スープの賞味期限は?賞味期限切れはいつまで大丈夫?
インスタントラーメンには、スープの袋が別に付いているものも多いですよね。
我が家は袋麺を鍋のシメに入れて食べることが多いのですが、鍋に麺だけ使うとスープの袋だけ余ってしまいます。
捨ててしまえばいいのですが、なんとなくもったいなくて捨てられないという…笑
そのうちに、賞味期限がいつだったのか、わからなくなってしまうこともしばしばです。
インスタントラーメンの液体スープや粉末スープは、アルミ製の袋入りであれば、賞味期限は約1年です。
これは賞味期限ですから、賞味期限切れでも、最大で6ヶ月位は使っても大丈夫ということになりますね。
ただし、アルミの小袋が膨らんでいるときは、中のスープが発酵している可能性があるので、処分するのが賢明です。
インスタントラーメンの袋や蓋を開封後の賞味期限は?
インスタントラーメンを開封すると、パッケージに書かれている賞味期限は無効になります。
開封後はできるだけ早めに食べるのが鉄則ですが、袋や蓋を開けた後に、残ってしまうことがあるかもしれませんね。
小さな子どもに半分だけ食べさせたり、封を開けたけど、気が変わって食べなかったり…!?
そんな時は、ラップなどでしっかり封をして、冷蔵庫に入れておきましょう。
ただし、開封すると酸化が進みますから、できるだけ早く食べることが肝心ですね。
数日後~10日ぐらいまでならOKと言う人もいますが、1~2日以内に食べた方が良いですよ。
まとめ
インスタントラーメンの賞味期限は、カップ麺で約6ヶ月、袋麺で約8ヶ月です。
麺と別に粉末スープや液体スープが付いている場合、スープの賞味期限は約1年です。
賞味期限は長めに設定されているものですので、賞味期限を過ぎても3~4ヶ月間は食べることはできます。
ただし、賞味期限が過ぎると味が落ちますし、保存状態が悪いと、インスタントラーメンが酸化したり、スープが劣化することがあるので注意してくださいね。
封を切った時に、いつもと違う油っこい臭いがしたり、麺やスープの色が変わっていたら食べない方が良いですよ。
インスタントラーメンは一度開封すると、パッケージに書いてある賞味期限は無効になります。
開封後のインスタントラーメンをやむを得ず保存する場合は、麺が酸化しないようにしっかりラップなどで封をし、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
できるだけ、1~2日以内に食べるのがおすすめです。
インスタントラーメンは保存期間が長いですが、いつまでも食べられるわけではありません。
やはり、健康面も考えると、賞味期限以内に美味しく食べたいものですね。