ごま油の賞味期限が切れていることに気づいてしまいました。
このまま気づかないふりをして使い続ける手もありますが、ごま油は腐るのか?賞味期限切れても使って大丈夫なのかが気になります。
もし賞味期限切れでも使ってよいのであれば、どれぐらいまでならセーフかも知りたいですよね。
そこで、本ページでは、ごま油は腐るのか?賞味期限切れても使ってよいのかと見分け方、上手なごま油の保存方法をご紹介します。
ごま油は腐るとどうなるの?見分け方は?
ごま油は中に不純物などが混ざらない限り、基本的に腐るということはありません。
そのかわり、ごま油は管理が悪いと「酸化」によって劣化してしまいます。
一旦酸化してしまうと、酸化する前には戻せないので、ごま油の保管には十分注意が必要です。
ごま油が酸化したかどうか見分ける方法をいくつか紹介します。
酸化すると、買ってきた当初とははっきりわかるほど変化するので、見分けやすいです。
日にちが経ってから使う時は、以下の状態になっていないかチェックしてみてください。
色
まずは、ごま油の色です。
買ったばかりの時はきれいな黄金色をしたごま油は、酸化すると徐々に黒ずんできます。
風味が落ちる、味が変わる
酸化すると、香ばしいごま油の風味が抜けていきます。
ごま油の酸化が進むと、かすかに苦味や舌にピリッとしたものを感じます。
油っぽくなる
ごま油が酸化すると、風味やおいしさも抜けるので、ただただ油っぽい臭いや舌触りだけが残ります。
新鮮なごま油はサラッとした感触ですが、酸化するとドロッとした油に変化します。
ごま油の賞味期限 開封後はどれぐらい?賞味期限切れたらどれぐらいまで使えるの?
ごま油をおいしい状態で使うためには、賞味期限内に開封して、早めに使い切ることです。
ごま油は一度開封すると酸化も早くなるので、開封後できれば1〜2ヶ月以内には使い切りたいものです。
というのも、開封後は栓の開け閉めだけでも空気が入り込みますし、未開封状態と比較すると、明らかに状態が変化しやすくなるからです。
また、賞味期限切れのごま油を使う場合は、3ヶ月から長くても半年が限度です。
賞味期限切れても2〜3年は平気だったという人もいますが、実は未開封でも、保管場所によっては酸化が進んでしまうんです。
幸い体調にはさほど響かないとしても、ごま油の成分や効能はそのままとは限らず、無理して使っても意味がありません。
大量に残っているし、捨てるのも大変!という場合は、ごま油の状態をしっかりチェックして、大丈夫そうであれば、揚げ物に使うなどなるべく早く消費しやほうがいいですよ。
ごま油を酸化させないように保存するには?開封前、開封後では保存方法は違う?
ごま油は、サラダ油より長持ちすると言われています。
それは、天然成分のゴマグリナンという抗酸化物質が酸化の進行を抑えてくれるからです。
ごまパワーってすごいですよね!
それでも、保存容器や置いておく環境で、ごま油の酸化の進度は違ってきます。
ごま油が酸化しやすい条件は「空気」「温度」「日光」です。
たとえ未開封のごま油でも、直射日光を浴び続けると酸化します。
ですので、未開封でも開封した後でも、ごま油は酸化しにくい環境で保管する必要があります。
ごま油の容器は、容器自体に色がついたものや缶入りのものがありますよね。
これは、直射日光や外気の熱を遮る効果を狙っているんですね。
まぁでも最近は、軽いし割れないのでペットボトル入りのごま油もありますよね。
大きめのビンだと重いので、私はペット容器入りのごま油を買うことが多いんですが、透明な容器に入っているものは、長期保管にはあまり適していないということになります。
ごま油がペットボトルや透明な瓶に入っている場合は、容器にアルミホイルを巻いておくと、直射日光や熱を遮ることができるので、比較的酸化しにくくなります。
ごま油を置いておく場所にも注意が必要で、容器をガードした後も、調理をするコンロ付近や窓際などには極力置かないようにしましょう。
私は思いっきり、コンロの下にしまっていましたが・・・(゚▽゚*)
じゃぁ、涼しくて直射日光が当たらない場所として思い浮かぶのは冷蔵庫ですよね。
しかし、ごま油を冷蔵庫に入れてしまうと、低温によって油が固まり、味や成分に影響が出ます。
ということで、未開封のごま油は納戸など、日が当たらず気温が一定の場所を探して保管し、開封後も、出し入れしやすいなるべく冷暗な場所に置きましょう。
まとめ
ごま油は腐るというわけではなく、古くなると酸化していきます。
賞味期限が過ぎても酸化していなければ、3ヶ月~半年ぐらいは使っても大丈夫です。
ただし、酸化してしまうと、ごま油の風味が損なわれるので、食べてもおいしくありません。
酸化させないようにするには、直射日光と外気と高温が大敵です。
ごま油は開封後は、空気に触れないように蓋をしっかり閉め、直射日光があたらない場所で常温で保存するようにしましょう。
透明な容器には、アルミホイルを巻いておくと、外からの影響を受けにくくなりますよ。