お味噌汁の具に、豆腐を半丁使いました。
残りを保存しようと思いますが、これはどれくらい日持ちするのでしょうか?
開封して余った豆腐は、毎日水を換えて2~3日中に食べきることをお勧めします。
豆腐は本来、とても傷みやすい足の早い食べ物です。
余った豆腐はどうすれば上手に保存できるのか?
豆腐の保存方法についてご紹介します。
余った豆腐の保存は水道水で!浄水器の水は使わない方がいい?水なしだとどうなる?
余った豆腐を保存するには、水道水に浸して保存します。
ミネラルウォーターでも浄水器の水でもなく、水道水です。
なぜそんなに水道水にこだわるのかって?
水道水には、水を消毒するための塩素が含まれています。
この塩素が、雑菌の増殖を抑えてくれるからです。
ミネラルウォーターや浄水器の水には、塩素が含まれていません。
だから水道水よりも傷みやすく、菌が繁殖しやすいのです。
では、豆腐を水なしで保存すると、どうなるでしょうか?
豆腐は、空気中を飛び交う雑菌に対して無防備になります。
容器の底には、豆腐自身の水分がたまり、上の方は水分が抜けていきます。
ですから私は、豆腐は水道水に浸して保存しています。
でも、水道水に浸けて保存すると、困ったことが起こります。
それは、豆腐の旨味が水に抜け出してしまうこと。
それを嫌って、水には浸けずに保存するという人もいます。
水に浸けずに保存する場合は、豆腐をキッチンペーパーで包みます。
そして、容器に入れてラップか蓋をします。
こうすれば、豆腐の上の方だけが乾燥してしまうのを防ぐことができます。
余った豆腐を保存するならどんな容器がいい?
豆腐を水に浸けて保存する時は、豆腐がすっぽり入って、水の中にしっかり沈む深い容器を使ってください。
水道水の菌の繁殖を抑える効果を期待するなら、豆腐が水から出ないようにします。
豆腐を沈められる深さがあれば、ボールでもタッパーでも構いません。
ちなみに私は、底が深いホーローの容器に入れています。
これです↓
これなら、豆腐を水にすっぽり浸せるし、蓋もしっかり閉まるので安心ですよ。
もちろん豆腐以外にも、作り置きしたおかずを保存しておくのもとっても便利です。
ホーローは、食べ物のにおいがつきにくいのが気に入っています。
豆腐は開封後どれくらい日持ちするの?
豆腐は、とても傷みやすい食材です。
少し前までは、買ったその日か翌日には食べ切るのが常識でした。
豆腐は、水分が多くて栄養豊富で、豆をすりつぶして作られています。
だから、全体が空気にさらされていて、菌が繁殖しやすいのです。
そのため、常に冷たい水に入れて売られていました。
昔ながらの作り方をしている豆腐は、1~2日で消費期限になります。
3日目は、もう食べられません。
今、スーパーで売っている多くの豆腐が4~6日の賞味期限なのは、製造工程やパック詰めの方法などが工夫されてきたからです。
メーカーの製法によって、賞味期限は違います。
消費期限なのか賞味期限なのかも、よく確認してください。
賞味期限が長いものでも、開封すれば昔の豆腐と同じ状態になります。
水を換えていても、2~3日のうちには食べきりましょう。
急な予定が入って、豆腐が期限内に食べられない!?
そんな時は、水から取り出して冷凍しましょう。
冷凍すると豆腐の食感は変わり、凍り豆腐や凍み豆腐のようになります。
小さく切って冷凍した豆腐は、そのまま味噌汁やお吸い物の具にできます。
一口大の大きさで冷凍したものは、煮汁に投入して含め煮にすることができます。
フードロスを減らすためにも、最後まで食べる工夫をしたいですね。
豆腐が傷んだ時の見分け方は?
豆腐は、傷みはじめていても見た目では判らないことが多いです。
食べてみて、味がおかしいと感じたら食べるのはやめましょう。
見た目や臭いに違和感のあるものは、絶対に口にしないでください。
豆腐は開封後1週間経っても食べても大丈夫?腐った豆腐を食べたらどうなる?
豆腐は開封後1週間も経ったら、たとえ毎日水を換えていても、傷んでいる可能性があります。
過去に、豆腐を作っていた水が菌に侵されていた事例がありました。
賞味期限内だからと過信せず、豆腐はもともと傷みやすい食材であることを意識しておきましょう。
もし、豆腐が腐っていると気付かずに食べてしまったら?
豆腐が原因で食中毒になると、重症化することがあります。
ひどい腹痛になったり、高熱が出るなど異常を感じたら、すぐに病院を受診してください。
まとめ
余った豆腐を保存する時は、水道水に浸けて保存しましょう。
水道水の塩素が、雑菌の繁殖を抑えてくれます。
豆腐はもともと傷みやすい食材ですので、封を切ったら2~3日中に食べてください。
食べ切れないときは冷凍することができます。
食感は変わりますが、冷凍した豆腐もおいしく食べられるので、ぜひ上手に保存してみてくださいね。