ガトーショコラを焼いたのですが、ガトーショコラってこんなに固かったっけ!?と思うくらいに固いのです。
なぜガトーショコラが固くなってしまったのか、固いガトーショコラを柔らかくするためにはどうすればいいでしょうか?
このページでは、ガトーショコラが固い理由と固くなったガトーショコラの対処法をご紹介します。
ガトーショコラが固い原因は?焼きすぎで固い!?
焼き上がった手作りガトーショコラが固いと、頑張って作ったのにテンション下がりますよね。。
実はガトーショコラが固くなった原因は、作る過程にありました。
ガトーショコラが固い原因 :材料の混ぜ方
まず考えられるのは、材料がしっかり混ざっていないことです。
固いガトーショコラができあがったときの原因は、ほぼこれだと考えられます。
材料はレシピ通りに準備して、それらをすべて丁寧に混ぜ込むのが超~大事!!
え?そんなの当たり前でしょ?
と言われそうですが、実はこれが大事なポイントなんですよ~
バターは必ず常温で柔らかくしておきます。
固いままのバターをチョコレートと混ぜると、他の材料を加えた時にダマになってしまうからです。
砂糖を加えるときは、少量ずつ丁寧に混ぜ込みます。
一度にどさっと入れてしまうと、混ぜにくいし、砂糖が溶けにくくなるので、少量ずつです。
砂糖がまんべんなく混ざれば、甘さが均一になりますし、ガトーショコラが焼き上がったあとにパサパサ感が感じにくなります。
そして、卵の攪拌(かくはん)はしっかりと!
卵は共立てでも、卵白だけの場合でも、固くしっかり泡だてないと、生地に空気の泡ができません。
生地に混ぜ込んだ空気の泡が少ないと、熱を加えたときに生地が膨らまず、冷やした時にガチガチになってしまいます。
また、小麦粉はよくふるい、切るように混ぜるのもポイントです。
小麦粉を練り込むとグルテンが発生してしまい、ガトーショコラが固くなる原因になります。
なお、小麦粉は分量が少しでも多いと、焼いた時に固めの仕上がりになります。
なので、材料をしっかりと計量するのは超大事です!
ガトーショコラが固い原因:オーブンの温度が高すぎる
ガトーショコラが固い原因、もう一つは、焼くときのオーブンの温度です。
温度が高温すぎると、ガトーショコラの外側が熱くなりすぎて水分が蒸発し、焼き上がった後に固くなってしまいます。
高温で焼きすぎたことでガトーショコラの水分が少なくなり、固くなってしまうことがあります。
ガトーショコラは冷やすと固くなる
ガトーショコラは冷蔵庫に入れて冷やしすぎても固くなります。
冷蔵庫で長時間冷やすと、ガトーショコラに含まれている水分が蒸発して乾燥してしまうのと、生クリームやバターの油分が冷やされて固まるからです。
焼き上がって粗熱が取れたガトーショコラは、ラップやビニール袋などで包みます。
ガトーショコラに含まれる水分の蒸発を食い止められれば、しっとりとした仕上がりになります。
ただし、ガトーショコラの水分が冷やされたせいで、生地を押してへこませることもあります。
ガトーショコラが焼き上がったら、まずはしっかり粗熱をとるようにします。
まだ温かいうちに焦って冷蔵庫に入れないようにしましょう。
ガトーショコラが固いときの対処方法は?
冷蔵庫で冷やしすぎた、もしくは常温に放置しすぎて固くなったガトーショコラは、簡単に柔らかくすることができますよ。
ガトーショコラにラップをふんわりかけて、600Wの電子レンジで1分あたためます。
柔らかくなるまで様子を見ながら1分毎にチェックします。
電子レンジでチンすると、ガトーショコラの内部から温めることになり、ガトーショコラに残っている水分を外に発散させます。
こうすることで、ラップで包んだガトーショコラに再びしっとり感が戻ってきます。
もし、焼き立てのときからカチカチの場合は、ガトーショコラが焼き上がったら、少しの水かブランデーで薄めたジャムや蜂蜜を、ガトーショコラの表面に薄く塗っておきます。
ジャムや蜂蜜の糖分には保湿効果があります。
ガトーショコラを保存するときにジャムやハチミツを塗っておくと、中の水分を閉じ込め、それ以上に水分の蒸発を防ぐんです。
また、表面に液体を塗るので、ガトーショコラにしみわたりやすく、切り分けるときも楽にナイフが入るようになりますよ。
ジャムやハチミツは、薄めてあるのでチョコレートの味を邪魔しませんし、しっとり仕上がりますよ。
ガトーショコラが固い原因と対処法まとめ
ガトーショコラが固いのは、材料の混ぜ方、焼くときの温度が高いこと、そして冷やし過ぎが原因であることが多いです。
焼き上がってすぐのガトーショコラが固い場合は、表面に水や洋酒で薄めたジャムやハチミツを塗っておくと、しっとりします。
冷やしすぎて固くなった場合は、ラップをつけたままレンジで少し温めると、しっとり感が戻りますよ。
ガトーショコラはシンプルな材料なだけに、分量を計量して、しっかり混ぜることが失敗しないコツです。