赤飯を炊いたのですが、多く作ったので一度に食べきれないとき、どうやって保存しておくのがいいのでしょうか。
そういえば赤飯って、どれぐらい日持ちするものなんでしょうか?
赤飯の消費期限と賞味期限はどれぐらいなのか、残った赤飯はどうやって保存しておくといいか、レトルト赤飯の賞味期限切れは食べられるのかをご紹介します。
自分で作った赤飯の消費期限と賞味期限はどれぐらい?
賞味期限とは、「その食品の美味しさが保てる期限」のことを指します。
その意味では、赤飯の賞味期限は炊いたすぐ後から1日が限度です。
たった1日!・・・意外と短い気がしますよね。
赤飯の賞味期限が短いのは、炊いてアルファ化したもち米が、冷めるとすぐに老化が始まり、味が落ちるからです。
さらに、赤飯に混ぜる小豆も劣化が早い食品なので、あまり常温では長持ちしません。
蒸気が抜けてしまうと小豆は繊維だけが残り、もち米も粘性が落ちてパサパサになります。
さて、若干の味落ちはさておき、赤飯が腐ったり食べられなくなる消費期限はどれくらいなんでしょうか?
赤飯の保存方法によって違いはありますが、常温保存だと2日です。
赤飯は常温はNG!保存するなら冷凍が期限も長くておすすめ
赤飯は冷蔵庫に入れると固くなるからと常温で置いておくことも多いですが、常温だと腐りやすいんですよね。
多少固くはなりますが、冷蔵保存すれば雑菌の繁殖を遅くすることができます。
ただし、赤飯は冷蔵保存でも消費期限は3日が目安なので、早めに食べ切りましょう。
たくさん赤飯を炊いたので3日では食べきれない場合は、冷凍保存してしまいましょう。
冷凍保存なら、2ヶ月程度はおいしく食べられますよ!
私はいつも迷わず冷凍保存しています。
ただし、冷凍保存する場合、赤飯が冷めてしまってから冷凍庫に入れたのでは、かえって乾燥が早まってしまいます。
赤飯をおいしい状態で冷凍するには、炊きたての状態で二重にラップで包み、蒸気を逃さないようにします。
さらに、冷凍庫の臭いが移ったり霜が降りないように、タッパー容器やジップロックなどの冷凍保存袋に入れて密封しましょう。
冷凍した赤飯を食べる時は、蒸し直すか、電子レンジで湯気が立つまであたためてください。
途中で赤飯の様子を見て、パサパサ感が気になるようなら、ティースプーン1〜2杯の水か料理酒を振りかけて温めると、作りたてのようなふっくら感が戻りますよ!
ちなみに、冷蔵庫で保存していた赤飯も同じ方法で温めると、おいしく食べられます。
赤飯が腐るとどうなる?見分け方は?
食べ物はなんでもそうですが、赤飯は、高温多湿の場所に置いておくと腐りやすくなります。
冬でも、キッチンは火を使うし、部屋の中も暖房で暖かいので、常温だと赤飯は腐りやすいんですね。
赤飯が腐っているかは、においをかいでみて酸っぱいようならアウトです。
臭いは感じなくても、食べてみたら酸っぱかったという場合も、即捨ててくださいね。
また、赤飯は乾燥した場所ではパサパサになりますが、湿気を伴うと、あっという間にカビが生えてしまいます。
そのため、乾燥してはいけないからといって、炊きたての赤飯を密封してから常温に放置するのはNGです!
冷めた蒸気が雑菌と結びついて、老化や腐食を早めてしまうんですね。
適度にもち米がくっついて固まっているうちは良いですが、バラバラになると、もう老化が始まっている証拠です。
さらに、もち米の隙間に白や緑のカビなどを見つけたりすることがあります。
赤飯にカビが生えて変色してしまったら、残念ですが捨てたほうがいいですよ。
レトルト赤飯は賞味期限切れても食べられる?
最近は、レトルトパックの赤飯もありますよね。
レトルトの赤飯は、製造時に無菌化して真空パックするので、容器や袋が破けない限り長期保存できます。
私は非常用にレトルトパックの買い置きをしているんですが、うっかり賞味期限が過ぎていることが多々あります。
非常用と思って、普段目につかない場所においておくと、ついその存在を忘れてしまうんですよね、、
で、レトルトの赤飯は賞味期限が過ぎても食べられるかといえば、食べられますよ!
私は実際に食べたことがあります。
レトルトの赤飯は賞味期限から2ヶ月ほどなら、問題はなく消費期限内です。
ただし、それ以降は保存状態をよくチェックする必要があります。
なかでも、高温多湿の場所に長く置いてあったり、直射日光にあたり過ぎたレトルト赤飯は、要注意です。
このようなレトルト赤飯にとって悪条件で保存していると、赤飯はだんだんと腐食し、ガスが充満して、容器がパンパンに膨れます。
もしそんな状態の場合は、残念ですがすぐに廃棄してくださいね。
容器に特に変化が見られなければ、封を開けてお皿に移し、匂いや色などのチェックをしてください。
少しでも粘りやカビが見つかったら、食べないようにしてくださいね。
私が賞味期限過ぎのレトルトの赤飯を食べたときは、赤飯が少し乾いて固くなっているところがありました。
先ほど紹介しましたが、固い部分に少し水をかけてレンジで温めたら、普通に食べられましたよ!
まとめ
赤飯を常温でおいた場合の賞味期限は1日、消費期限は2日が目安です。
赤飯を冷蔵保存した場合は、消費期限は3日程度です。
もしそれよりも長く保存したい場合は、赤飯が温かいうちにラップに包んで冷凍保存するのがおすすめです。
レトルトの赤飯は賞味期限が切れても2ヶ月ぐらいであれば、食べられます。
ただし、高温多湿や直射日光の当たる場所に置いておいた場合は、状態に変化がないか確認してから食べるようにしてくださいね!