時々フランス料理のレシピに登場する「エシャロット」。
でも、近所のスーパーに行っても、売られていないことが多かったりしますよね。
「エシャロット」の代用にできる野菜って、なんなんでしょう?
見た目が似ている玉ねぎがいいのでしょうか?
それとも「エシャレット」っていうのはスーパーにあるんだけど、「エシャロット」と同じものなんでしょうか!?
「エシャロット」と「エシャレット」は別物なのでご注意をー!
エシャロットの代用には、玉ねぎとニンニクのミックスがベストですよ。
エシャロットがないときに代わりになるものと、名前が似ているエシャレットとの違いについて、ご紹介します。
玉ねぎでエシャロットの代用はできる?
スープやソースの香り付けに使うエシャロット。
別名「ベルギーエシャロット」とも呼ばれますが、見た目は小さな紫の玉ねぎに似ています。
香りに独特なインパクトがあるので、臭い消しなど香味野菜として使われています。
西欧料理によく使われるイメージのエシャロットですが、発祥は中東です。
その昔、今の大きな玉ねぎを使うようになる前は、玉ねぎよりもエシャロットが主流でした。
エシャロットは、玉ねぎやニンニクと同様のユリ科の植物なので、見た目は玉ねぎに似ていて、香りはややニンニクに近いです。
では、エシャロットを見つけるのが難しい場合、エシャロットの代用には何が良いでしょうか?
エシャレット(根らっきょう)もエシャロットと同じユリ科です。
ただ、見た目も、食べ比べても、エシャロットとは全く違います。
やはりエシャレットでは、エシャロットの香りや風味は出ません。
エシャロットは、玉ねぎやニンニクに近いので、エシャロットの代用にするなら、玉ねぎとニンニクを混ぜたものがおすすめです。
玉ねぎとニンニクの比率は、玉ねぎ : ニンニク=7 : 3ぐらいがちょうど良いでしょう。
紫玉ねぎがあればなお良いです。
ニンニクのにおいが気になるなら、玉ねぎのみでも代用になります。
でも、少しでもニンニクを入れると、よりエシャロットの風味に近くなりますよ。
間違えないで!エシャロットはエシャレットとは全く別物!
エシャロット売り場の付近で、見た目は違うのに名前が激似の「エシャレット」という野菜を見たことありませんか?
「エシャロット」を買いに行ったのに「エシャレット」を買ってしまった!という話をよく耳にします。
私も、ずいぶん長い間「エシャレット」のことを勘違いして「エシャロット」と呼んでいました。
全く別物と知ったときは、軽い衝撃を受けましたね。。
実は、この「エシャレット」は和製名称なんですよ。
つまり、カタカナの名前なんですが、日本でつけられたものなんです。
「エシャレット」の正体は、実は「根らっきょう」という名前の野菜です。
でも、「根らっきょう」よりかっこいい名前で売り出そうということになり、「エシャロット」と命名されました。
このときは今の「エシャレット」ではなく「エシャロット」です。紛らわしいですが!
ところが、その後、日本の市場に本物の「エシャロット」が出回るようになったのです!
もちろん、全く姿形が違う同じ名前の野菜があってはいけないので、「エシャロット」を「ベルギーエシャロット」、「根らっきょう」を「エシャレット」と改名しました。
ヨーロッパでは「エシャロット」の名に「ベルギー」は付きません。
ですので、ヨーロッパのスーパーで「ベルギーエシャロット」と書かれているものは見かけません。
ちなみに、調理して食べるエシャロットと違い、らっきょうの仲間のエシャレットはそのまま食べられます。
根の白い部分を味噌などにつけて食べると、格好のお酒のおつまみになりますよ。
また、エシャレットをニンニクの代わりに、葉まで細かく刻んで餃子の具に使うと、マイルドな仕上がりになります。
この餃子だと匂いを気にせずにたくさん食べられます。
まとめ
エシャロットがない場合の代用になるものと、似た名前のエシャレットとの違いについてご紹介しました。
エシャロットが手に入らないときは、玉ねぎとニンニクを混ぜることで代用できます。
これならエシャロットがなくてもどうにななりそうですね!
そして、名前が似ているエシャレット。
名前はすごく似ていますが、実態は全くの別物・・・エシャロットの代用にはならないので、間違って買わないように気をつけてくださいね。
エシャロットは、臭みの強いお肉や煮込みの臭い消しなどに使うと、料理がプロっぽく仕上がります。
ぜひお試しくださいね!