きゅうりを買ってきて、切ったら切り口がぬるぬるしていることがありますよね。
もしかしてきゅうりが腐っているから?と焦ったことがありますが、きゅうりの切り口のぬめりは、腐ったせいではありません。
また、きゅうりは表面がぬるぬるになることもありますね。
きゅうりの切り口から、なぜぬめりが出るのでしょうか?
切り口を洗えば食べられるのでしょうか?
また、ぬるぬるしたきゅうりを食べると食中毒になることはあるのか、食べてしまったときの対処法等、きゅうりのぬめりについてご紹介します。
きゅうりの切り口がぬるぬるの原因は?食べられるかの判断方法は?
きゅうりを切ると、切り口がぬるぬるすることがあります。
また、切り口にゼリー状のものが付くこともありますよね。
これは、きゅうりが乾燥しないように樹液を出すためです。
ですから食べても問題ありません。
買ったばかりの新鮮なきゅうりでも、切ると切り口がぬるぬるすることはあるのですね。
きゅうり全体が変色したり、ぶよぶよとして変なニオイがしなければ、食べても大丈夫です。
切り口がぬるぬるしているからといって、慌てて捨てたりしないでくださいね。
きゅうりのぬめりは洗えばとれる?
ではこのキュウリの切り口のぬめりは、洗えば取れるのでしょうか?
このぬめりの正体はきゅうりの樹液なので、水で洗えば取り除けますよ。
最近は、アクの強いきゅうりは少なくなりましたよね。
ですが、昔ながらのアクが強くて渋いきゅうりは、へたのすぐ下を切り取って切り口をこすり合わせると、白い泡のようなねばねばした液体が出てきます。
このネバネバした液体をよく洗い流すと、アクが取れて美味しくなるのはご存じでしょうか。
これと同じように、切り口のぬめりやゼリー状の樹液は、洗い流せばいいわけですね。
ただし、もしきゅうりの外側の皮がぬるぬるしているなら、きゅうりが傷みかかっているサインです。
ヘタの周りだけぬるぬるするのであれば、洗い流して食べてもいいでしょう。
でも、もしきゅうりが全体的にぬるぬるしているなら、食べるのはやめたほうがいいですよ。
腐ったきゅうりを食べると、食中毒になる危険性がありますので、無理して食べないでくださいね。
ぬるぬるするきゅうりを食べたら食中毒になる?食べた時の対処法は?
きゅうりを切った時、切り口だけがぬるぬるするなら食べても良いですが、全体がぬるぬるするならば、食べるのは危険です。
でも、もし全体的にぬるぬるしたきゅうりを食べてしまったら、どうしたらよいでしょうか。
きゅうりに限らず、食べ物を食べてしまってから、消費期限が切れているのに気が付いて慌てることもありますよね。
きゅうりも、食べてから残ったきゅうりにぬめりがあるのが分かったら、心配になりますね。
我が家では、何かを食べておなかの調子が悪いとか、後で食品の消費期限切れに気付いた場合は、水を多めに飲んで、しばらく様子を見ることにしています。
腐ったものは、基本的には強烈に変なニオイがしたり、おかしな味なので、一口食べればすぐに気づきますよね。
私の経験上の話にはなりますが、余程ニオイや味が変ではない限り、多少消費期限が過ぎた食材を食べても大体は大丈夫です。
ですので、きゅうりを食べてから心配になっても、すぐに救急外来に飛び込むことはありません。
もし我慢できないような腹痛や発熱などが出てしまったら、そのときは迷わず病院に行って下さい。
ちなみに、私は過去、きゅうりではありませんが食中毒になり、病院まで行って点滴治療を受けたことがあります。
この時は自分で調理したものではなかったし、味が変だとも思わなかったので、全く気づかなかったんです。。
高熱まで出たので、さすがに病院に行きました。
きゅうりを長持ちさせるための保存方法は?
きゅうりは基本的に長持ちしない野菜です。
冷蔵庫に入れても2~3日しか日持ちしません。
きゅうりがぬめぬめしないように長持ちさせるには、きゅうりの表面の水分を拭きとってから、新聞紙などに包みます。
さらにビニール袋に入れ封をしっかりして、冷蔵庫に立ててしまうのがコツです。
また、薄く輪切りにして、塩もみしてから水気を切り、ジップロックなどに入れて冷凍保存することもできます。
ただ、冷凍すると解凍した時に水分が出やすく、どうしても味が落ちてしまうんですよね。
ですので、できれば冷凍せずに食べるのがおすすめです。
きゅうりは、なるべく良い状態で保存することが大事ですね。
ぬるぬるのきゅうりを心配しながら食べるような事態は避けたいものです。
まとめ
きゅうりの切り口がぬるぬるすることがありますが、これはきゅうりの樹液です。
きゅうり全体にぬめりがあり、変色していたり、悪臭がするのでなければ、切り口のぬめりは洗い落として食べれば問題ありません。
もし皮にぬめりがあるきゅうりを食べてしまったら、少し用心して様子を見てください。
激しい腹痛や嘔吐、発熱などの症状が出た場合は、食中毒の可能性があるので、その時は病院を受診するようにしましょう。
きゅうりは傷みやすいので、保存方法に気をつけつつ、なるべく早めに食べたいものですね。