手作りお菓子の定番マドレーヌ。
簡単そうに思えるマドレーヌも、意外と失敗って多いんですよね。
せっかく作ったのに次の日にはパサパサになってしまった…なんてことありませんか?
そこで、マドレーヌがパサパサになってしまう原因や復活させる方法、リメイクアイデアについてご紹介したいと思います。
マドレーヌがパサパサになる原因はズバリこれ!
マドレーヌの失敗例はたくさんありますが、パサパサしてしまうという点について着目してみましょう。
マドレーヌがパサパサになる原因は、ずばり材料を混ぜる際に泡立ててしまうことです。
材料を混ぜる際に卵などを泡立ててしまうと、大きな気泡ができます。
実はマドレーヌは泡立てる必要はなく、それぞれの工程で「材料を混ぜ合わせる」ということだけ意識すれば良いのです。
また、材料を混ぜすぎると膨らみも悪くなって、目の詰まった生地になってしまいます。
この点も注意した方がいいですね。
そして、マドレーヌにはさまざまなレシピがありますが、バターや砂糖が少ない生地はパサパサしやすいんですよね。
そのため、バター、砂糖、卵、粉といった基本配合から粉を少し減らして作ると、パサパサしにくくなります。
ちなみに、バターを少しだけサラダ油に置き換えて作るのも効果的ですよ。
ちなみに、焼き上がった後、マドレーヌの水分が飛んでしまうとパサパサしてしまうので、水分が飛ばないように粗熱が取れたら袋に入れて保存しましょう。
パサパサのマドレーヌを復活させる簡単な方法とは?
マドレーヌの材料を混ぜるときに工夫したとしても、焼き上がった後、しばらく置いておくとどうしてもパサつきますよね。
でも、パサパサになったマドレーヌを復活させることはできますよ。
マドレーヌがぱさつくのは、マドレーヌに含まれている水分が減って乾燥してしまうからですよね。
そこで、蒸発してしまった水分を補いましょう。
簡単な方法としては、小さく折りたたんだキッチンペーパーを濡らしてギュッと絞ります。
それをマドレーヌの袋に入れて口を閉じればOKです。
このようにして1時間ほどすれば、水分が飛んでしまったマドレーヌの表面にキッチンペーパーの水分が移りしっとりします。
この方法はやってみたことがあるのですが、キッチンペーパーの水分が多すぎるとかえってベチャっとしてしまうので注意してくださいね。
また、時間がない場合は、同じく水で濡らしてギュッと絞ったキッチンペーパーでマドレーヌを包み込み、電子レンジで20~30秒温めます。
こうすると、マドレーヌにしっとり感が戻ります。
ただし、電子レンジで温めすぎるとかえって水分が飛んでしまうので、やりすぎないように気を付けてくださいね。
パサパサのマドレーヌをリメイクしておいしく食べるアイデア
パサパサになってしまったマドレーヌをそのまま食べるのも美味しくないし…
簡単に美味しくアレンジして食べられたら嬉しいですよね。
そんなときのために、パサパサしてしまったマドレーヌを使って、簡単に作れるリメイクレシピを紹介します。
マドレーヌで作るパンプディング
◆材料:
- マドレーヌ 2~3個
- 牛乳 150cc
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ1
◆作り方:
- マドレーヌを小さく切っておく
- 卵に砂糖を入れて混ぜる
- 2に牛乳を入れてよく混ぜる
- 耐熱容器にマドレーヌを並べてマドレーヌが浸るまで3の液を入れる
- 電子レンジで2~3分温める
- マドレーヌに液を浸したら、220度のオーブンで20分焼いて出来上がり
本来は食パンで作るパンプディングですが、こうしてマドレーヌでアレンジすることで、バターの風味が豊かなパンプディングに仕上がります。
甘党の方なら、上にたっぷりとグラニュー糖をかけて焼くと、ブリュレ風になって美味しいですよ。
このレシピはマドレーヌ以外のシフォンケーキやカップケーキなどでも応用ができるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
マドレーヌをパサパサにしにくくするためには、材料を混ぜるときに泡立たせないこと、混ぜすぎないこと、小麦粉の量を少し減らすことがポイントです。
また、焼き上がったマドレーヌは放置しておくと乾燥しやすいので、粗熱が取れたら袋に入れましょう。
もしパサパサになっても、濡らしたキッチンペーパーで、マドレーヌに水分を戻すことができますよ。
また、乾いてしまったマドレーヌも、パンプディングにアレンジすると、ビックリするくらいおいしいデザートに変身しちゃいます!
簡単にできるのでぜひ活用してみてくださいね。