プリンやゼリーなどを作る際に大活躍するゼラチン。
しかし、いつも使うのは少量で使い切らずに余らせてしまう。
使おうと思ったら賞味期限切れだった…なんてことありませんか?
そこで、このページでは、ゼラチンの賞味期限と賞味期限切れのゼラチンが使えるかの見分け方、ゼラチンを長持ちさせる保存方法についてご紹介します。
そもそもゼラチンの賞味期限はどれくらい?
まずは、ゼラチンの賞味期限ですが、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合は未開封で5年としています。
以前は、ゼラチンの賞味期限は3年とされていたそうですが、5年経っても品質が低下しにくいと判明して変更された経緯があります。
ただ、最終的な賞味期限の設定はそれぞれの製造メーカーが決めるので、もちろん5年よりも短い場合もあります。
実際販売されている商品をチェックしてみたところ、主に2~3年となっていました。
やはりメーカーによって、ばらつきがありますね。
こうして見ても比較的長持ちすると分かるゼラチンですが、その理由として
・糖や油がなく、酸化や変色しにくい
・乾燥しているため、劣化や雑菌の繁殖がしにくい
という理由があります。
このことからも、未開封の場合賞味期限が切れていても、5年以内であれば使用しても問題はなさそうですね。
古いゼラチンはいつまで使える?
賞味期限を切らしてしまいやすいゼラチンですが、多くの人が賞味期限を過ぎたゼラチンを普通に使っているようです。
そういう私も、賞味期限切れ半年後のゼラチンを使ったことはありますが、特に問題なく使えました。
調べてみると、賞味期限を2~3年過ぎている場合でも普通にゼリーを作ることができて、お腹を壊すことも無かったという人が多くいました。
中には、「固まってしまっていたけれど、14年前のゼラチンを普通に使った」という人もいてビックリ!
強者がこんなにもたくさんいるとは…(笑)
ゼラチンは劣化しにくい食品なので、未開封であれば、時間が経っても見た目大きく変化しません。
ただ、さすがに10年以上経過してしまったゼラチンは、未開封であっても固まってしまうことが多いようですね。
調べた限りでは、賞味期限を10年以上過ぎた未開封のゼラチンを食べても、体調を崩すことはなく問題なく使用できている人が多かったです。
しかし、こればかりは、保管場所や保管状態にもよりますし、個人の体調にも関わることです。
あくまでも自己責任で、自分のおやつを作る場合に限って判断して使うようにしましょう。
ゼラチンは開封後はどれくらいまで使える?使っちゃダメな場合とは?
劣化がしにくく、未開封では5年も日持ちすると言われるゼラチンですが、開封後も同様に使うことができるのでしょうか。
開封後のゼラチンの賞味期限については、「なるべく早めに」という注意書きがあるだけで、明確に何日以内という期限があるわけではありません。
開封後のゼラチンは
・虫が付いてしまう
・異臭がする
・変な味がする
といった変化が起こりやすくなります。
開封直後の状態と違うな…と感じたら、無理して使わず廃棄するようにしましょう。
ゼラチンは一度開封してしまうと湿気を吸いやすくなり、劣化が早まります。
最近は小分けになっているゼラチンも販売されているので、一度に使い切れない場合は、小分けタイプを使うのが便利ですよ。
開封後のゼラチンの保存は冷蔵庫がベスト!?
劣化しにくいと言われているゼラチンですが、開封後は冷蔵庫に入れて保存したほうがいいのでしょうか?
私は何でも冷蔵庫に入れてしまうクセがあるので、中途半端にゼラチンが残ってしまったときは、冷蔵庫に入れていますが(笑)
ゼラチンは常温保存ができるので、開封後に冷蔵保存をしなければならないという指示はありません。
しかし、以下のような環境を避けるよう指示があります。
・直射日光の当たる場所での保存
・密閉せずに湿気を吸ってしまう環境での保存
・揮発性の高い有機溶剤と一緒の環境での保存
このような環境を避ければ常温での保存で問題ありません。
しかし、適切な場所が無い場合は、これらの環境に該当しない冷蔵庫の保存選ぶといいですね。
また、一度ふやかした板ゼラチンを余らせてしまった場合は、常温では早く劣化してしまいます。
なるべく空気に触れないようにラップをして冷蔵庫で保管し、早めに使うようにするといいですよ。
まとめ
ゼラチンの賞味期限は、製造から5年以内です。
劣化しにくい印象のゼラチンですが、5年も持つのは驚きでしたね。
賞味期限が切れても、カビ、異臭、虫が付く、変な風味がなければ、普通に使えます。
ただ、賞味期限を何年も過ぎている場合は、劣化していないことをしっかり確かめてから使うようにしてくださいね。