開封してからあまり使っていなかったオリーブオイルを久しぶりに見たら、なんとなく色が変わって、においも最初の頃と違っている気がします。
もしかしてオリーブオイルが腐ったのでしょうか?
常温保存していたのがいけなかった!?
しばらく放置していたら、オリーブオイルの色が変わってしまうことがありますよね。
オリーブオイルは腐るのか?
オリーブオイルは保存するなら常温なのか冷蔵庫なのか?
オリーブオイルの正しい保存方法についてご紹介します。
オリーブオイルは常温で置いておくと腐る?匂いが変わったのは腐ったせい?
オリーブオイルが腐るのか?ですが、オリーブオイルに限らず、オイルが「腐る」ということはまずありません。
「腐る」という状態は、食物の水分に雑菌が入り、毒性を持つ成分を作り出して起きる現象なんですね。
オリーブにオイルに関しても、栓を開け放しにしたり、水が混ざったりしなければ、めったに腐ることはありません。
ということで、オリーブオイルを常温で置いておくと腐るかといえば、常温だから腐るということはないんですね。
オリーブオイルは腐るというよりは、酸化するとかなり早いペースで劣化が進みます。
オリーブオイルには酸化を防ぐポリフェノールが豊富に含まれているので、他のオイルよりは酸化しにくいです。
しかし、保存状態が悪ければそのうち酸化して質が落ちてきます。
オリーブオイルが酸化しているかどうかは、ボトルを振ってチェックします。
オイルの動きが鈍く、さらにオイルの色が濁っていたら、確実に酸化している証拠です。
酸化すると、匂いも味も買った時とは全く違っています。
ただ、オリーブオイルを使い慣れていないと、劣化は見抜きにくいものです。
実はオリーブオイルは産地やメーカーによって、味や香りや色に違いがあるので、まずは封をあけたらお皿に少し垂らして、味や香りや色を覚えておきましょう。
オリーブオイルは酸化するとどうなる?
オリーブオイルが酸化したかどうか見分ける方法を紹介しますね。
オリーブオイルは酸化すると色が変わる
オリーブの種類や精製方法の違いで、オリーブオイルの色はそれぞれ違っています。
しかし、開封直後のオリーブオイルは透明感があってツヤがあります。
酸化や温度変化を繰り返すと色が濁ってくるので、はじめの透明感がなくなり、濁った色になったら酸化したものと判断できます。
オリーブオイルは酸化するとどろっとする
新鮮なオリーブオイルはサラッとしていますが、酸化すると質感が重くなりドロっとしてきます。
オリーブオイルは酸化すると匂いが変わる
オリーブオイルは油なのに、油っぽさよりも青々しいフレッシュな香りがしますよね。
それが酸化すると、ツンとしたにおいが混じってきます。
オリーブオイルは酸化すると味が変わる
オリーブオイルには、もともとほのかな苦味があります。
そのままパンにつけたり、サラダにかけたりすると、少しピリッとした苦味を感じることがありますよね。
オリーブオイルが酸化すると、えぐみが出てきて、さらに喉に張り付くようなピリピリ感が増します。
こうなると、ちょっともう食べたくない感じですね。
オリーブオイルは冷蔵庫で保存するのはNGな理由と正しい保存方法
オリーブオイルは酸素に弱いのですが、温度差にも弱いです。
そのため、オリーブオイルの保存にはある程度低温な場所が適していますが、常温と温度差が大きい冷蔵庫保存は適していません。
オリーブオイルは低温すぎると凝固しますし、使うときは常温で溶け出します。
この、固まる、溶けるを何度も繰り返してしまうと、オリーブオイルの特徴の独特な風味を損ねてしまうんですね。
オリーブオイルの保存温度は、未開封でも開封後でも常温で問題ありません。
ただし、酸化や劣化を防ぐために、直射日光が当たる場所を避け、蓋を開けっぱなしにして空気に触れないようにします。
オリーブオイルを保存する際は、買ったときのボトルのままで良いですが、しっかり栓をすることがポイントです。
オリーブオイルは腐る?についてのまとめ
オリーブオイルはめったに腐ることはなく、色や匂いが変わってきたのは酸化した可能性が高いです。
オリーブオイルは酸化すると、色や匂いだけでなく、ピリピリした味になったり、どろっとしたり質感も変わってきます。
オリーブオイルは温度変化にも弱いので、冷蔵庫には入れずに、温度変化がしにくい直射日光が当たらない常温での保存が適しています。
空気に触れると酸化して劣化しやすくなるので、使ったらすぐに栓や蓋を閉めるように気をつけましょう!