賞味期限を過ぎた開封後のキムチが冷蔵庫から出てきました。
ちょっと食べてみたら、開封した直後より酸っぱくなった気がします。
このキムチは腐ったのでしょうか?
キムチは開封後、どれくらいまで食べてよいのでしょうか?
キムチが腐っているかどうか見分ける方法と、酸っぱくなったキムチを食べても大丈夫なのか、キムチの消費期限と保存方法をご紹介します。
キムチが腐るとどうなる?見分け方は?
キムチは発酵食品なので、腐った状態を判別するのは難しいですよね。
最初からちょっと酸っぱい感じもありますし…
手間をかけて作られた韓国産のキムチは、比較的しっかり発酵させているので長持ちします。
しかし、市販の国産キムチは、韓国産のキムチとは製法が違い、発酵が浅いものもあります。
これは、日本人の舌に合うように作るからで、そのかわりあまり長く保存できません。
もともと酸味があるキムチが腐っているかを見分ける方法を紹介しますね。
キムチが腐っているかの見分け方1:カビの発生
キムチが傷むと、キムチの表面に白や緑色のカビが生えてきます。
カビが見える部分だけ取り除いても、カビの胞子が他の場所に飛んでいる場合があるので、カビが見えたらもう食べない方が良いですよ。
キムチが腐っているかの見分け方2:ネバネバする
キムチを箸で持ち上げた時に、ぬめりや糸を引くようなネバネバ感があったら腐った証拠です。
キムチが腐っているかの見分け方3:異臭がする
カビが発生したり、ネバネバする段階以前に、普通のキムチの香りとは違う異臭がすることが多いです。
その異臭を例えるなら、生ゴミのような臭いやキムチの酸味とは違う雑味を含む臭いで、どう考えても食べる気にはならない程のニオイです。
キムチが腐っているかの見分け方4:ピリピリするような酸味
キムチが腐ると、舌にピリピリくるような感じを伴う酸味が出てきます。
もし食べてみて、キムチ特有の辛さや甘味とは違う苦味や雑味を感じたら、食べるのをやめましょう。
キムチが酸っぱいのは腐ったから?食べても大丈夫?
日本の古漬け同様、キムチも漬けてから時間が経つにつれて酸味が増えます。
この酸味は、乳酸発酵の結果なんですね。
ですから、ふたを開けたら酸っぱいニオイがするという段階では、腐っているかの判断はしにくいものです。
ただ、小さいカビやぬめりが見られたら、それはキムチが腐り始めた証拠です。
キムチは腐ったかどうか見分けが難しいので、食べてからすでにかなり腐っていたと気づくことがあります。
かなり腐ったキムチを食べてしまうと、食あたりの症状が出る可能性があります。
キムチで起こる食中毒の主な症状は、腹痛、下痢、発熱です。
もし下痢になってしまったら、水分をたくさん摂って、体の中から早く毒素を排出するように安静にしてください。
毒素が消えない限り症状は続きますので、もし症状がひどいようなら病院へ行きましょう。
キムチの消費期限 開封後はどれくらい?日持ちさせる保存法は?
韓国の本格手作りキムチは、1年も保存できるものがあります。
ただ、そもそも製法の違う市販の国産キムチはそこまで長く日持ちしません。
国産キムチは、材料を混ぜ込んで漬けただけの状態のものが多いので、長期保存に向いていないからです。
そのため、開封後のキムチは消費期限は短く、冷蔵庫で3~5日が目安です。
開封後は味落ちが早いので、できるだけ早めに食べ切ったほうがいいです。
と言いつつも、私自身は開封後も、パッケージに表示されている賞味期限が過ぎても2~3日は食べちゃってますけどね(笑)
そのまま食べると酸味が強いので、豚キムチ炒めなど火を通して食べています。
今のところ、賞味期限を過ぎたキムチを食べてお腹を壊したことはありませんが、これは私の例なのであくまで参考までに留めていただければと思います。
あまり日持ちしないのであれば、すぐに頭に浮かぶのは冷凍保存ですが、キムチは冷凍保存にはあまり向いていません。
キムチには白菜そのものの水分やキムチの漬け汁など水分が多いですよね。
なので、冷凍すると結露が生じて、解凍後も水分が出てしまって、味が薄くなり美味しくなくなるからです。
キムチを保存する場合は、0℃以下の冷蔵庫のチルド室があればベストです。
しっかり封ができる容器に入れるか、厚めのジッパーバッグを二重にして保存しましょう。
キムチが空気に触れると腐りやすくなるので、空気に触れないようふたをしっかり閉じておくのが保存のコツです。
キムチは腐るとどうなる?まとめ
国産のキムチは、韓国産のキムチに比べて発酵がマイルドなので、その分日持ちも短いです。
キムチが腐ると、ピリピリするような激しい酸味、糸を引くようなねばり、生ゴミのような異臭、カビが生えるなどします。
尋常じゃないくらい酸っぱくなった場合は、腐っている可能性大なので、そうなったらもう食べるのは諦めたほうがいいです。
キムチは水分が多いので、冷凍保存は適していません。
0℃以下のチルドルームで、空気に触れないように保存するのが日持ちさせるコツです。