苦労して手作りしたぜんざいやお汁粉が、余ってしまいました。
すぐには食べ切れそうもないのでしばらく保存しておきたいけど、常温でも大丈夫なものでしょうか?
甘さ控えめの美味しい手作りのぜんざいやお汁粉は、常温保存は絶対ダメですよ!
余ったぜんざいやおしるこの保存方法についてご紹介します。
ぜんざいやお汁粉は日持ちしない!常温保存は絶対NGな理由
時間をかけて手作りしたぜんざいやお汁粉が余ったら、保存しておきたいですよね。
砂糖がたくさん入っているから、常温でも何日かは持つような気がします。
でも、これが意外と日持ちしない!
どうしてぜんざいやお汁粉は、常温で日持ちしないのでしょうか?
それは、セレウス菌のせいです。
セレウス菌は、穀類や豆類などに付く細菌です。
もち米と小豆が材料のぜんざいやお汁粉には、付いている可能性大!
しかも、セレウス菌は耐熱性があり、加熱調理しても死なないという特徴があります。
ですから、常温に放置すると、セレウス菌が増殖して毒素を作るのです。
セレウス菌が作った毒素も熱に強いので、再加熱しても効果がありません。
だから、ぜんざいやお汁粉を常温で保存するのは、絶対にNGなのです。
ぜんざいやお汁粉を冷蔵庫でなるべく長く日持ちさせるには?
ぜんざいやお汁粉を保存する時は、まずは残ったお餅や白玉を取り出しましょう。
セレウス菌が増殖しやすい温度は、28℃~35℃の間です。
清潔な容器に入れて、冷蔵庫で冷やせば、2~3日は日持ちします。
それでも菌は生きていますから、なるべく早く食べてくださいね。
私は、「小豆はとても体にいいから、もっと食べたい!それなのに、どうしてこんなに砂糖をたくさん使ったものしかないの?」と、ずっと思っていました。
それは、加熱しても死なないセレウス菌がいるからだったのですね!
セレウス菌を封じ込めるためなら、たくさんの砂糖を使うのも納得です。
砂糖の多い甘いあんこを作って冷蔵庫に保存すれば、比較的長く保存できるので、私は、あんこを炊くときは小豆と同量の砂糖を使っています。
ぜんざいを作るときは、このあんこに水を加えるだけで簡単にできますよ。
ぜんざいやお汁粉を冷凍してなるべく長く日持ちさせるには?
2~3日では短すぎる、もっと長く保存したい!
そんな時は、冷凍しましょう。
冷蔵のときと同じように、お餅や白玉を取り出してから、冷凍保存袋に入れます。
なるべく平らな状態で冷凍し、できれば固まる前に1人前ずつ分かれ目を作っておくと、使うとき便利ですよ。
冷凍すれば、およそ1ヶ月保存することが可能です。
食べる時には自然解凍でOK!
加熱する場合でもいきなり高温にしないで、溶かしてから使ってくださいね。
その方が美味しく食べることができますよ。
ぜんざいやお汁粉の残りをおいしく食べるアレンジアイデア
保存しておいたぜんざいを、またぜんざいとして食べるのもいいですが、違う食べ方を楽しむのもいいですね。
ぜんざいやお汁粉などのあんこ系が余ったときの定番といえば、やはり小倉トーストですよね。
小倉トーストのときは、あんこをそのまま薄く塗ります。
バターを塗ったトーストにあんこをのせて食べれば、バターの塩気と小豆の甘味が絶妙です。
最近私が試したのは、小豆ミルクです。
寒い日にホットミルクが飲みたくなって、思いつきで混ぜたら、意外とおいしくてハマりました(笑)
小豆ミルクは、牛乳のなかにぜんざいやお汁粉を混ぜるだけ!
混ぜる量は、ぜんざいの甘さや自分の好みに合わせて、自由に調節してください。
夏はアイスで、冬はホットで飲むと美味しいですよ。
少しだけシナモンを入れると、よりおしゃれな味になります。
あんこ好きの私は、一口大だけ残ったご飯をたべ切るために、あんこをのせて即席おはぎにしたことも…。
そこまでしなくてもと思われるでしょうが、一口食べるとなんだか調子がいいんです。
(私個人の見解です。)
余ったぜんざいやお汁粉のあんこは小分けして冷凍保存しておくと、解凍の手間もかからず、すぐに使えて便利ですよ。
この余ったあんこのアレンジメニューがおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまいます(笑)
まとめ
ぜんざいやお汁粉には、熱に強いセレウス菌が潜んでいるので、常温保存は絶対NGです。
保存する時は、冷蔵庫で2~3日、冷凍で1ヶ月を目安にして食べましょう。
余ったぜんざいやおしるこを冷凍する場合は、1回分ずつに小分けして保存すると、解凍しやすくすぐに食べられるので便利ですよ。
残ったあんこのアレンジメニューもぜひ試してみてくださいね!