ケース買いしているペットボトルの水の賞味期限が切れていました。
パッと見はなんの変化もなさそうだし、未開封なので飲んでも大丈夫そうに見えますが、夏の間、暑い部屋の中に放置していたのが少し気になります。
そこで、未開封のペットボトルは賞味期限が過ぎても飲めるのか?
ペットボトルには賞味期限が書かれているのはなぜなのか?
ペットボトルを保管する際に気をつけた方が良いことをご紹介します!
未開封のペットボトルは賞味期限過ぎても飲めるの?
ペットボトル入りの飲料類は、滅菌、殺菌処理をしているので、長期保存が効くように作られています。
水は、ほとんどのメーカーでは滅菌処理済みで、かつ他に含有物がないので、未開封なら無期限で飲むことができるんです。
え!?
じゃぁ、なぜペットボトルの水に賞味期限がついているのか、不思議ですよね。
ペットボトルの水に「賞味期限」があるのは、販売上、内容量をキープしなくてはいけないという規定があるからなんです。
水の賞味期限は「まだ蒸発をせずに規定の容量を保っていますよ」という目安というわけです。
水以外のペットボトル入りのお茶、コーヒー、スポーツドリンクの賞味期限は、製造日から1年間です。
果汁入りの飲料や炭酸飲料の賞味期限は、製造日から6〜7ヶ月ほどです。
また、乳製品が含まれている紅茶やコーヒーも、製造日から6〜7ヶ月の賞味期限が設定されています。
いずれも、賞味期限から1ヶ月ぐらい過ぎても普通に飲むことはできますが、多少変化している可能性があります。
というのも、実はペットボトルは通気性があるので、水分が蒸発するのです。
また、お茶やコーヒーは通気性のあるペットボトルを通じて、酸化する可能性があります。
酸化してしまったお茶やコーヒーは飲めなくはないですが、あまり美味しいとは言えないです。
果汁飲料(ジュース)やスポーツドリンクも、賞味期限が過ぎてしばらく経つと色素がくすむことがありますが、においや味に変化がなければ問題なく飲めます。
炭酸飲料については、賞味期限を過ぎると、日にちが経つにつれ炭酸が抜けていきます。
炭酸飲料は、賞味期限内に飲むことをおすすめします。
未開封のペットボトルの保管場所 家の中でベストな場所はどこ?
ペットボトルには「高温多湿を避けて保存すること」と表示がありますよね。
ペットボトル飲料は、常温保存でも大丈夫なことが利点です。
ただし、高温によって蒸発したり、湿度によって酸化したり、直射日光で変色したりすることがあるので保管場所には注意が必要です。
大量のペットボトルを長期保存したい場合は、納戸や地下など、涼しくて日光が当たらない場所がおすすめです。
ちなみに、私の家には納戸や地下はないので、ペットボトルをケース買いしたときは、日差しが入らない北向きの部屋に置いています。
少量のペットボトルであれば、当たり前のようですが、冷蔵庫の保存がやはり適しています。
未開封のペットボトルは高温に注意すべき理由とは?
以前、私がやってしまった失敗なんですが、空のペットボトルにいれたての熱いお茶を注いだら、ペットボトルが変形したことがあります。
ホットドリンク用のペットボトルではない普通のペットボトルは、高温に弱いんですよね。
ペットボトルには、アンチモン、ビスフェノールAという物質が微量含まれています。
これらは水溶性ではないので、通常の保存方法では何の問題もありません。
しかし、ボトルが溶けるほど高温だと、それらの物質が飲料に溶け出す可能性があると言われています。
そう考えると、高温な場所での長時間放置や保存は避けたいものですよね。
私のように、熱いお湯やお茶などを普通のペットボトルに注ぐこともしないほうがいいですよ。(普通しないと思いますけど。。(^_^;)
未開封のペットボトルを車内に放置するのが危険な理由とは?
ペットボトルの保存温度は、気温程度の暑さなら全く問題はありません。
しかし、それ以上の温度になると弊害が起きます。
たとえば、真夏には最高で70℃以上にもなるとも言われる車の中に、真夏にペットボトルを放置しておくことは危険です。
高温状態でペットボトルを長時間置いておくと、ペットボトルの中の空気が膨張して、破裂の恐れがあります。
また、透明なペットボトルがレンズ化して、直射日光が一点に集まって発火して火災の原因になるケースもあるんです。
ペットボトルはつい、ダッシュボードの上や座席に放置してしまいがちですよね。
駐車する場所や気温を考えて、外に出る際はペットボトルも持っていくなど、夏には十分に注意してくださいね。
未開封のペットボトルの賞味期限切れ まとめ
ペットボトル入りの飲み物は未開封であれば、賞味期限が過ぎても飲むことができます。
水は賞味期限を過ぎてもかなり長く飲めますが、コーヒーやお茶、ジュースなどの飲料は、未開封であっても、賞味期限から1ヶ月程度を目安にしたほうが良いです。
ペットボトルを直射日光の当たる場所や高温状態で長く置いていた場合は、賞味期限内であっても、においや色、味などが変化する場合があるので、よく確かめてから飲むようにしてくださいね。