夏の薬味といえば、みょうがですね。
私はあの独特の香りが大好きで、夏場は頻繁にミョウガを買っています。
でも、みょうがはあまり日持ちはしないんですよね。
みょうがを長持ちさせるためには、キッチンペーパーや保存袋などで工夫する必要があります。
そこでこのページでは、みょうがの賞味期限とできるだけ日持ちさせる保存方法をご紹介します。
生のみょうがの賞味期限は冷蔵庫でどれくらい?日持ちさせる保存方法は?賞味期限を過ぎるとどうなる?
みょうがって、植物のどの部分を食べているか知っていますか?
球根?
葉が重なったもの?
実は、みょうがは植物の花芽なんです。
だから、収穫しそびれると花が咲いてしまいます。
「咲いてしまう」なんて、まるで花が咲くことが良くないことのような言い方ですね。
でも、花が咲いてしまうと、みょうがが硬くなって味が落ちてしまうんです。
食べられないわけではありませんが、できれば花が咲く前に収穫するのが良いんですよ。
この状態のみょうがを冷蔵庫で保存して、2~3日中に食べるのが理想的です。
4日以上経ってしまうと、花になる中心部分や先端部分が傷んできます。
外から見ただけでは判別できないので、食べる時は縦半分に切って、中心部が傷んでいないか確かめましょう。
みょうがが傷んでくると、中心部が黄色や黒っぽい色に変わったり、じゅくじゅくした感じになります。
傷んでいるのが先端や中心だけなら、そこを取り除いて食べることができますよ。
こんなデリケートな野菜なので、あまり日持ちしないんですね。
冷蔵庫で日持ちさせるには、まずはていねいにみょうがを洗います。
それを水で濡らして絞ったキッチンペーパーに包み、ビニール袋に入れて、野菜室で保存します。
キッチンペーパーは2日置きに取り換えれば、10日ほど保存することができますよ。
みょうがを冷凍した時の賞味期限は?上手に冷凍するには?
そんなにこまめにキッチンペーパーを換えるのは面倒だな…と思ったかもしれませんね。
それなら、みょうがを食べる時の大きさにカットして、冷凍保存にするのはいかがでしょうか。
みょうがは冷凍保存することもできますよ。
みょうがを冷凍する手順は、まずはみょうがを丁寧に水洗いして、水気を拭き取ります。
そして、小口切りや細切りなど食べる時の状態に切って小分けします。
これをラップにぴっちり包み、冷凍保存袋に入れて冷凍します。
みょうがを冷凍した時の賞味期限は2週間です。
冷凍したみょうがを食べる時は凍ったまま冷や奴や納豆のトッピングにしたり、麺つゆやみそ汁に入れて使います。
わざわざ解凍する必要がないので、小分けして冷凍しておくと楽ですよ。
みょうがの甘酢漬けの賞味期限は?保存するなら冷蔵庫?冷凍庫?
みょうがは冷蔵や冷凍の他に、甘酢漬けにして保存する方法もあります。
みょうがの甘酢漬けは意外と簡単に作れます。
みょうが5~6本に対して、お酢100cc、砂糖大さじ3~4杯、塩少々を用意します。
みょうがは洗って1分ほどゆでて水気を切っておきます。
酢、砂糖、塩を鍋に入れて、砂糖と塩を煮溶かして甘酢を作ります。
清潔な保存容器にみょうがを入れて、粗熱をとった甘酢を注いで蓋をします。
冷蔵庫で一晩漬ければ食べられます。
みょうがの甘酢漬けの賞味期限は、冷蔵保存で5日間です。
もっと日持ちさせたいなら、甘酢ごと冷凍保存袋に入れて、できるだけ空気を抜き平らにしてから冷凍しましょう。
こうすれば、1ヶ月ほど冷凍保存できますよ。
冷蔵保存か冷凍保存かは、どれだけの期間で食べ切るかによって判断してくださいね。
みょうがを長期保存するならおすすめの方法はコレ!
みょうがをもっと長期間保存したい!?
それなら、丸のままで冷凍しましょう。
刻んで冷凍した場合の賞味期限は2週間でしたが、丸ごと冷凍すれば2ヶ月程度保存することができます。
みょうがを丸ごと保存する場合も、まずはみょうがをきれいに洗って水気を切ります。
洗ったみょうがをひとつずつラップに包んで、冷凍保存袋に入れて冷凍庫に入れて保存します。
冷凍したみょうがを使うときは、凍ったまま刻んで使います。
切りにくい時は、半解凍してくださいね。
ちなみに、食べる時のことを考えると切ってから冷凍したほうが便利ですが、冷凍する時の手間は、丸ごと冷凍するほうが圧倒的に楽ですね。
まとめ
みょうがは、意外と傷みやすくて、冷蔵庫では2~3日しか持ちません。
濡らしたキッチンペーパーに包んだり、刻んで冷凍したりすれば、賞味期限を延ばすことができます。
甘酢漬けにして保存すれば、また違った味が楽しめます。
丸ごと冷凍すれば、2ヶ月保存することも可能です。
自分の食べるペースに合わせて、保存方法を選んでくださいね。
ちなみに「みょうがを食べると馬鹿になる」と言われることがありますが、これは迷信らしいですよ(笑)
夏バテで食欲が落ちたときに元気を与えてくれるみょうがは、上手に保存して無駄なくいただきましょう!