松茸が手に入ったけど、大事に食べようと置いておいたら、なんとなくぬめりを感じます。
もしかして、大事にし過ぎて腐ってしまったのでしょうか!?だとしたら、めちゃくちゃショック・・・
松茸が腐ってる?と思ったとき、本当に腐っているのかどうかの見分け方と、賞味期限や松茸を日持ちさせる保存方法を紹介します。
松茸が腐っているときの見分け方は?
松茸が腐っているかを簡単に見分ける方法は、酸っぱいにおいがしたり、糸を引くようなぬめりがあることです。
松茸がこのような状態であれば腐った証拠です。
ちなみに、この状態が過ぎると、みるみる原型が崩れてドロドロになります。
また、水分が抜けて松茸がカサカサだったり、もともと白い部分が黄色っぽく変色するのも古くなったサインです。
買ってまもなくでも、表面にぬめりや白い綿のようなものを見かけることがあります。
一見、傷んでいるのかと思いきや、これは腐っているのではなくて、あくまでもキノコの菌糸ですので、食べても害はありません。
松茸にぬめりや綿のようなものがついている場合は、ペーパータオルなどで優しく拭き取ってから調理すれば大丈夫です。
しかし、青カビや黒カビには毒性がありますので食べてはダメです!
さらに、虫食いや細菌によって、松茸の内部が柔らかく茶色に変色していたら要注意です。
こうなると、劣化はもちろん食中毒を引き起こす原因になりかねないので、食べるのは控えましょう。
新鮮な松茸は、かさや軸にハリとツヤがあり、中を割るとキレイな白い色で、特有の香りが漂うのが特徴です。
松茸の賞味期限はどれぐらい?冷蔵庫に入れたほうがいい?
おいしい松茸を食べるタイミングは、手に入った即日がベストですが、なかなかそうもいかないときがありますよね。
高価なものだから、家族みんなが揃って夕飯が食べられる日まで大事にとっておきたい!とか、いろいろな思惑もあります(私の場合ですが・笑)
松茸の賞味期限は、
- 常温 2日
- 冷蔵庫保存 4日〜1週間以内
- 冷凍保存 2〜3ヶ月
が目安です。
これは、松茸の一番の特徴である「香り」と「食感」を楽しむための大切な期限です。
また、松茸を新鮮な状態でキープするには、低温保存が向いています。
また、下処理しておくことで、新鮮さを保つことができますよ。
松茸を保存する場合の下処理は、まず泥のついている固い「石づき」の部分を包丁で削ぎます。
ザクっと落とすのではなく、鉛筆を削るように表面だけ削ると良いですよ。
そして、ボールに水を張り、松茸を水に浸して、指で泥や汚れを優しく手早く拭い取ります。
その後、しっかりと松茸についた水気を拭き取ってから、ひとつずつペーパータオルで優しく包みます。
松茸はペーパータオルに包んだまま、さらにラップやホイルで包み、タッパーに並べて蓋をしたら、冷蔵庫に入れます。
冷蔵温度は、3℃度以下で凍らない温度が最も適しています。
チルド室やパーシャル室での保存がおすすめです。
こうすることで、松茸に余計な雑菌がついたり、水分が出ていくのを防ぐことができ、ドリップもなく保存できます。
下処理が済んでいるので、調理のときはそのまま使えますよ。
松茸は冷凍して一年もつって本当?
「冷凍すれば松茸は一年持つ」という話、聞いたことありますか?
個人的には1年はちょっと長すぎないかなぁ、、と思ったのですが、保存方法に注意すれば
不可能ではありません。
ただ、冷凍保存すると松茸の水分が冷凍している間に失われ、解凍するとドリップとともにせっかくの旨味がしみ出してしまいます。
水分が失われた松茸は、しなっとして柔らかくなり、独特のハリが落ちてしまうんですね。
松茸を冷凍保存した場合は、解凍して焼き松茸にすると、明らかに食感や香りが落ちます。
ましてや一年の冷凍保存するとなると、なおさらです。
そのため、冷凍した松茸を食べる際は、茶碗蒸しやお吸い物、土瓶蒸しに使うのがおすすめです。
松茸を冷凍する場合は、冷蔵保存の時と同様に石づきを落として軽く洗い、水気をしっかり取ってから割いていきます。
松茸をそのまままるごと冷凍保存するとドリップが出やすいため、松茸を薄く割いて、ペーパータオルで包み、ジップロックなどのジッパー付き保存袋に入れます。
ジッパー付き保存袋の空気をしっかり抜いて、密封したら冷凍庫へ入れます。
もしくは、松茸を醤油と酒であらかじめ調理したものを、煮汁ごと密封保存するのもおすすめです。
冷凍した松茸を調理する際は、解凍せずにそのまま使用しましょう。
まとめ
松茸から酸っぱいにおいがしたり、糸を引くようなぬめりがあれば、それは明らかに腐っています。
ですが、多少のぬめりや綿のようなものが付いている場合は、腐っているわけではありません。
松茸は比較的低温を好むので、保存する場合は、冷蔵庫のチルド室やパーシャル室がおすすめです。
冷凍保存もできますが、冷凍するとどうしても水分が出てしまたり、独特の香りが飛んでしまったりするので、できれば冷凍せずに食べ切るといいですよ。
高価なものだからといって、大事にしすぎて食べそびれないようにしましょうね~(笑)