血糖値が高めな人におすすめな食材!とテレビで見てから気になっていた菊芋を、スーパーで発見!
早速買ってみたものの、あまり馴染みがない野菜なので、どうやって保存しておけばいいのかがわかりません。
「芋」と名前についているので、じゃがいもなどと同じように常温でよいのか、それとも冷蔵庫が良いのでしょうか・・・?
菊芋の保存は、冷蔵庫、冷凍、常温どれが適しているのかと、できるだけ日持ちさせるにはどうすればいいのかをご紹介します!
菊芋は保存温度がポイント!上手に日持ちさせるのは?
菊芋はとてもデリケートな野菜です。
菊芋を保存するのに1番注意すべきなのは、保存温度です。
冬が旬の菊芋ですが、保存に適した温度は10℃前後です。
菊芋は、15℃以上になると芽が出てしまい、5℃以下になると低温障害を起こします。
さらに、傷まないよう丁寧に保存しても、賞味期限は他の根菜類に比べるととても短いんです。
常温保存なら、冬場の冷暗場所で5日〜1週間以内が目安です。
生の菊芋をできるだけ長く保存するなら、適温をキープできる冷蔵庫がおすすめです。
冷蔵庫なら、1週間は保存できますよ。
常温または冷蔵庫保存でも、土がついた状態で洗わずに新聞紙に包んで保存するのがベストです。
なぜなら、菊芋のもう1つのウィークポイントは水分や湿気だからです。
菊芋は水に弱く皮も薄いため、洗ってしまうと傷みやすく、雑菌などに侵されやすいのです。
ですから、買ってきた菊芋をうっかり水で洗ってしまったら、すぐ食べ切りましょう。
また、湿度が高いところに菊芋を置いておくと、カビが発生してあっという間に腐ってしまいます。
生の菊芋は、収穫した状態をできるだけキープするのがおいしく保存する秘訣です。
土がついていたらそのままの状態で保存しましょう。
菊芋を保存するなら冷凍がベスト⁉︎
暖かいところも寒いところも苦手な菊芋を、長期間保存するのはとても難しいです。
土に埋めて保存する方法もあり、最高3ヶ月程度保存できます。
ただ、土の中の温度を常に10℃にキープすることは難しいので、結局温度が上がって芽が出てしまうことになりかねません。
というか、そもそも家に庭や畑がある場合に限られるので、あまり現実的ではないですよね、、
冬が旬の菊芋を夏まで保存しておきたいという場合は、生のままでは不可能に近いです。
さほど手間もかからず最も日持ちするのは、冷凍保存です。
ただし、まるごとではなく、皮を剥きスライスして保存することになります。
スライスした菊芋は水分をよく拭き取り、ペーパータオルで包み、ジップロックなどの冷凍保存袋に入れて密封して冷凍庫に入れます。
冷蔵庫や常温では長くても1週間程度だった菊芋の保存期限は、冷凍すれば1〜2ヶ月程度になります。
冷凍した菊芋を料理に使う場合は、解凍せずに凍ったまま使いましょう。
解凍すると、水分が流れ出てボソボソした食感になってしまいます。
菊芋は腐るとどうなる?
「芋」と呼ばれていますが、実は菊芋は芋の種類ではないんです。
菊芋は、ヒマワリ科の植物でアーティチョークと同じ種類の野菜なんですよ~!
菊芋はイヌリンという食物繊維が豊富で、イヌリンは糖尿病予防にいいと話題ですよね。
健康に良いなら常備したいですが、これまでお話した通り、菊芋は長期保存が難しく、あまり日持ちしない野菜です。
うっかりしていると、わずか数日で買った時と違う状態になってしまうんですよね。。
菊芋が腐るとどうなるかというと
・干からびてしまう
・カビが生える
・すえた、酸っぱいにおいがする
が主なシグナルです。
菊芋が腐ると、中の水分が外に排出され、表面の細菌と結びつきます。
菊芋の表面にはカビが生え、中はカサカサな状態になります。
そのうちすっぱいにおいを感じるようになり、こうなったらもう食べられません。
菊芋は他の根菜類や芋類とは違って傷みやすいので、冷蔵庫で保存した場合での、4〜5日を過ぎたらこまめにチェックしたほうがいいですよ。
まとめ
菊芋は保存温度がポイント。
10℃程度が適温のため、冷蔵庫での保存が適しています。
菊芋は水分や湿度に弱いため、土がついた状態の菊芋は、洗わずにそのまま保存したほうが日持ちします。
もし洗ってしまった場合は、なるべく早く食べきるようにしましょう。
菊芋が干からびてきたり、カビが生えてきたら、菊芋が腐ったサインなので食べないでくださいね。