大人になってから大好きになったのが、干し柿。
もともと栄養がある柿を干したものだから、体に良いと思っておやつに毎日食べています。
でも、食べ過ぎると体に悪いとも聞きます。
干し柿の栄養成分と食べ過ぎると体に悪いというのはなぜなのか、どれぐらいが適量かを紹介します!
干し柿の栄養がすごかった!
柿は「医者いらず」と言われるほど、体に良いと言われている果物ですよね。
干し柿も生の柿同様、栄養素がたっぷり入っています。
まずは、干し柿に含まれている栄養がどんなものなのかチェックしましょう!
食物繊維
言わずと知れた整腸作用を促進する食物繊維が干し柿にはたっぷり!
生の柿の食物繊維は、100gあたり1.6g。
一方、干し柿は100gあたり14gも含まれています。
干すことで、成分も凝縮されるんですね。
タンニン
柿には抗酸化作用があり、アンチエイジング効果抜群です。
さらに、柿に含まれる「カキタンニン」は、強い抗菌成分で、多数のウィルスに勝つ力を持っています。
ノロウィルスやインフルエンザ予防にも効果ありと言われています。
カリウム
柿には、カリウムも豊富です。
よく二日酔いのときに柿を食べるといいと言われるのは、カリウムが豊富だからなんですね!
βカロチン
体内でビタミンAに変化し、眼精疲労、美肌に貢献してくれます。
ビタミン
柿には、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンB6と揃い踏みで、マルチビタミンが干し柿で摂れちゃいます。
もはや、干し柿を食べていれば、ビタミンサプリはいらないのでは!?ぐらいすごい!
必須脂肪酸
柿を干すことで、オレイン酸、リノール酸、αリノレン酸という必須脂肪酸が増えます。
これらはコレステロールを下げ、血液をサラサラにしてくれます。
干し柿を食べ過ぎると体に悪いの?
このように干し柿は栄養成分がたっぷり!
肌荒れ、冷え性にも効果のある成分を含めて、女性の味方のような食品なんです。
だったら、たくさん食べれば良い!!
と思いがちなんですが、食べ過ぎると弊害も起きやすいんですね。
例えば、干し柿に多く含まれている食物繊維やタンニン。
食物繊維は、多くとりすぎると腸内のバランスを崩し、お腹を壊しやすくなります。
タンニンは、腸内の鉄分を吸収する性質があるので、貧血症の方や妊娠している人は注意が必要です。
「薬のように何にでも効くから」「元は食品だし」と、たくさん食べればいいと考えがちですが、食べ過ぎてかえって逆効果になる可能性もあります。
干し柿は食べ過ぎると太る!適量はどれぐらい?
干し柿は乾燥させることによって水分を飛ばし、タンニンの渋みを和らげ、糖分を凝縮させます。
甘味を強く感じるとともに、味も凝縮されます。
だから甘くておいしいんですね。
干し柿は栄養成分も豊富ですが、その分カロリーも高いんです。
100gあたり276kcal、意外と高いでしょ?
一個あたりの干し柿の重さを30〜50gと考えると、おやつなら2〜3個が目安ですね!
また、食物繊維は先に紹介したように、100gあたり14g含まれています。
成人女性が1日にとるべき食物繊維量は、18g以上が目安です。
食物繊維は摂り過ぎるとお腹を壊すことがあるので、この点からも干し柿は「1日2個」程度が適量です。
干し柿は食べるとあっという間なのですが、実は生柿よりも100gあたり20kcalほどカロリーが多いんです。
また、脂質も干し柿にすると大幅に増えます。
ですから、高カロリーのスナック菓子を一袋食べるよりはヘルシーかと思いきや、干し柿4〜5個ほど食べてしまえば、400kcalほどのスナック菓子ならカロリー値は軽く並んでしまうんですね。
結論としては、ヘルシーな干し柿も食べ過ぎると太るというわけです。
その代わり、毎日適量をコンスタントに食べれば、栄養素を取り入れられ、健康維持の助けになりますよ。
まとめ
干し柿は食べ過ぎると体に悪い・・・とは言い切れませんが、食べ過ぎるとお腹を壊したり、カロリーも高いので太ってしまう可能性があります。
干し柿の適量の目安は1日2個程度です。
いくら体にいいとはいえ、やはり何でも食べ過ぎるのは良くないということですね、、肝に銘じます(゚▽゚*)