ココアが好きで良く飲むのですが、粉末のココアはお湯や冷たい牛乳にうまく溶けずダマになってしまうことが多いんですよね。
なぜココアはダマになってしまうんでしょうか?
ココアにダマを作らずに溶かすコツはあるのでしょうか?
ココアの粉が溶けない原因と、ダマを作らずに溶かす方法をご紹介します!
ココアの粉が溶けない理由は?ダマにならずきれいに溶かすコツは?
ココアには、純ココア(ピュアココア)と調整ココアの2種類があります。
純ココアの材料はココアパウダー100%で、カカオの脂肪分をたっぷり含み、砂糖やミルクは入っていません。
ココアパウダーに含まれている脂肪分は低温で固まりやすいため、水や冷たい牛乳で溶かすアイスココアは作りにくいんですね。
一方、調整ココアはココアの比率を減らして、水に溶けやすい粉末ミルクや砂糖を加えています。
純ココアは溶けにくいとして、調整ココアは溶けやすい材料が入っているのにダマになってしまって、イラッとすることありますよね!?
お湯なのにココアがすんなり溶けずにダマになるのは、溶けにくい脂肪分が固まって、粉自体がまとまってしまっていることが多いです。
ダマを作らずにココアを溶かすには、ココアをあらかじめ茶こしなどふるいにかけてサラサラにしておくと、きれいに溶けやすくなりますよ。
また、水や冷たい牛乳ではなく、お湯や温かい牛乳を注いでも、脂肪分が溶けるのにやや時間がかかります。
一気にお湯やミルクを注ぐと、軽い粉が浮いてダマが増え、ダマが出来るとかき混ぜても粉は散らないんですよね。
そんなときは、カップにスプーンを入れて、スプーンを上下に振って、粉を沈めながらダマを潰すようにして少しずつ溶かすといいですよ。
ダマを作らずにココアを溶かすコツは、一気に飲む量のお湯や牛乳に溶かそうとせず、まず少量のお湯やミルクでしっかりココアを溶かすことです。
ココアが液体になじんでペースト状になれば、その後にお湯を加えてもダマもなくおいしいココアができますよ。
ココアが溶けない意外な理由・・・虫のせいかも!?
ココアをカップに入れてお湯を注いだら白い塊が浮いていた。
よく見ると、ミルクの粉末ではなく虫が浮いてる!ギャー!!
・・・なんてことがあります。
これは、シバンムシ、タバコシバンムシという種類の虫の幼虫です。
穀物のタンパク質を養分にして育ちます。
ココアを開封したあと、封をしっかりしていないと袋に入り込むことがあります。
ココア粉末が完璧に溶けているのにもかかわらず、白いこの虫をミルクや砂糖の成分と勘違いして飲んでしまうことも・・・。
間違って飲んでしまっても体に支障はありませんが、虫と知ってしまった以上はとにかく気持ち悪いですよね。
開封してから日にちが経っているココアや、密封せず保存状態が悪かったものは要注意です。
飲む前に中を確認してみてください。
少し面倒ですが、茶こしなどで一旦ココアをふるうと簡単に発見できます。
シバンムシは幼虫も成虫も小さく、隙間から入り込みます。
また、穀物などに入るダニもココアに入り込むことがあります。
ダニは体内に入るとアレルギー反応を起こすことがあるので、とても危険です。
いずれにしても、虫が入り込まないようにしっかり密封して、ながく放置しないように注意しましょう。
ココアを上手に保存する方法とは?
ココアは高温多湿な環境だと、袋の中で溶けてベタッとすることがあります。
加えて、虫の侵入を防ぐには、開封後はしっかり密封することが大事です。
袋にジッパーがついているものもありますが、ココアの粉がジッパーに挟まって、しっかり閉まっていなことがあります。
使い切りに数週間かかる時は、袋から取り出してタッパーや蓋つきの瓶に移し替えましょう。
ちなみに、ココアが湿ったり、虫が発生するのを防ぐには、低温での保存が適しています。
また、いつも溶けやすいサラサラの状態でココアをキープするためにも、保存するなら冷蔵庫がおすすめです。
ココアを飲むときは乾いたスプーンを使い、すぐに封をして冷蔵庫に入れるようにしましょう。
まとめ
ココアがダマになるのは、ココアの脂肪分が原因です。
最初に少量のお湯や牛乳にしっかり溶かすことが、ダマを作らないポイントです。
ごくまれに、開封後のココアの袋にダニなどの小さな虫が入り込むことがあり、それがダマのように見えることもあります。
開封後のココアはしっかり封を閉じ、湿気を避けるためにも冷蔵庫での保存がおすすめです。