ホワイトチョコレートで生チョコを作るとき、一番難しいのがチョコレートと生クリームをなめらかに混ぜ込むところなんですよね。
混ぜるだけのはずなのに、なぜかチョコと生クリームが分離して、うまく混ざらないことがあります。
もしホワイトチョコと生クリームが分離してしまったらどのように対処すればよいか、混ざったけれどもチョコが固まらないときの対処方、そして失敗の原因と失敗しないコツをご紹介します。
ホワイトチョコと生クリームが分離したときの直し方は?
ホワイトチョコで生チョコを作っているときに、よくある失敗は、ホワイトチョコと生クリームが分離してしまうことです。
ホワイトチョコって、意外と扱うのが難しいんですよね。
うまく混ざらなくて慌ててしまいますが、まずは、分離して浮いている脂肪分や水分をすくって取り除きましょう。
分離してしまった脂肪分や水分はもうなじまないので、捨ててしまいます。
そして、ボソボソになったホワイトチョコをもう一度攪拌して、なじませます。
ブレンダーや電動ミキサーがあれば、高速でしっかり混ぜ合わせてくださいね。
手動だと大変だけど・・・大切なあの人のためだと思って、頑張って混ぜましょう!
まとまってきたと思ったところで、人肌程度(36~37℃)の湯煎にかけ、滑らかになるよう再びよく混ぜます。
そこへ、常温の生クリームを少しずつ加えて、ホワイトチョコになじむように混ぜ込みます。
生クリームを入れすぎると、湯煎の温度が下がったり、緩すぎてしまったりでまた失敗の原因になるので、あくまでも入れるときは少しずつです。
イメージしていた固さになったら、できあがりです。
少し根気が必要な作業ですが、この方法でホワイトチョコと生クリームの分離は対処できますよ。
ホワイトチョコと生クリームが固まらないときの対処方は?
ホワイトチョコが冷やしても固まらないときに考えられる原因は、生クリームが多いことです。
生クリームを加えたあと、ホワイトチョコがサラサラな状態になったら、あきらかに生クリームが多い証拠です。
もしチョコが固まらなかった場合は、固まりかけのホワイトチョコレートを再び湯煎にかけ、しっかり溶かします。
そこへ、別で湯煎にかけて溶かしたホワイトチョコレートを少しずつ加えます。
チョコレートの比率が高くなるので、混ぜた時の質感も重くなっていきます。
チョコレートの脂肪分が増えることで、固まりやすくなりますよ。
失敗の原因はホワイトチョコと生クリームの割合?
ホワイトチョコが分離したり固まらないときは、すぐに原因を見抜くことが大事です。
うかうかしていると、チョコレートの状態がどんどん変化してしまいますから!
ホワイトチョコレートの生チョコ作りで失敗する主な原因は3つあります。
加える生クリームが多い
ブラックチョコレートで生チョコを作る場合は、生クリームはチョコレートの分量の半分です。
つまり、チョコレート: 生クリーム=2:1が適量です。
しかし、ホワイトチョコレートの生チョコでは、もう少し生クリームは少なめで、ホワイトチョコ:生クリーム=3:1がベストです。
生クリームが足りないと感じたら、ほんの少しスプーンで垂らしながら加えてみると良いですよ。
あくまでも、ほんの少し、です!
生クリームの許容量を超えると、あっという間に分離するので十分気をつけましょう。
ホワイトチョコを溶かす温度が高すぎる
チョコレートは30℃で溶けますが、それ以上になるとチョコレートの成分が凝固して、ボソボソとした固まりができます。
チョコレートが一度ボソボソになってしまうと、もうどの材料とも混ざりません。
そのため、湯煎の温度を上げすぎないように、しっかり温度を確認しながら作りましょう。
温度計でチェックするのはかなり面倒ですけど、これも大事なあの人のためです!
(何度も言っていますが・笑)
チョコレートに水分が混ざる
ときどき、湯煎用のお湯がはねたりして、チョコレートに水分が混ざってしまうことがあります。
チョコレートに水分が入ると、チョコレートの脂肪分と分離してしまいます。
ですので、湯煎の中で材料を混ぜる時はお湯がはねないようにゆっくり慎重に作業しましょう。
失敗しないホワイト生チョコのコツ
実は、これらの失敗を防ぐオススメの方法があります。
蜂蜜を加えて沸騰直前まで温めた生クリームを、刻んだホワイトチョコレートに注ぐだけです。
ホワイトチョコは湯煎せずに、生クリームの熱で溶かします。
この方法であれば、生クリームの分量が多すぎてもチョコレートを追加しやすく、水分も混ざりません。
ただし、沸騰寸前の生クリームを入れて、チョコレートが熱で溶け出すまでしばらく待ってから混ぜるのがコツです。
あわてて生クリームとホワイトチョコを混ぜ込もうとすると、熱ムラを起こして分離することがあるので、十分気をつけてくださいね。
まとめ
ホワイトチョコレートで生チョコを作る際、もしチョコと生クリームが分離してしまっても、慌てずに対処すれば捨てずに済みますよ。
浮いた脂肪分と水分を取り除いて、再度湯煎しながら撹拌して、常温の生クリームを少しずつ注いでよ~く混ぜてくださいね!