杏仁豆腐の上に乗っている小さい赤い種のようなものは、クコの実というドライフィルーツです。
あんな小さな実なんですが、とても栄養価が高いスーパーフードなんです。
では、なぜ杏仁豆腐の上にクコの実が乗っているのか、不思議ですよね。
白い杏仁豆腐に赤いクコの実がアクセントになるから!というわけではなく、食事には欠かせない理由があったんです!
意外と知られていない杏仁豆腐の上の赤いやつ「クコの実」の正体と、どうしてクコの実が杏仁豆腐に乗っているのかをご紹介します。
杏仁豆腐の上の赤いクコの実の意味は?
真っ白な杏仁豆腐に紅一点、クコの実が乗せてあるとそれだけで目が惹かれますね。
実は、この色1つで、食欲増進の効果があるんです。
中国で古くから伝わる食事は薬効、つまり漢方の習いに沿って食材を選び、組み合わせて調理することが習慣になっています。
医食同源という言葉をご存知でしょうか?
「医療を受けるのも、日々適切な食生活を送るのも、健康を保つための源としては同じこと」という意味です。
「量や栄養のバランスの良い食事を規則的にすることが健康のためになる」と考える中国の知恵です。
一見ボリュームがあって油っぽいというイメージの中華料理ですが、コースを全て適切な量食べると、滋養や必要な栄養素が摂れる仕組みとなっています。
デザートも同様で、単なるお楽しみというばかりではなく、添えられるスイーツたちの中にも漢方の材料が含まれています。
それはたいてい、消化を助けたり、栄養素の補足をしてくれます。
杏仁豆腐の上に乗っているクコの実にも、こういった意味があるんですね。
杏仁豆腐のクコの実の効能とは?
クコの実はスーパーフードとも言われています。
クコの実は別名「ゴジベリー」と呼ばれるナス科の果実で、色が鮮やかなのが特徴です。
クコの実に一番多く含まれているのは、βカロチンです。
それ以外にも、必須アミノ酸5種類やビタミン類、ルチンや多糖類などが含まれています。
あんな小さな実1つに、とてつもなく多くの効能を備え持っています。
・血行促進
・血圧、血糖値を下げる
・滋養強壮
・ストレス緩和
・肝機能向上
・美肌効果
これだけ見ても、身体に良いことがわかりますよね。
スーパーフードと呼ばれるのも納得です。
身体を動かした後の高カロリーな食事は、エネルギー補給には大切ですが、同時に空腹の身体に重く響くことがあります。
そのため、摂取したコレステロール値や血糖値を、締めくくりのデザートでコントロールするのです。
特にクコの実には、ストレス緩和、眼精疲労解消や肝機能向上など、食後でもすぐに快適な行動ができるような薬効が詰まっているのですね!
クコの実は、杏仁豆腐の上に乗せて食べるだけでなく、もちろん普通にドライフルーツとしても食べるのもOKです。
一番手軽なのは、ヨーグルトに混ぜて食べることですね!
冬は鍋にトッピングすると、彩りもきれいだし薬膳鍋風になりますよ。
ちなみに、クコの実は1日に10~15g程度が適量です。
クコの実はどこで買える?
クコの実は、普段あまりスーパーでも見かけないですよね。
クコの実はスーパーの中華食材コーナーかドライフルーツが置いてある売り場で買うことができますが、大きなスーパーじゃないと、取り扱いがないかもしれません。(うちの近所のスーパーにはありませんでした・笑)
最近は、スーパーフードとして注目されているので、ネットでも手軽に買うことができます。
こちらのショップは、ドライフルーツやナッツが専門のお店で、無添加・無漂白のクコの実が手に入りますよ。
どうやら、クコの実は海外セレブにも人気の食材で、日本でも密かにブームが来てるんだとか。(私はブームに疎いんで、よくわかりませんが)
まとめ
杏仁豆腐に乗っている赤い実(クコの実)の意味やクコの実の効能についてご紹介しました。
中華ランチのほんの小さな器のデザート。
杏仁豆腐にちょこんと乗っている小さい赤い実にも、大きな力が含まれているのですね!
クコの実をよけて食べない人も見かけますが、ぜひ、クコの実のスーパーな効能を教えてあげてください!
そして、全部食べてこそ身体にいいことも伝えてあげてくださいね~