パンやうどんを作るのに強力粉がない!となると焦りますよね。
家にあるものでできないかな・・・って代用の粉モノを探しますが、何が使えるのでしょう?
片栗粉?米粉?それとも薄力粉?
強力粉の代用として使えるのは、主に、薄力粉・中力粉・米粉・大豆パウダーですが、「何を作るか」で変わってきますよ!
強力粉の代用に使えるものと、それぞれの代用品の違いについてご紹介します。
強力粉の代用に片栗粉は使える?そもそも性質が全然違う!
強力粉がない!という時、なぜか我が家にあるのは片栗粉。
片栗粉で強力粉の代用になるのか、ちょっと悩みますよね。
実は片栗粉は、小麦ベースの強力粉とは明らかに性質が違います。
小麦粉の主要成分は、たんぱく質、炭水化物、脂質などです。
かたや片栗粉は、炭水化物など。
そうなんです。
片栗粉はほぼ炭水化物オンリーで、タンパク質はほぼゼロなんです。
また、片栗粉の粘りは糖質から出来ているもので、強力粉の性質とは全く違うものなんですね。
強力粉の代用はパンを作るならどれがいい?出来上がりの違いは?
では、パン作りをする時は、強力粉をほかのもので代用するなら何が使えるのでしょうか?
薄力粉や中力粉などの強力粉以外の小麦粉
薄力粉や中力粉は、強力粉よりタンパク質が少なく、含まれるグルテン量も少ないです。
ですので、パンを作ると、ふわっとモチモチというより、しっかりサクッとしたパンができます。
できあがったときのパンの質感は異なるものの、作るパンの種類や工夫次第でおいしく作ることができます。
米粉
米粉はグルテンフリーなため、小麦粉アレルギー対策としても、パン作りで強力粉の代用によく使われますね。
米粉のパンのレシピも豊富にあります。
米粉はグルテンフリーですが、性質上、粉自体に粘質もあるため、米粉でパンを作った場合は強力粉と同様にモチモチのパンができます。
ただし、米粉はやはり強力粉とは性質の違いがあるので、強力粉と同じレシピだと失敗するので注意しましょう。
大豆パウダー
大豆パウダーの原料の大豆にはグルテンが含まれないので、本来はパン作りには向かない材料です。
しかし、市販の小麦グルテンを加えれば、パンが作れます。
とはいえ、家に小麦グルテンが常備されているのは稀ですよね、、
なので、強力粉の代わりに大豆パウダーを使ってパンを作るのは、ちょっと現実的ではないですね。
天ぷら粉やホットケーキミックス
てんぷら粉やホットケーキミックスを常備している人も多いかもしれません。
私は常備しています・笑
てんぷら粉やホットケーキミックスには、卵や砂糖など他の材料が混ざっているため、レシピ通りにパンを作るのは難しいです。
しかし、それぞれ含まれている材料の分量を考慮しつつ使えば、パンは作れます。
シンプルな食パンは難しいですが、スコーンやたまごパンなど、サクサク系の菓子パンを作ることはできますよ。
強力粉の代用で米粉や薄力粉を使うのはあり?
パンを作るなら、薄力粉や米粉であれば、強力粉とそっくりに作るとはいかないまでも、十分に代用品として使えます。
しかし、総合的に強力粉の代用に米粉と薄力粉が万能かといえば、残念ながらそうとは言えません。
強力粉を材料として作るものは、パン、クッキー、うどんなどの麺類、ピザ生地、餃子の皮などです。
これら全部、強力粉の代わりに米粉と薄力粉を使って作れるわけではありません。
クッキーやピザ生地は、サクサクとした味わいのできあがりになりますが、いずれも薄力粉や米粉での代用は可能です。
ややふっくらさせるには、ベーキングパウダーを加えると良いでしょう。
しかし、麺類や餃子の皮には、米粉では粘りが少なく、熱を加えるとゆるくなる場合もあるので、適しません。
薄力粉で麺類は作れますが、コシが弱めの仕上がりになります。
一長一短となりますが、いずれもあくまでも代用と思えば、米粉や薄力粉は強力粉の代わりに問題なく使えます。
まとめ
強力粉の代用に使えるものをご紹介しました。
もちろんですが、作るものや用途によって、代用に適すものが変わってきます。
少し食感やできあがりのイメージは違いますが、おなじ小麦粉の仲間である薄力粉や中力粉、そして米粉は、ほぼ強力粉の代用として使うことができます。
もし、分量の強力粉が足りない場合も、薄力粉や中力粉を混ぜると良いですよ。
レシピの工夫次第で、代用品でも、おいしいパンや麺類、お菓子を作ることができます。
ぜひ参考にしてくださいね!