弾力のある食感とジューシーな味わいで、食べ始めると止まらなくなってしまうグミ。
お菓子の中でもカロリーが低いイメージがあって、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
グミに含まれるゼラチンにはコラーゲンが含まれていて体に良い印象もありますが、グミの食べ過ぎは体に悪いのでしょうか。
このページでは、お菓子のグミは食べ過ぎると体に悪いのか、腹痛や下痢など体に与える影響についてご紹介します。
グミは本当は体に悪いの!?そもそもグミの原料やカロリーが気になる!
そもそもグミは、いったい何でできているのか気になりますよね。
グミの主成分は砂糖、果糖ブドウ糖、ゼラチン、果汁、香料等です。
冒頭に砂糖と書かれているようにグミには糖分が多く含まれています。
そのため、グミを食べ過ぎると、当然のことながら糖分の摂り過ぎになってしまうんです。
人気のあるグミの「果汁グミ」は、グレープ味の場合、1袋51gでカロリーは167kcalと低めですが、糖質は38.6gも含まれています。
ご飯1膳の糖質が55.2gなので、グミ1袋だけでかなりの糖質量になります。
糖分を摂りすぎると、脂肪として体に蓄積されてしまうので太るのはもちろん
・糖尿病になりやすくなる
・心臓に負担をかけやすい
という心配があります。
また、糖分は中毒性があるのも気になるところ。
甘い物を食べ続けていると、ますます甘い物が欲しくなるんですよね。
そして、糖分のほかにもグミに多く含まれているのが、香料、乳化剤、ゲル化剤などの添加物です。
これらの添加物に加えて、海外のグミは着色料も多く使われているので、食べ過ぎは避けたいですね。
海外のグミはカラフルだし可愛い形なので、人気がありますよね。
しかし、砂糖でコーティングされているものも多く、糖分や添加物を考えると、食べ過ぎないようにしたいところです。
グミは1日どれくらいまで食べて良い?1日の適量は?
では、グミはどれくらいまでなら食べ過ぎにならないのでしょうか。
農林水産省が定める1日のおやつのカロリーは200kcalです。
これを踏まえると、グミの1日の適量の目安は、果汁グミ(51g入り)なら1袋程度(167kcal)ですね。
ただ、果汁グミを1袋食べると糖質は38.6gとかなり高いので、糖質が気になる方は1袋だと食べ過ぎかもしれません。
ちなみにこれはおやつにグミだけを食べる場合なので、他のお菓子やフルーツを食べるなら、もう少し減らす必要があります。
グミは製品によってカロリーや糖質は異なりますので、食べるときにはパッケージをチェックしてみてくださいね。
グミは食べ過ぎると腹痛や下痢になる?グミのデメリットとは?
グミは良く噛まないといけないので、子どもの顎の発達によいとされています。
そんな独特な歯ごたえがグミの特徴ですが、その固さゆえに消化しづらいというのがデメリットです。
グミを食べた直後にレントゲンを撮影すると、噛み砕いたその形のまま写るそうですよ。
これにはビックリですよね。
また、糖類やコラーゲンなどを一気に摂取することになってしまうので、体の中で分解が追いつかずに腹痛や下痢を起こしやすいということもあります。
他にもグミの主成分であるゼラチンでアレルギーを起こすことがあり、アレルギー反応として腹痛や下痢の症状が出てしまうことも…。
ゼラチンアレルギーはあまり多くはないようですが、グミを食べるといつもお腹の調子が悪くなるという人は、一度アレルギー検査をしてみたほうがよいかもしれません。
グミの食べ過ぎは子供にはどんな影響が?注意することとは?
グミはもともとはその固さから、子どもの咀嚼力を高めるために効果のあるお菓子として発売されたという説があります。
そのため適量を子どもに食べさせる分には、とても良いお菓子だと言えますね。
しかし、グミには糖分が多く含まれているので、グミと一緒に子どもに与える飲み物は、緑茶や麦茶など甘さのないものがいいですね。
ジュースなどの糖分を多く含む飲み物と一緒に与えてしまうと、糖分の摂りすぎになってしまうので注意しましょう。
そして、良く噛まなくてはいけないということは、糖分を多く含むお菓子が長く口の中に入った状態になるということですよね。
グミを噛むことで咀嚼力を鍛えられる反面、虫歯になりやすくなります。
また、子どもにグミを与えるには、添加物や着色料がどうしても気になってしまいますよね。
最近は添加物を使っていないグミもありますが、気になる方はゼラチンを使って、家庭でグミを作ってみるのはいかがでしょうか。
実はグミは簡単に手作りできるんですよ!
自宅で簡単に作れるグミのレシピを紹介しますね。
果汁100%グミの作り方
【材料】
- 好きなフルーツ果汁 100cc
- ゼラチン 10g
- 水あめ 10g
【作り方】
- ゼラチンに少し果汁を入れ、ふやかしておく
- 耐熱容器に果汁を入れ電子レンジで煮詰める(1000wで約2分)
- 水あめとふやかしておいたゼラチンを入れて電子レンジで加熱する
- 様子を見ながら加熱し、ゼラチンが溶けたら型に入れる
- 冷蔵庫で15~20分冷やして固まったら完成
電子レンジだけで簡単に無添加の体に優しいグミが出来ますよ。
果汁を絞るのが大変であれば、果汁100%のジュースを使っても同様に作ることができるので、ぜひ作ってみてくださいね。
まとめ
グミはその食感により咀嚼力を鍛えるというメリットがありますが、糖分の割合が多いため、食べ過ぎには注意です。
また、糖分やコラーゲンを一度にたくさん摂ることで、時には腹痛や下痢を起こす場合があります。
1日のおやつの目安は200kcalです。
グミは1日あたり、多くても200kcal以下になるように気をつけたいですね。