最近では簡単に作れるピザ生地のレシピも多くあって、私も時々自宅でピザを手作りしています。
しかし、発酵したのに生地がなかなか膨らまない…なんてことありませんか?
そこでこの記事では、発酵に失敗した膨らまないピザ生地の原因や失敗したピザ生地の再利用のアイデアについてご紹介します。
ピザ生地が発酵しても膨らまないのはなぜ?
ピザ生地はもっちりした食感がとっても重要ですよね。
そんな美味しい生地を作るためにカギとなるのが発酵です。
ピザ生地を発酵しても膨らまないのは、ズバリ過醗酵が原因です。
「発酵」と一口に言っても、正直なところなんだかよく分からないですよね。
簡単に言うと発酵とは、イーストなどの微生物が繁殖することです。
繁殖した微生物の呼吸でできた炭酸ガスによって、生地の中に細かい気泡ができて膨らむんですね。
しかし発酵が進み過ぎる過発酵になると、炭酸ガスも過剰に発生し過ぎてしまい、気泡が破れることで逆にしぼんでしまうのです。
適度な発酵が大切なのが分かりますね。
でもその適度な発酵がまた難しい…私も残念ながら、失敗経験はたくさんあります。
ピザ生地が膨らむ条件とは?
ピザ生地が膨らむのには発酵が必要ですが、イーストの発酵を活発にさせるためには、捏ねる水の温度が重要となります。
イーストを活性化させるには、ある程度の温度が必要ですが、熱すぎるとイーストが死んでしまいます。
イースト菌の発酵に最適な温度は40.6℃〜43.3℃です。
そして、よく捏ねることでグルテンが形成され、グルテンが薄い膜となって、生地に取り込まれた気泡を抱えてよく膨らみます。
生地をしっかりと捏ねないと、失敗の原因になってしまいます。
捏ねる工程をサボらずにしっかりと捏ねましょう。
最初は大変だと思うかもしれませんが、慣れてくるとストレス発散にもなって楽しいですよ!
生地をよく捏ねたら、いざ発酵です。
ここで、炊飯器を使ってできる簡単な発酵方法をご紹介しますね。
方法は本当にとっても簡単です(笑)
よく捏ねたピザ生地を炊飯器に入れて、「保温ボタン」を押して10分放置するだけ!
たったこれだけで、失敗なく簡単に発酵できますよ。
私がよく作る「失敗しにくいピザ生地レシピ」もご紹介しますので、参考にしてみてください。
炊飯器で発酵するピザ生地の作り方
◆材料
- 強力粉 150g
- 砂糖 3g
- 塩 3g
- オリーブオイル 大さじ1
- ドライイースト 3g
- ぬるま湯 90cc
◆作り方
- ボウルに強力粉、砂糖、塩、オリーブオイル、ドライイーストを入れる
- ぬるま湯を少しずつ入れてよく混ぜる
- 生地がまとまってきたら台に出してよく捏ねる
- 生地の中にドライイーストの粒がほとんど見えないくらい馴染んできたら捏ね上がり
- 丸めて炊飯器に入れ、10分保温する
- ガス抜きをする
- 形を整えてトッピングをのせる
- オーブンで焼けば完成
このレシピは自宅でも簡単に美味しいピザが作れるので、おすすめですよ。
ピザ生地は失敗しても再利用アイデアがあるよ
失敗しにくい簡単なレシピもご紹介しましたが、もしもピザ生地作りに失敗してしまった場合のために、生地を再利用するアイデアもご紹介しますね。
まず、発酵に失敗した場合ですが、ペタッとした生地になってしまいますが、ちゃんとパンのような味はします。
なので、ペタッとする特徴を生かして、ナンやピタパンなどにリメイクすると良いと思いますよ。
途中で発酵の失敗に気づいても、めげずにそのまま成形してしまいましょう!
焼いたり、油で揚げたりすれば、また違う食感を楽しむことができます。
私の場合、失敗作はナンにリメイクして、カレーをつけて食べることで無駄なくおいしく食べています。
また、生地をすごく薄くのばしてピザを作れば、餃子の皮で作ったピザのようなカリカリした食感を楽しめるので、これはこれでありだと思います。
ピザハットのクリスピータイプの生地が好きな方にはおすすめです。
ピザ生地の発酵の失敗原因と再利用方法のまとめ
今回はピザ生地の発酵の失敗原因と失敗したピザ生地のおいしい食べ方をご紹介しました。
ピザ生地の発酵は、生地に混ぜるイーストの温度がポイントです。
今回ご紹介した炊飯器を使う発酵方法はとても簡単なので、おすすめです。
ピザ生地は失敗しても色々なアレンジができるので、繰り返しチャレンジしてみてくださいね。