スーパーで買ってきたオクラが少し変色しているんですが、これって腐っているのでしょうか。
スーパーでしっかり管理されていると思って、あまりよく見ないで買ってきてしまい、家でよく見てみたら、なんだかところどころ色が変わっている…なんてことが意外とありますよね。
そこで、このページでは、オクラが腐っているか見分ける方法や日持ちさせる保存方法、もし腐ったオクラを食べたらどうなるのかをご紹介します。
オクラは腐るとどうなる?見た目やにおいで見分ける方法は?
オクラは普通はきれいな緑色をしていますが、時間が経つと、色が抜けたように白っぽく変色していきます。
新鮮さがなくなったオクラは、切ってみると中のタネが黒っぽく、全体に茶色くなっています。
もともとオクラは日持ちしない野菜なんですよね。
そして、デリケートな野菜でもあるので、表面に傷があるとそこから腐っていきます。
さらに傷みが進むと、黒くなったり白いカビが生えます。
触ると柔らかく崩れて、ヌルッとした水がにじんでくると、完全に腐った証拠です。
この状態になると、生ゴミに近いすっぱい臭いを発します。
さすがにこの状態で食べようと思う人はいないと思いますが、こんな状態になったらもう捨てるしかありません。
オクラを腐らせないための保存方法は?
もともとオクラは南国の野菜なので、極度な寒さと乾燥に弱いんですよね。
ただし、直射日光や高温な場所も厳禁という…案外デリケートなんです。
新鮮なオクラは常温保存で、3〜4日が保存の限度です。
もし表面に傷がついているオクラだと、3日程度で食べられなくなるほど腐ることもあります。
常温保存するなら、冷暗で風通しの良い場所におき、なるべく早めに食べ切りましょう。
なお、調理したり切った後のオクラは、2〜3日日持ちすればよいほうで、傷みがとても早いです。
冷蔵庫で保存する際は、乾燥しないようにビニールや新聞紙に丸ごと包み、野菜室に置くのがベストです。
この状態なら、5日から1週間程度新鮮さをキープできます。
もう少し長持ちさせたい場合は、冷凍してしまいましょう。
冷凍する場合は生のままでなく、サッと下茹でをし、好みに切っておきます。
このとき、かなり硬めかな?と思うぐらいにサッと茹でるのがポイント。
すぐに食べるときと同じ程度に茹でると、解凍した際にかなりやわらかくなるので、硬めがいいですよ。
下茹でしたオクラをラップに包み、冷凍保存袋に入れて、空気を抜いてしっかり密封します。
冷凍したオクラは1ヶ月程度は保存できます。
切って下茹で済みなので、冷蔵庫で自然解凍してそのまま使えます。
日持ちするオクラの見分け方
オクラは腐りやすい野菜ですが、なるべくなら日持ちする新鮮なものを選びたいですよね。
新鮮なオクラの特徴は
・うぶ毛が生えている
・しっかりした固さがある
です。
以前、ご近所さんから大量にオクラをもらったことがあります。
家庭菜園で採りたてとのことでしたが、表面に引っ掻いたような溝がいくつかのオクラについていました。
そのままビニール袋に入れ、通常野菜を入れているキッチンのバスケットに入れておいておいたのですが、3日もするとオクラが弱って黒ずんでしまいました。
オクラの表面のうぶ毛が取れていたり、表面に傷があるものは、そのままの形で保存しても早く傷むんですよね。
スーパーで買うときは、表面に傷がないかもチェックしてみてください。
腐ったオクラを食べたらどうなる?対処法方は?
もしも腐ったオクラを食べてしまった場合、食中毒を起こす可能性があります。
たいていは、雑菌を含んだ腐った水分のせいで、食あたりのように、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状が出ます。
もし、腐ったオクラを食べてこういった症状が出たら、とにかく体の中の悪いものをすぐ出すようにします。
具体的には、水を多めに飲んで安静にしましょう。
このとき、吐き気止めや下痢止めを飲んでしまうと、かえって毒素がいつまでも体から抜け切らず、症状が長引くことになります。
なので、辛いですが薬は飲まない方がいいです。
2~3日経っても症状がおさまらなかったり、発熱が引かない場合は、ためらわずに病院に行ってくださいね。
まとめ
オクラは腐ると、表面が白っぽく変色して、中の白い部分が茶色っぽく変わります。
そして、ぬるっとした手触りになり、生ゴミのような臭いも発生します。
臭いや表面のぬめりがなく、多少の変色であればまだ食べられます。
オクラは日持ちしにくいので、買うときにできるだけ新鮮なものを選ぶことが大事です。