手作りタルトに挑戦してみたら、焼く前のタルト生地が固くてボロボロに割れてしまった…めっちゃショックですよね。
私も初めてタルトを作ったとき、生地がまとまらなくて泣きそうになったことがあります。
そこでこのページでは、タルト生地が固くてボロボロになる原因と生地をまとめるにはどうすればいいか対処方をご紹介します。
タルト生地が固い…冷蔵庫で寝かせたのに!焼く前に割れるのはなぜ?
タルトの生地は焼く前に冷蔵庫でしばらく寝かせて馴染ませますよね。
でも、冷蔵庫から出し生地が固く、伸ばそうとしたらボロボロと割れてしまうことがあります。
タルト生地が失敗する原因は主に2つあります。
材料の計量が正確ではなかった
お菓子作りでは、材料の計測が超重要!
普段の料理は適当でもなんとなりますが、お菓子は少しでも材料の比率が崩れると、仕上がりに大きく影響が出るんですよね。
いつものノリで、だいたいこんな感じかな~と計量をテキトーにすると(私の話です)、せっかくのタルト生地が固くなる原因に。
粉類が多いと当然ボソボソ感が増すので、注意して正確に計りましょう。
材料がしっかり混ざっていなかった
サクサクホロホロのタルト生地を目指すために、レシピには「あまり混ぜないように」と書かれているものもあります。
これは、焼く前にタルト生地を伸ばすときに少し練りながら伸ばすことを想定しているからなんですね。
なので、材料がしっかり混ざっていないことが原因で、タルト生地がボソボソしたり割れたりすることがあります。
タルト生地がまとまらない!焼く前にボロボロになった生地をまとめる方法とは?
冷蔵庫から取り出した直後のタルト生地は、冷え切っているので固く、冷えた状態で伸ばすとバリバリと崩れます。
このまま麺棒で無理に伸ばしても、ボロボロとひび割れるばかりです。
そこで、型に合わせて生地を伸ばす前に少し手で伸ばします。
生地を調理台に乗せ、手のひらで数回転がします。
生地はまだ冷たく感じる温度で馴染みやすくなったら、麺棒で伸ばしていきます。
生地の温度が上がってダレてくる前に、型に成形して焼くようにしましょう。
もし生地が温まりすぎたら、また数分冷蔵庫で冷やして伸ばせば大丈夫ですよ。
それでも生地がボロボロになる場合は、作業台の上で、親指を使って生地を押すようにして伸ばします。
親指の付け根あたりを使って、台に生地をこすりつけるような感じで、丁寧に材料を馴染ませていきます。
次第に生地からひび割れが消え、指で押した部分がフレア状に滑らかになれば完成です。
この後は生地を型に敷いて、冷蔵庫で1時間ぐらい寝かせます。
ゆっくり冷やして寝かせると、グルテンの発生をおさえて、口当たりの良いタルト生地に仕上がりますよ。
タルト生地 失敗しないためのポイントは?
今回はちょっと失敗したけど、次回からは失敗しないようにタルト生地を作りたいですよね。
タルト生地が失敗しないようにするには、焼く前の工程にポイントがあります。
材料は冷やしておく
タルトの材料が温度が高くて液状化してしまうと、混ぜるときに生地がゆるくなってしまいます。
ですので、すべての材料は冷えた状態で用意します。
生地をさっくりまとめるためには、小麦粉もふるいがけしてから少し冷蔵庫で冷やしておくといいですよ。
こうしておくと、材料を混ぜた時にグルテンの発生を抑えることができ、焼き上がりがサックリします。
バターは溶かさない
時間は少しかかりますが、材料のバターは室温で柔らかくします。
指で押すとスーっと入り込む程度、いわゆるポマード状にしますが、バターは完全に溶かすのはNG!
なぜなら、生地を冷蔵庫で寝かせているうちに溶けたバターが再び固まると、食感が悪い生地になりやすいからです。
また、液体状の材料の比率が多いと、混ぜるときに生地を練ってしまうため粘りが出てしまうんですね。
サクサクのタルト生地に焼き上げるには、とても大事なポイントです。
逆に、バターが固すぎると粉と混ざり合わず、空気が入って生地がボソボソになる原因になります。
バターは固すぎても、溶けすぎてもダメ!…ちょっと難しいですが(^_^;
材料は練り込まない
粉類を入れた後、材料は切るように混ぜ合わせ、ボウルに粉が残らないようになるまでしっかりまとめます。
すべてをしっかり混ぜ合わせると、余分な空気が入らない生地に仕上がるので、焼く前のボソボソ感がなくなります。
しかし、手のひらで生地をまとめると、手の温度が生地に伝わり粘り気が出てしまうので控えましょう。
生地はしっかり混ぜる、でも練り込まないように!
ちょっと難しいですけど、材料を「混ぜる」というよりは「まとめる」という感覚でやるといいですよ。
まとめ
焼く前のタルト生地が、固くてボロボロする場合の原因や対処方法をご紹介しました。
タルト生地って、クッキーよりは少ししっとりして柔らかくほろっとする感じが好きなんですが、その食感を出すには、やはり材料の計量や温度が大事なんですね。
いつもは適当に計量していましたが、次回はしっかり計ろう(笑)
お菓子作りの基本はタルト生地を作るときは特に大事ですね!