しじみが口を開けて死んでる?
しじみの砂抜きに失敗したかも!?
…なんて思うこと、ありますよね。
しじみの砂抜きのやり方って、いまひとつ自信が持てないんですよね。
しじみが死んでいるのかの見分け方も、よくわかりません。
そこでこの記事では、しじみの砂抜きに失敗したときの対処方と、どうすれば上手にしじみの砂抜きができるのか、失敗しない方法をご紹介します!
しじみの砂抜きに失敗…しじみが死んでいるけど食べられる?
しじみの砂抜きに失敗したみたいで、ダランと口を開いたまま動かない?
もしかして、死んでる?
砂抜きを始めてから、どれくらいの時間が経っていますか?
冷暗所に置いて5~6時間くらいだったら、生きていますよ。
すぐに口を閉じないからと言って、死んでいるわけではありません。
冷蔵庫に入れて冷えすぎたりると、しじみの動きが鈍くなります。
水道水で砂抜きすると元気がなくなるので、そのせいかもしれません。
でも生きていますから、そのまま料理に使ってOKです。
水道水に浸けて、一晩放置した?
それは微妙なところですね。
寝る前に砂抜きを始めて、翌日の朝食にすぐ使うなら大丈夫ですよ。
でも、本当は前日の夕食に使うつもりで、うっかり使いそびれた?
前日の昼頃から、砂抜きした後の汚れた水にずっと浸けっぱなし?
それを食べるのは、おすすめできません。
浸かっていた水そのものが、しじみから出た汚れで傷んでいるかもしれません。
傷んだ水に浸かっていたら、しじみも傷んでいる可能性があるからです。
砂抜きをした後のしじみは、お腹ペコペコの飢餓状態です。
そのままにしておくと、どんどん弱ってしまいます。
砂抜きをしたしじみは、なるべく早く調理した方がいいですよ。
しじみは冷蔵庫に入れると死ぬって本当?死んだしじみの見分け方教えます
しじみを冷蔵庫に入れると死ぬのでしょうか?
いいえ、しじみを冷蔵庫に入れると死んでしまうということはありません。
冷たすぎて、しじみの動きが鈍くなっているだけです。
だから、冷蔵庫ではあまり砂を吐き出さないかもしれませんね。
冷蔵庫よりは、室内の涼しい場所で砂抜きした方がいいですよ。
よく砂を吐いてくれます。
ただし猛暑日は、冷蔵庫の方がいいと思いますが…。
でも中には、流通の途中で弱ったしじみもあるでしょう。
いかにも大きく口が開いているしじみは死んでいるので、取り除きましょう。
加熱調理した時に、固く口を開けないしじみも死んでいます。
食べているときに見つけたら、取り出すか残すかしてください。
料理はちゃんと食べられますから、安心してくださいね。
しじみの砂抜き 失敗しない方法は?
では、しじみを上手に砂抜きするにはどうすればいいのでしょうか?
しじみの砂抜きのコツは、しじみが生きている場所と同じ環境を再現することです!
しじみは、海の水と川の水が混ざり合う場所に生息しています。
宍道湖のしじみは有名ですよね。
宍道湖の水は、海と川の水が混ざり合っていて、0.3~0.5%の塩分が含まれています。
しじみを砂抜きする時は、水1ℓに対して3gの塩を入れた水を使います。
塩3gは、小さじに半分くらいです。
水が500㎖なら、小さじ1/4ですね。
それから、
・水を入れるボール
・ボールより少し小さいザル
この2つを用意します。
それでは、しじみの砂抜きをしましょう。
- さきほどの3%の塩水を、ボールに入れます。
- ボールにざるをセットします。
- ざるの中にしじみを入れます。
- しじみを、できるだけ重ならないように広げます。
これは、一度吐いた砂を下の貝が吸い込んでしまうのを防ぐためです。
- しじみが水に浸かった状態で、冷暗所に4~5時間置きます。
新聞紙などで蓋をして、暗くしてあげましょう。
しじみが吐いた砂は、ボールの底に落ちます。
吐いた砂は、吸い込まれてしまうことがないので、失敗はありません。
砂抜きしたしじみは、貝同士をこすり合わせるようにして水洗いしましょう。
貝の表面の汚れが取れます。
これで砂抜きができました!
しじみを砂抜きしたらどれくらい保存できる?
砂抜きをしたしじみは、保存できるのでしょうか?
傷む前に保存できれば、無駄にしなくて済みますね。
砂抜きをしたしじみは、水から取り出せば保存することができますよ。
まず、砂抜きをしたしじみを水から取り出します。
そして、貝同士をこすり合わせながら水洗いしてください。
洗ったら、乾燥を防ぐためにビニール袋に入れて密封します。
これを冷蔵庫に入れましょう。
そうすれば、2~3日は保存することができます。
さらに長期間保存したい場合は、しじみを冷凍にします!
冷蔵のときと同じように密封して、冷凍庫に入れます。
そうすれば、1~2ヶ月も保存することができるんですよ。
砂抜きされているから、必要な時に必要な分だけ取り出して使えます。
調理する時は凍ったまま、急速に加熱するのがコツです。
こうすれば、いつでも美味しいしじみが食べられますね!
また、しじみを冷凍すると、肝機能を上げるオルニチンが約8倍、旨味成分のコハク酸も2倍以上増えることがわかっています。
冷凍するだけで栄養も旨味も増えるなんて、しじみは冷凍するほうが断然良いんですね!
まとめ
しじみは、海水と真水が混ざったところに住んでいます。
同じ環境を作って砂抜きすれば、しじみも機嫌よく砂を吐いてくれます。
4~5時間したら水から出して、速やかに料理に使いましょう。
保存する時も、水から出します。
袋に密封して、冷蔵なら2~3日、冷凍なら1~2ヶ月保存できます。
これなら、しじみ料理にちょっと自信が持てそうですね。
どうぞ、試してみてください。