冷凍庫に入れっぱなしだった冷凍うどんの賞味期限が切れていました。
冷凍だから腐らないし、いつまでも食べられるような気がしますよね。
賞味期限切れの冷凍うどんはどれぐらいまで食べられるのか、食べてよいか見分け方、冷凍うどんの上手な保存方法、再冷凍はできるのかについてご紹介します。
冷凍うどんの賞味期限切れはいつまでOK?食べられるかの見分け方は?
冷凍うどんの賞味期限は、製造日から1年ほどです。
賞味期限の日から1〜2ヶ月が消費期限です。
でも実は冷凍うどんは、買う前と同じ冷凍状態で保存しないと賞味期限の意味がないんです。
どういうことかと言うと、冷凍食品は買ってから家に帰ってくるまでに時間がかかったり、他の温かい食べ物と一緒に運ばれて、部分的に解凍されることが多々ありますよね。
一度解凍されてしまった冷凍うどんは、その後すぐに冷凍保存しても、状態によっては賞味期限前に劣化する恐れがあります。
少しでも解凍されたうどんは、冷凍焼けなどから乾燥するスピードも速いので、それだけ賞味期限も短くなるんですね。
ですから、冷凍うどんの消費期限は「購入後1〜2ヶ月」と見るのが妥当です。
冷凍している以上は、うどんが腐ったりカビることはありません。
でも、次のような冷凍うどんは、長く保存しすぎか、冷凍保存がうまくいっていないものです。
・なんとなく冷凍うどんがひと回り小さくなったように見える
・全体的に氷が溶けて水になった時の独特なにおいがするもの
・霜がいっぱいについていてうどんが見えないもの
腐っているわけではないので食べられなくはないですが、このような冷凍うどんは、茹でたとしてもなかなか固さが取れず、おいしくありません。
冷凍うどんは冷凍焼けしやすい…保存のときに注意することは?
うどんは冷凍焼けしやすい食品です。
「冷凍焼け」とは、冷凍することで食べ物から水分が抜けたり、酸化することを言います。
少しでも冷凍うどんが溶けてしまうと、溶けた部分から水分が流れ落ちます。
冷凍うどんが少し溶けた状態で再び冷凍すると、水分を失ったうどんの各所に空気が入り込んで酸化していきます。
酸化した状態で冷凍を続けると、ますます乾燥が続き、水分がなくなったところはスカスカになったり、カチカチになります。
そのため、冷凍うどんを冷凍焼けさせずに上手に保存するためには、まず買ったときからの注意が大事です。
冷凍うどんを買うときには、できれば冷凍食品を入れられるクーラーバッグを用意しましょう。
スーパーから家まで持ち帰るときには、クーラーバッグに冷凍うどんを入れます。
クーラーバッグを使わずに普通に持ち帰るときは、できるだけ他のものと分けるようにします。
もし、冷凍うどんの袋に水滴がついていたら丁寧に拭き取って、できるだけ素早く冷凍庫へ入れましょう。
冷凍庫でうどんににおいが移るのを防ぐには、冷凍うどんの袋ごとジップロックなどの冷凍保存袋に入れて、空気を抜いて密封するといいですよ。
5個入りや3個入りのセットで外袋をまだ開けていない場合はそのままでOKですが、外袋を開けたら、冷凍保存袋に入れるのがおすすめです。
私は面倒くさがって、外袋を開いて、残りをそのまま冷凍しておいたことがあるのですが、ところどころまだらにうどんが白く固まってしまいました。
白く固まったところは、茹でても固いままなのでおいしくないんですよね。。
冷凍うどんを冷凍やけから守るには、温度差を避けて、うどんの状態を変化させないように冷凍するのがポイントです。
冷凍うどんをおいしく解凍する方法は?
冷凍うどんを解凍する場合は、自然解凍は避けて、茹でるか電子レンジで温めましょう。
冷凍うどんの自然解凍はNGです!
自然解凍すると、うどんの水分が流れ出してスカスカになってしまうんですね。
もし冷凍うどんに冷凍焼けが見えたら、いつもより少し長めに茹でるか、もしくは煮込みうどんにしてしまいましょう。
冷凍焼けしたうどんも長時間煮込めば、失った水分を補うことができます。
煮込みうどんでも、味の濃い味噌煮込みうどんにしてしまえば、冷凍焼けでうどんににおいがついた場合でも、あまりにおいを気にせずおいしく食べられますよ。
あ、カレーうどんもおすすめです(笑)
冷凍うどんは再冷凍できる?
冷凍うどんを食べようと思って茹でたけど余ってしまった…こんなとき、冷凍うどんを再冷凍できるのか気になりますよね。
残念ながら、一度解凍した冷凍うどんの再冷凍はNGです。
結露が溶けたうどんを再び凍らせると霜が降りるし、さらに冷凍やけでスカスカになります。
冷凍焼けしたうどんを湯がいても、ゴムのような食感のうどんになってしまいます。
あまったうどんは再冷凍や長期保存は無理なので、冷蔵庫で保存して、2〜3日中に食べ切るようにしましょう。
冷凍うどんの賞味期限切れまとめ
冷凍うどんの賞味期限は製造日から約1年で、賞味期限から1~2か月後が消費期限なので、賞味期限が切れても食べられます。
ただし、冷凍うどんを持ち帰るまでに時間がかかったり温まったりすると、冷凍うどんが溶けてしまうことがあります。
そうなると家に帰って冷凍しても冷凍焼けしやすいので、購入から1~2ヶ月を目安に食べ切るのがおすすめです。
食べられなくはないのですが、うどんがところどころ白く固まったりして、茹でてもあまりおいしくありませんので…
冷凍うどんを持ち帰る際には、保冷バッグを使って、できるだけ冷凍状態をキープしましょう。