ハンバーグを作ろうと思って、必要な材料を揃えたつもりが、うちに帰ったら牛乳がない!
スーパーはもう閉まってるし、うちからコンビニは遠いし・・・なんてことありますよね。
私は普段あまり牛乳を飲まないので、ハンバーグを作ろうと思ったら牛乳がない!ってこと、けっこうあります(笑)
でも、牛乳なしでもハンバーグは作れるし、他にある別のもので代用できますよ。
ただ、牛乳を入れたほうがハンバーグがおいしくなる理由もちゃんとあります。
そこで、ハンバーグを美味しく仕上げる牛乳の役割と牛乳の代わりになる材料についてご紹介します。
ハンバーグに牛乳を入れる理由とは?
ハンバーグのレシピを見ると「パンやパン粉を牛乳に浸して入れる」と書かれているものが多いですよね。
「牛乳に浸したパンをハンバーグに入れるとふっくらします」という説明はありますが、そもそもなぜハンバーグに牛乳を入れるのでしょうか?
洋食で肉を使うレシピには、必ず肉の臭い消しが必要です。
肉の臭いを消すものの代表選手としてはニンニクやハーブがあります。
オイルとともにニンニクやハーブを染み込ませると、お肉の臭みが消えますよね。
下味が必要なお肉料理にも、様々なスパイスを漬け込んで生臭さを消します。
ハンバーグの場合は、ニンニクやハーブを使うと逆にその香りが際だってしまうので、牛乳でひき肉の臭いを消します。
また、もともとハンパ肉を使う挽肉は、そのまま焼くとパサパサになりやすいので、ハンバーグには「つなぎ」を加えます。
そこで、挽肉をくっつけてまとめるのに、牛乳が本領を発揮します。
ハンバーグに牛乳を使うのは
・お肉の硬い繊維を壊して柔らかくする
・卵と共にパンやお肉をまとめる
からなんですね。
ハンバーグに使う牛乳の量は少しなので、大した役割はないだろうと勝手に思っていましたが、意外に役割が多いんですね(笑)
ハンバーグの牛乳の代わりは水でもいいの?代用できるものは?
同じ水分なので、牛乳はお水で代用できないか?と思うかもしれませんが、水だけでは肉の脂となじまず、ハンバーグのタネが緩くなるだけです。
私は以前、牛乳の代わりにお水を入れてみたことがありますが、ハンバーグの肉だねがグチュグチュになってしまったことがあります。
もし水を使う場合は、片栗粉や小麦粉と混ぜると、粘性ができてお肉となじむようになります。
ハンバーグには「つなぎ」「肉の臭い消し」「柔らかくする」という役割が必要で、その3つの役割を果たすのは牛乳というわけなんですよね。
でも、牛乳がなくでも大丈夫!
ハンバーグに入れる牛乳の代用品を紹介します。
つなぎとしては豆乳やおろした長芋などが代わりをしてくれます。
ナツメグやニンニクを加えるとお肉の臭みが消えます。
お肉を柔らかくしてくれる役割には、ヨーグルト、マヨネーズや生姜のすりおろしも効果的です。
私は、ヨーグルトは常備しているので、牛乳がない場合は、ヨーグルトとマヨネーズを入れることが多いです。
お肉の臭みが気になるときは、チューブのにんにくをほんの少々と、こしょうを気持ち多めに入れています。
牛乳の代わりにヨーグルトとマヨネーズを使ったハンバーグでも、十分おいしいハンバーグが作れますよ!
まとめ
ハンバーグのタネに入れる牛乳の役割と牛乳の代用品について紹介しました。
「肉の臭みを取る」「つなぎ」「肉を柔らかくする」という3の役割をこなす牛乳は、ハンバーグにとっては意外と重要なものでした。
牛乳がない場合は、豆乳、長いも、ヨーグルト、マヨネーズで代用することができます。
ちなみに、牛乳を使わず、ひき肉に塩を振って手で丁寧に練り上げ各種スパイスを加えても、肉の旨味を生かしたおいしいハンバーグになりますよ。