買ってきたごぼうをしばらく放置しておいて、いざ料理に使おうと思ったら、ふにゃふにゃになっていた…なんてこと、ありますよね。
この柔らかくなってしまったごぼう、つい捨ててしまいそうになりますが、まだ食べられるんです。
ふにゃふにゃになったごぼうを復活させる方法と、できるだけ長持ちさせるごぼうの上手な保存方法をご紹介します。
ごぼうがしなしなに柔らかい・・・まだ食べられる?
硬かったごぼうが柔らかくなったのは、ごぼうの水分が飛んだだけなので、食べることはできます。
ただ、しなしなになったごぼうは、あまり美味しくないですよね。
ごぼうは、地中で土の水分や養分を吸い取って大きくなります。
ごぼうは繊維質が豊富なのが特徴です。
このごぼうのしっかりとした繊維質が、水分を取り込み硬さを保っています。
また、ごぼうは他の根菜に比べても長持ちする野菜です。
しかし、一度地中から取り出して外気にさらして放置しておくと、徐々に水分が蒸発して劣化します。
ごぼうから水分が抜けると繊維質だけが残り、ふにゃふにゃになってしまうのです。
ごぼうがしなびると、柔らかくなったり細くなったりします。
ごぼうがしなしなになったときの復活方法とは?
しなしなになったごぼうは、水分が飛んだだけなので食べられるとわかったものの、このまま食べてもおいしくないですよね。
でも、大丈夫!
実は、しなしなのごぼうを復活させることができるんですよ~
しなしなのごぼうを復活させるには、まずは水を張った容器にごぼうを半日ほど漬け込みます。
ごぼうはもともと植物の根なので、水に浸けておくと、水分を吸って元に戻ろうとします。
水分を吸うと、またしっかりとした状態に近づくので、再びおいしく使うことができますよ!
あまりにも干からびてしまったごぼうを復活させるのは難しいですが、少ししなっとしたぐらいであれば、試す価値ありです!
ごぼうをしわしわにしないための上手な保存方法とは?
買ってきたごぼうをしわしわにせず、できるだけ元気な状態で保存するにはどうすれば良いでしょうか。
ごぼうの上手な保存方法は、乾燥させないことがポイントです。
ごぼうを常温、冷蔵、冷凍、天日干し、それぞれ上手に保存する方法をご紹介します。
ごぼうを常温で保存する
ごぼうを常温で保存する場合、冷暗な場所を選びます。
日が当たったり、時間によって高温になるような場所は避けましょう。
もしもごぼうに土が付いてたら、そのまま新聞紙で包んで保存しましょう。
土付きごぼうは、常温でも1ヶ月ほど保存することができます。
洗いごぼうは、常温だとあまり長く持たず、だいたい1週間程度が目安です。
ごぼうを冷蔵庫で保存する
温度が変わりやすい場所しかない場合、ごぼうは冷蔵庫に入れる方が保存には適しています。
ごぼうは、軽く水を含ませた新聞紙で包んで冷蔵庫に入れると、2ヶ月ほど保存できます。
冷蔵庫は乾燥しやすいため、ごぼうを乾燥させないように湿った新聞紙でガードしましょう。
冷蔵庫で保存している間は、時々新聞紙の湿り気具合をチェックして、もし新聞紙が乾いていたら、その都度、霧吹きをすると良いですよ。
常温保存、冷蔵保存のいずれの保存方法でも、生のごぼうを保存するときは、水洗いをせずに保存するようにしましょう。
ごぼうについた土を落としてしまうと、保存期限が1〜2週間とかなり短くなってしまいます。
ごぼうを冷凍保存する
ごぼうを冷凍保存する場合は、冷凍前にあらかじめ加熱することで、乾燥や霜が降りるのを防ぎます。
ごぼうは好みの大きさに切ってやや硬いぐらいに茹でます。
茹で上がったごぼうは冷まして、水気をしっかりふき取ります。
ラップの上にごぼうを平らにならべて包み、タッパーや冷凍保存バッグに入れて密封し、冷凍庫に入れます。
下茹でしたごぼうは、冷凍で約1ヶ月保存することができます。
冷凍したごぼうを調理するときは、解凍せずにそのまま使いましょう。
ごぼうを天日干しにして保存する
生のごぼうを乾燥するには乾燥が大敵ですが、逆にごぼうを完全に乾燥させて保存することもできます。
ごぼうはささがきにしてから、水に10分ほど浸けてアク抜きします。
水分をしっかり取ったら、ごぼうがカラカラになるまで3〜4日ほど天日に干し、しっかりと封ができる容器に入れます。
容器に乾燥剤を一緒に入れておくと、良い状態で保存できるので、1ヶ月ぐらいは余裕で保存できますよ。
乾燥ごぼうは、調理にもそのまま使えて便利です。
まとめ
ごぼうの水分が抜けてふにゃふにゃになってしまっても、水に半日ぐらい浸けておくことで、復活させることができます。
ごぼうを保存する際は、乾燥が大敵!
ごぼうは洗わず、土付きごぼうは土がついたままのほうが日持ちします。
冷蔵庫で保存する場合は、少しぬらした新聞紙で包むと、乾燥を防いで長持ちしますよ。