友人がお土産に買ってきてくれたチーズが、開封したばかりなのになんとなく苦い気がするんです。
賞味期限はまだ先なので、まさか腐っているということではないと思うんですが…
苦味を感じるチーズを食べても大丈夫なんでしょうか?
チーズに苦味を感じる理由と、腐ったチーズの見分け方、苦味を感じるチーズをおいしく食べるアイデアについてご紹介します。
チーズが苦いのは腐ってるから?なぜ新しいチーズでも苦いのか?
チーズに苦味を感じるのは、チーズが腐っているせいとは限りません。
チーズを食べると苦味を感じる人は、意外と少なくないんですね。
私の母は、購入してすぐのチーズを切ったのに「苦い」と言います。
私の場合は、海外滞在で連日チーズを食べていたら消化不良を起こしてしまい、帰国後、納豆を食べたら治った経験があります。
後から聞いた話では、同じ発酵食品でもチーズと納豆では発酵する菌の種類が違うので、チーズより納豆のほうが日本人の体には適しているそうです。
ですから、チーズを食べて苦かったり、あまり美味しくないと感じるのは、ある意味体質やアレルギーのせいなんですね。
つまり、たとえ新しいチーズでも苦味を感じるのは、他の人には良くても自分は受け付けられないというシグナルなんです。
古漬けの白菜が酸っぱい、納豆は苦く感じるから好きじゃない、というのと同じことです。
なので、苦味を堪えて無理して食べてもなんら良いことは起きません。
また、本当に腐っている場合の苦味に関してはもう論外ですね。。食べてはいけない食品です。
発酵している食べ物と腐った食べ物を食べるのとでは、まったく違う反応が出ますので、注意が必要です。
チーズが苦い…食べても大丈夫かどうか見分け方は?
同じチーズでも「プロセスチーズ」と呼ばれる種類は、すでに加熱加工されて発酵が止まっています。
そのため、プロセスチーズが腐ると、匂いがキツくなったりカビが生えることもあるので、食べてよいかの見分けがつきやすいです。
一方、加熱加工していないナチュラルチーズは、ずっと発酵が続くチーズなので、特にゴルゴンゾーラが代表の青カビチーズなどは見分けがつきにくいんですよね。
ナチュラルチーズが腐っているときの特徴は、
・アンモニア臭がする
・表面がヌルヌルする
・食べると舌が痺れる
です。
苦味を感じるとともにこれらの特徴があれば、チーズは腐っていると判断できます。
ちなみに、チーズの一部分だけ腐っているので傷んだ部分を切って食べようと思うかもしれませんが、雑菌がどこまで侵入しているかは見分けられません。
なので、チーズの一部にでも上記のような状態であれば、無理して食べない方が安全です。
チーズが苦いときのおいしい食べ方は?
チーズが苦いと感じるのは、体質による反応か腐っているかのいずれかとご紹介しました。
どちらにせよ苦味を感じる以上、食べても美味しく感じられないので、無理して食べる必要はないです。
特に、腐っている場合は絶対食べちゃダメですが・・・。
でも、チーズはまだ腐っていないので、どうしてももったいなくて捨てられないと感じるなら、チーズの苦味を感じにくいアレンジをしてチーズを消費しましょう。
チーズの苦味を感じにくい食べ方を紹介しますね。
チーズをすり下ろしてシチューに入れる
チーズを少々すり下ろして、クリームシチューやカレー、ビーフシチューに入れてみましょう。
シチューやカレー自体にしっかり味がついているので苦味は感じにくく、チーズを入れるとコクが出ておいしくなります。
少しチーズを入れてみて苦味を感じなければ、問題なく食べられますよ。
チーズを焼いて食べる
クセのあるチーズでも、火を通すと味に丸みが出て食べやすくなります。
テフロン加工したフライパンにチーズを落として、弱火で溶かしてみましょう。
パリパリに焼けばチーズ煎餅になります。
スナック菓子感覚で食べられますよ。
また、チーズにワインを少々振って混ぜ、とろりとしたものをトーストしたフランスパンに乗せれば、手軽なおつまみになります。
細かく刻んだチーズをパンに乗せて、オーブントースターで焼いてチーズトーストにするのもおすすめです。
香りが気になる場合は、ケチャップや胡椒を振ります。
これらのアレンジを試してもチーズが苦いと感じるなら、体質的にそのチーズが合わないので、無理せず食べるのは控えてくださいね。
まとめ
チーズが苦いと感じるのは、腐っていること以外に体質が合わないことが原因です。
苦味を感じるということは、体が拒否反応をしてしているとも考えられるので、無理して食べるのはおすすめしません。
もちろん、腐ったせいでチーズが苦い場合は、絶対に食べないでくださいね。
チーズが腐っているときは、アンモニアのようなにおいがしたり、表面がヌルヌルしたり、カビが生えたりします。