おからパウダー、粉豆腐、大豆粉は、どれも大豆が主な原料だということは想像つきますが、何が違うんでしょうか?
家にはおからパウダーがありますが、粉豆腐や大豆粉の代わりに料理に使うことはできるのでしょうか?
おからパウダー、粉豆腐、大豆粉の違いと特徴、それぞれ代用することができるかご紹介します!
おからパウダー 粉豆腐 大豆粉の違いは作り方にあり
おからパウダー、粉豆腐、大豆粉は、どれも大豆が原材料です。
ではどこに違いがあるかといえば、ズバリ作り方です。
おからパウダーは、簡単に言うと「乾燥したおから」です。
出来上がったおからを乾燥させて、さらに粉末状にしたものです。
粉豆腐は、高野豆腐や凍豆腐を粉砕したものです。
大豆粉は、浅煎りした大豆を粉末状にした「きなこ」に類似したものです。
つまり、大豆そのものを使って作るか、乾燥豆腐やおからといった加工品を粉末にして作るか、作り方による違いというわけなんですね。
おからパウダー 粉豆腐 大豆粉 成分は同じ?
おからパウダー、粉豆腐、大豆粉は、作り方が違うことはわかりましたが、栄養成分にも違いがあります。
大豆を豆腐とおからに加工すると、大豆全体に含まれる成分は、豆腐とおからそれぞれに配分されます。
ですから、おからパウダー、粉豆腐、大豆粉では、栄養成分も異なるのです。
大豆粉の原材料は大豆そのものなので、3つの中では最もカロリーとタンパク質が高い栄養食品と言えます。
大豆粉は、動物性タンパク質の製品に比べて脂質も低いので、滋養補給や体力作りに適しています。
粉豆腐は、栄養を凝縮した高野豆腐から作られるので、3つの中では最も含まれる成分の種類が多いのが特徴です。
カルシウム、鉄分、イソフラボン、ビタミンやミネラルが豊富です。
中でもレジスタントプロテインという脂肪の吸収を防ぐといわれる、良質なタンパク質を含んでいます。
おからパウダーの原材料はおからなので、栄養分を豆腐に搾取された分、脂肪もタンパク質量も少ないですが、食物繊維がダントツに多いです。
おからパウダーがダイエットに人気なのも納得できますね!
おからパウダー 粉豆腐 大豆粉の値段はどれぐらい違うの?
おからパウダー、粉豆腐、大豆粉は同じ大豆製品ですが、作り方が違っていて、栄養成分にも違いがあることがわかりました。
では、おからパウダー、粉豆腐、大豆粉の値段に差はあるのでしょうか。
大豆そのものを焙煎する大豆粉は、3つの中では一番値段が安く、比較的手に入りやすいです。
おからパウダーは、豆腐を製造すれば、その数倍の量のおからを製品化できます。
おからそのものの価格自体がかなり安いので、おからから作るおからパウダーも、リーズナブルです。
そして粉豆腐は、3つの中では、一番製品加工に時間と手間がかかるうえ、製品化される量はおからパウダーより少ないです。
これらの理由から、値段は
大豆粉 < おからパウダー < 粉豆腐
と、粉豆腐が一番高くなります。
粉豆腐 おからパウダー 大豆粉はお互いに代用できる?
おからパウダー、粉豆腐、大豆粉は、もともとは大豆からできているので、それぞれで代用することは可能です。
クッキーや揚げ物の衣や煮物のとろみなど、小麦粉や片栗粉の代用として使ったり、ダイエット食のたんぱく源の役割でも使えますよね。
ただし、おからパウダーや粉豆腐では、大豆粉ほどのタンパク質やカロリーが摂れません。
逆に、大豆粉やおからパウダーでは、粉豆腐ほどの栄養補給ができません。
また、おからパウダーを食べ続けると食物繊維を摂り過ぎて、お腹を壊すことがあります。
それぞれの特徴や注意点があるので、ダイエット目的や特定の栄養分の補給目的で使う場合は、考えて使ったほうがいいですね。
ざっくりいえば
・食物繊維を多く摂りたい&ダイエット → おからパウダー
・いろいろな種類の栄養を摂りたい → 粉豆腐
と使い分けると良いですね!
ちなみに私は、食物繊維補給とダイエットを意識して、おからパウダーを摂るようにしています。
おからパウダーは、ヨーグルトにそのままかけて食べられるので、手軽なところも気に入っています。
↓こちらは私がいつも買っているおからパウダーです。
きめが細かいのでサラサラしていて、ヨーグルトに溶けやすいところが気に入っています。
国産大豆100%で、国内製造なので安心です。
が、このおからパウダー、かなり人気のようで結構売り切れていることが多いです(^_^;
↓売り切れのときは、同じショップのこちらのおからパウダーがおすすめ
こちらは、アメリカ、カナダ産大豆使用というのが「国産おからパウダー」との違いです。
どちらもキメが細かいので、正直ほとんど違いは感じませんが(笑)
まとめ
おからパウダー、粉豆腐、大豆粉の大きな違いは、作り方です。
もとは大豆ですが、作り方の違いにより、栄養成分にも違いが出ます。
それぞれを代用することはできますが、栄養成分やカロリーなどの違いがあるので、目的に応じて使い分けるといいですね!