ケーキやタルトを作ったとき、表面をツヤツヤにするために塗るナパージュ。
ナパージュが塗られているとプロっぽい仕上がりになるし、乾燥を防ぐ効果もあります。
でも、わざわざ1回のお菓子作りのために、ナパージュ液を買うのはもったいないですよね。
そこで、家にあるもので、ナパージュの代用品になるものを徹底検証!
ナパージュの代用には、はちみつ、ジャム、ゼラチン、寒天、アガー、水飴、ゼリーのどれが使えるのか、また、ナパージュを塗るときの刷毛(ハケ)がないときに代わりに使えるものも紹介します!
ナパージュの代用にはちみつは使える?どうやって使う?
まずは、はちみつ!
ゴールドの光沢が美しいハチミツは、ナパージュの代用に適しています。
ただ、はちみつは、甘さが砂糖の3倍というぐらいとても甘いです。
さらに、はちみつをそのまま塗ると少し固いので、お湯を加えて薄めて使いましょう。
はちみつは時間が経っても固まらないので、薄めすぎないように加減しながらお湯を加えてください。
柔らかすぎると仕上がりが水っぽくなるので、ナパージュよりやや固めかなと思うぐらいがちょうどいいです。
また、はちみつが温かいままだとフルーツが傷むので、お湯で薄めたはちみつの粗熱をしっかり取った後に塗ってくださいね。
ナパージュの代用にジャムは使える?どうやって使う?
続いては、ジャム。
ペクチンで固まるジャムもナパージュの代用に使えます。
ナパージュの代わりによく使われるのは、あんずジャムですが、ナパージュをしたいフルーツと同じ種類のジャムを使うと見栄えがいいです。
ナパージュしたいフルーツと別の種類のジャムを使う場合、薄い色のりんごジャムであれば、仕上がりの色が気になりにくいですよ。
色が濃いめのジャムは、ベリー系や濃い色のフルーツに使うといいですね。
ジャムに入っている果肉が大きい場合は、水をジャムの半量ぐらい加えて、ブレンダーで潰してから濾すと、サラッとして塗りやすくなります。
ナパージュの代用にゼラチンは使える?どうやって使う?
ゼラチンは透明なので、フルーツそのものの色が際立ちますし、仕上がりがナパージュにとても似ています。
ゼラチンをナパージュの代わりに使うには、まずは粉ゼラチン5gを水(大さじ2)でふやかしておきます。
鍋に水(1/4カップ)と砂糖10gを入れて一度沸騰させたら、火を止めて、ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜて溶かします。
砂糖の量は好みで加減してください。
フルーツの味を生かすのであれば、砂糖は少なめがいいと思います。
粗熱を取ってナパージュの代用として使いますが、ゼラチンは冷えると固まるので塗りにくくなります。
冷蔵庫には入れず、常温で様子を見ながら冷ますようにしてくださいね。
ナパージュの代用に寒天は使える?どうやって使う?
ナパージュの代用として、寒天も使えます。
鍋に水(1/2カップ)と粉寒天1gを入れて沸騰させます。
沸騰したら砂糖大さじ2を加えて溶かし、再度沸騰したら火を止めます。
粗熱をよく取ってから、ナパージュ代わりに使います。
寒天は冷えて固まると白く濁りますが、ツヤよく仕上がりますよ。
ナパージュの代用にアガーは使える?どうやって使う?
アガーも透明度が高いので、ナパージュの代わりに使うとフルーツが映えます。
アガー5gに砂糖10gを加えてよく混ぜます。
そこへ熱湯40mlを加えて混ぜるだけで、できあがり!
めちゃくちゃ簡単です(笑)
粗熱が取れたら、フルーツに塗ってくださいね。
ナパージュの代用にゼリーは使える?どうやって使う?
なんと、ゼリーも使えますよ!
フルーツゼリーは色付きですが、ナパージュそっくりに仕上がります。
ゼリーをレンジで20~30秒程度チンして、溶かすだけです。超簡単!
ただし、80℃以上に加熱すると後で固まらなくなるので、温め過ぎには注意してくださいね。
ナパージュの代用として使うなら、色の薄いゼリー(例えばアップルゼリー)が、フルーツの色を邪魔しないのでおすすめですよ。
ナパージュの代用に水飴は使える?どうやって使う?
水飴もナパージュの代用として使えます。
ただしはちみつ同様、塗るにはだいぶ固いので、お湯で塗りやすい濃度に薄めます。
お湯で薄めた水飴の粗熱を取ったら、フルーツに塗ります。
水飴は透明なので、キラキラときれいに仕上がりますよ。
また、水飴自体に甘味があるので、柑橘系など少し酸味のあるフルーツに使うと美味しいです。
ただし、水飴が冷えると硬くなるので、ゼリーなどのようなつるんとした食感ではなく、飴が固まった感じのやや硬い食感になります。
ナパージュするときの刷毛がない!代用するならコレ!
たまにしかお菓子作りをしない我が家は、お菓子用の刷毛がありません(笑)
ナパージュするときに使う刷毛も、もちろんありません。
ナパージュするときの刷毛の代わりに使っているのは、スプーンです。
まぁ、誰でも思いつきますが、、
無印良品のシリコン製のジャムスプーンは、普通のスプーンよりも塗りやすいですよ。
でも、フルーツをトッピングしてからナパージュ液を塗るのは、やはりスプーンではやりにくいですね。
そんな時は、逆転の発想!
トッピングしたいフルーツをひとつずつ、ナパージュ液にくぐらせてからケーキやタルトに飾るのです。
いちごやブルーベリーなどは、果肉が硬いのでこの方法はなかなか使えますよ。
桃やメロンなど、果肉がやわらかいフルーツの場合は、トッピングしてから塗った方がいいかもしれません。
もし未使用の絵筆があれば使ってもいいですが、毛が抜けやすいので注意してくださいね。
まとめ
ナパージュの代用として使えるものをご紹介しました。
はちみつ、ジャム、ゼラチン、寒天、アガー、水飴、ゼリー、どれもナパージュの代用として使うことができます。
手軽なのは、ジャム、水飴、ゼリーです。
プロっぽく見せるなら、ゼラチンを使うのがおすすめですね。
でもやっぱり本格的なナパージュがいい!という場合は、こちらがおすすめです。
丸菱 非加熱ナパージュ クリスタルヴェール
そのまま混ぜるだけですぐに使えて便利だし、小分けして冷凍保存もできます。
保存料も無添加なので安心です。